自衛隊からストレッチトレーナーとしてのキャリアの作り方(no.38)
プロフィール
松田 礼央さん
現職:株式会社nobitel 「Dr.stretch」コアバランスストレッチトレーナー
自衛隊在職時最終役職:航空自衛隊空士長
経歴
ーー本日はお忙しい中、退職予定自衛官、元自衛官のキャリアを考えるインタビューにご対応いただきありがとうございます。まず、松田さんの経歴を教えていただけますか。
松田さん:2018年に高校を卒業し、航空自衛隊へ入隊しました。3年間、北九州にある築城基地の補給科で勤務し、空士長まで昇進しましたが、今後のキャリアを色々と考え、任期満了に伴って退職しました。
その後、1社経て、自分が好きなスポーツに近い仕事がしたいと就職先探しをしていた際に、株式会社nobitelを見つけて、応募。
採用してもらい、トレーナー研修を経て、今は福岡県のイオンモール福岡でコアバランスストレッチトレーナーとして、働いています。
ーー高校卒業後に自衛官になったんですね。自衛隊を目指した理由を教えてもらえますか?
松田さん:一番大きいのは、両親が自衛官だったことです。当時は自衛隊官舎に住んでいたことで、まわりも自衛官を目指す友人が多く、僕も自然と自衛官を目指すようになりました。
また、幼いころから、野球、バスケットボール、弓道と多くのスポーツを経験していました。そうしたスポーツが身近にある環境で、常に有事に備えて、トレーニングや体力を備えておくことも、仕事の一つという環境が自分に合っていると感じ、入隊しました。
自衛隊経験、スポーツ経験を活かした仕事がしたいとnobitelへ入社
ーー自衛官として、3年間任期満了で除隊した訳ですが、空曹は目指さなかったのでしょうか?
松田さん:そうした考えも、もちろんありました。とくに自分の部隊は、非常に働きやすかったですし、公務員なので、待遇や休日もしっかりありますからね。
ただ、働きやすい反面、自分から考えて仕事をこなすことが少ないんです。与えられた仕事を実直に、間違えなくこなすことは任務にとって大事ですが、毎日同じことの繰り返しになってしまうことが、成長が望みにくいのではと、将来に不安を覚え、民間企業へ行くことを考えました。
ーーなるほど、そこで、民間企業へ転職されたんですね。どのような軸で転職先を選んだのでしょうか?
松田さん:そうですね。公務員なので、仕事自体無くなることはないし、安定はしていますが、もっと自分の好きなことで、成長できる仕事がしたいと思いました。
そこで、スポーツや運動が好きだったため、それらに関係した仕事をしたいと思いました。そうした軸で探していたところ、スポーツ経験者募集というnobitelの求人広告を見て、即応募しました。
面接では、スポーツ経験も評価してもらいましたが、非常に盛り上がったのは自衛隊での経験です。
面接時には自衛隊で、やってきたことを興味深く聞いてもらい、空士長として、自衛隊で培ってきた、実直さや仕事に直向きに取り組んできたこと、そして、挨拶や立ち振る舞い等を評価してもらいました。
自衛隊では当たり前だと思ってやってきたことが、面接でこんなに評価してもらえることがすごく嬉しかったことを覚えています。
専門的なストレッチや体の構造の知識もしっかりとした研修で習得
ーー無事採用されて、現在、ストレッチトレーナーとして活躍されていますが、未経験から専門的なストレッチトレーナーになるのは、大変でなかったですか?
