何だかすごく嫌な夢を見ました。絶対に例の滋賀医大学生による性暴力事件の二審逆転無罪判決のせいだと思います。
日本にいた頃から、カナダに移住してからも数年の間は、同じような悪夢を繰り返し見ていました。細かい部分は異なりますが、いつも『助けて欲しいのに声が出ない』か『助けを読んでいるのに、周りの人には聞こえていない』という夢でした。
この無罪判決、吐き気がするというという表現は上品すぎて物足りない程で、胸糞悪いというか、暴動を起こしたいというか、裁判官の認識と見解が其れなら今の『普通』の認識はどこにあるんだと寒気がしてきたりとか…とにかく闇深い件だと思うのと同時に、被害者さんは大丈夫だろうかとか思います。
それと同時に SNSでの関連コメントを見ていて、無罪判決を否定するコメントがあって安心したというか、随分と議論されるようになったなぁという印象も受けました。以前だったら、もっとタブー視されて『我関せず』『被害者を非難して、自分の安全性を確保する』という傾向の反応の方が多かったように思うからです。
この件、出来たら最高裁まで行って欲しい。最高裁でも無罪判決になったら、日本で女性の(ひいては弱者の)