松田さん:nobitelでは、未経験からでもストレッチトレーナーになれるように、約2ヶ月かけて非常に丁寧に研修をしてくれます。ただし、いろいろなニーズに合わせたストレッチをする必要があるため、覚えることや習得することは多いです。
具体的には、サービス名が「Dr.stretch」とあるくらいですので、ストレッチ技術から解剖学まで実践をふまえて、何十もあるストレッチ方法を学びます。
スポーツ専門学校で学ぶことを、2〜3ヶ月の研修で覚えるため簡単ではありません。
ただ、実際に今現場に出てみて思うのは、自信をもってお客様に対応できたのは、最初にしっかりと知識から接客まで教えてもらえたからだと思います。
実際に現場に出ると、さまざまなお客様がいらっしゃいます。体の痛みを減らしたい、運動のパフォーマンスをあげたい等、お客様ごとに解決したいことは違います。
そのため、覚えることは多いですが、お客様一人ひとりのお体の課題を、しっかり解決できるための研修と思うと、辛くは無いですね。
ーー研修がしっかりしていることは安心ですね。ストレッチの知識を、非常に専門的に勉強して、効果的な体の改善に繋げているんですね。すでに現場で活躍されていますが、どのような雰囲気でしょうか?
松田さん:研修所は、大阪、東京にあり、そこの最終テストに合格してから、現場に出ます。
僕は地元が九州でしたので、福岡の配属になりました。店舗は商業施設に入っているため、老若男女さまざまなお客様がいらっしゃるので、非常に良い経験になっています。また、僕含めて、店長や他のメンバーも若くて、社内の雰囲気がすごく良いです。
研修中トレーナーや社内の人もそうですが、なんでこんなにいい人が多いのか不思議なくらいです。おそらく、運動系や体育会系を経験している人が多いので、人を大事にすることが、会社の文化として定着しているんじゃないかと思っています。
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コアバランスストレッチトレーナーとして、人の役に立てて、お客様から感謝してもらえるやりがい
ーー人間関係のストレスが無いのはいいですね。今のお仕事のやりがいと今後のキャリアアップを教えてもらえますか?
松田さん:やりがいは、人のためになって、直接感謝してもらえることですね。
僕が担当させてもらったお客様に、小学校6年でソフトボールをやっている方がいらっしゃいました。お父様と共に来店されたのですが、話を聞くと今週ソフトボール大会の決勝があるとのこと。
試合前にコンディションを高めたいとのことで、入念にストレッチをしました。
僕自身も野球経験があったので、バッティングのために必要な筋肉やその筋肉を最大限に活かすためのストレッチを行いました。
その日は、すごく体が調子が良いと帰って行かれたんですが、翌週、家族みんなでお店に足を運んでくれ、「お陰さまでホームランが打てました!しかも3本!」とわざわざ直接お礼に来てくれました。
本人の喜ぶ姿もそうですが、お父様が非常に熱い方で、喜んでもらえ、役に立てたんだなとやりがいを感じました。
僕の野球経験と会社で学んだ専門的なストレッチ方法がこうして結果として、人の役に立って感謝してもらえることは本当に嬉しいです。
また、仕事自体のやりがい以外にも、お店では、朝礼の時に当番制でテーマを決めて、スタッフの前で発表したり、みんなで考えて、作業するようなワークも行ったりしています。
自衛隊時代に無かった、自分が主体となって、ワークを考えたり、チームをまとめるようなタスクや、日々のストレッチスキルの向上、集客の仕方や、コミュニケーションを高めることなど、同じ一日が無いくらい、充実しており、それと共に成長を感じています。
ーー自衛隊の時の誰かの役に立ちたいという気持ちを、そのままnobitelでは活かせる訳ですね。
松田さん:そうですね。人の役に立ち、感謝もしてもらえるのは、嬉しいですね。
あと、自衛隊の経歴も活かせるんです。
ストレッチしていると、お客様から、昔は何していたんですか?って聞かれることがよくあるんですが、この仕事をしていると「元自衛官です!」って胸を張って言えます。
地域柄か、自衛隊が好きなお客様もいますし、自衛隊の時の話も弾んで、「元自衛隊さん!」ってリピートでお店へ来てくれたりもします。
今後のキャリアは、まず、ストレッチトレーナーとして、実績を積みつつ、店長、エリアマネージャーもしくは、育成トレーナーとしてキャリアを積み上げて行きたいと思っています。
自衛隊のキャリアは民間企業で十分活かせます!
ーーお客様の松田さんファンにも繋がりそうですね!最後に、これから転職や再就職を考えている自衛官に応援のメッセージをいただけますか?
松田さん:僕もそうでしたが、自衛隊から民間企業へチャレンジすることは怖いです。自衛隊内で、民間企業の情報を得ること自体が難しいですし、民間で働いた経験のある人も少ないですよね。
そのため、どうしても、「自衛隊は、潰しは効かない」や「そんな考えじゃ外(民間)で通用しない」という先輩・上司の言葉も鵜呑みにしがちです。
ただ、僕はこうして民間企業へ行くことで、より自分のしたいことができていますし、期待してくれる人や仕事もあります。
なので、
と伝えたいです。
そして、民間企業へ行っても、自衛隊でやってきたことや、やってこれた自分に誇りを持っていいと思いますし、自衛隊でやってきたことも活かせます。
例えば、整理整頓や挨拶だって、自衛隊では当たり前ですが、民間企業へ行って思うのは、それも当たり前にできることじゃないです。
自衛隊では当たり前にしてきていたことも、外では評価されることもあるので、自分がやりたいことをしていくと良いと思います。
ーー貴重なアドバイスありがとうございました。ここから、松田さんの上司の佐藤龍平さんを交えて、Dr.stretchで働くことについてお話を伺いたいと思います。まず、佐藤さんからみた元自衛官の松田さんの良さを教えてもらえますか?
佐藤さん:よろしくお願いします。そうですね。まず、礼儀正しく、お客様に対して、普段から笑顔で接してくれることですね。
こうしたことは、なかなか教えてできることではなく、普段から自分がどのように見られているかを意識していることで出来るのではないかと思っています。
松田さんの自衛隊時代は知らないものの、こうした礼儀やコミュニケーションスキルは、自衛官であったことで身についていったのではないかなと感じています。
ーーなるほど。自衛隊では上下関係はかなり厳しいため、そうした基礎は身につきますね。
佐藤さん:また、自分から主体的に動いて、社内のスタッフへ積極的に働きかける姿勢が素晴らしいと感じています。
例えば、ストレッチもスキルだけでなく、お客様に対して体やストレッチの最新情報をお伝えする必要があります。
会社からの情報だけでなく、主体的に情報収集をして、学ぶ必要がありますが、松田さんは、スタッフの中でも一番、そうした情報収集や共有をしてくれます。
松田さん:空士長という立場でも、業務の効率化のために、自衛隊時代も自分から進んで、上司により良いやり方とかは提案するようにしていました。
自衛隊キャリアを活かせる、nobitelへ応募してきてください!
ーーnobitelで働くことの楽しさを教えてもらえますか?向いている人も教えてもらえますか?
松田さん:従業員が若いので、堅苦しくないコミュニケーションが取りやすいです。自分たちで店舗を盛り上げようと意識しているので、部活に近い感覚で仕事を楽しんでしていますね。
また、良い意味で、仕事の内容が固定されていないので、自分で考えて、試してみるような、現場の裁量をもって働けることも、仕事の楽しさの一つじゃ無いかと思います。
佐藤さん:僕からは向いている方をお伝えします。トレーナーには、明るく元気な人やコミュニケーションが好きな人が向いているかなと思います。
スポーツ経験者が多いため、結果として、スポーツをしていた人や団体で活動していた人たちがそうした素養を持っているケースが多いように感じます。
なので、自衛隊を経験された方達には、親和性の高い仕事じゃないかと思っていますので、是非、応募してきてほしいです。
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募集要項
募集職種 コアバランスストレッチトレーナー
月給 221,400円 【基本給176,700円+固定残業代(35時間分)44,700円】
※関東のみ 226,700円 【基本給181,000円+固定残業代(35時間分)45,700円】勤務地 関東(東京/神奈川/埼玉)、関西(大阪/京都/兵庫)、中部(愛知)、九州(福岡)
勤務時間 9:20~23:20の間でシフト制
待遇
試用期間なし、インセンティブ制度あり、残業手当、家族手当(10,000円)、子供手当(1人につき5,000円)、資格手当(柔道整復師/鍼灸師/理学療法士/アスレティックトレーナー…10,000円)、交通費一部支給(上限20,000円)、制服貸与、社会保険完備、健康診断制度
結婚お祝い制度、社内通貨制度、社割制度(ストレッチ、リゾートホテル宿泊、サプリメントetc.)、国内外FA制度(他事業部への異動や海外子会社への異動実績あり)、社内部活動(野球、サッカー、テニス、バスケ、卓球etc.)、褒賞旅行(ハワイ、グアム、タイ、フィリピンなど)、管理者向け研修、海外研修制度休日・休暇
完全週休2日、年次有給休暇、特別慶弔休暇、産前産後休暇、育児休業、生理休暇、介護休業、子の看護休暇、介護休暇、公傷休暇
会社情報
企業名 株式会社nobitel
本社住所 東京都新宿区大京町22-1 グランファースト新宿御苑2階
資本金 9億7739万4595円
設立年 1993/10/01
従業員数 1308名(アルバイト含む)
売上(年度) 53億円(2019年)、59億円(2020年)
どのような事業をおこなっているのか
Healthcare×Sports×IT
業界最大手ストレッチ専門店「Dr.stretch」をはじめとしたヘルスケア&スポーツのサービスを世界4カ国で、約200店舗を展開しています。
リアルサービスだけでなく、社内でIT構築の機能を持ちより多くの人へ健康を提供できるよう事業を拡大しています。
各サービスを通して、若々しく健康であるための習慣に革命を起こし、人の未来を大きくしていきます。
◎日本・海外で200店舗展開:ストレッチ専門店「Dr.stretch」 (海外は、日本・シンガポール・台湾・中国で展開中)
◎日本最大級:テニス情報サイト「tennis365.net」
◎メディア掲載多数:奄美大島リゾートホテル「THE SCENE」
すべてのサービスが人が作用するサービスとなっています。 そのため、人の成長が会社の成長に大きく影響します。なぜやるのか
「人の未来を大きくする」という理念に基づき、 健康を通じ関わる人すべての人生を豊かにすることを目指しています。
人生100年時代と言われている昨今。ただ寿命を延ばすのではなく 健康的に生活できる寿命を延ばす。
拡大し続ける健康産業でイノベーションを起こせるよう 今ある世の中の健康ブームや習慣をほんの少し変える。
世界中の人たちから必要とされるオンリーワンの企業を目指しています。今後どのように事業を展開していくのか
創業時から掲げてきた「健康を通し多くの人の未来を大きくする」という理念を継承し、2021年8月から「nobitel(ノビテル)」へ社名変更しました。
新社名には、お客様と共に成長する、DXの推進によって顧客体験の価値向上を目指すという意味が込められています。
これからもストレッチ業界のリーディングカンパニーとして生活者の問題解決に取り組んでいきます。
具体的には、食事管理機能アプリを提供する企業とAIによるサイズ測定アプリを提供する企業と業務提携をしたことで、健康管理を一括でできるようにしたり、店舗と連動したヘルスケアアプリを開発し、身体のケアからスポーツからトレーニングまでワンストップで利便性の高いサービスを実現することを進めています。
また、公式オンラインショップと各店舗での販売も開始したり、トラベル事業で、従来の観光から「健康」や「ウェルネス」そして「スポーツ」をテーマに新しい旅行のスタイルを提案、実現していきます。
さらには、海外へも積極的に展開を考えています。現在、台湾、上海、北京、シンガポールへ出店していますが、その他の地域も進めています。
また、テクノロジーも積極的に活用していきます。例えば将来、IoT等を用いて家が健康のアドバイスをするような時代がいずれきます。
その時、弊社が指名されるようなデータを持っている会社を目指す。一緒に組みたいと思われる企業づくりをしていきます。
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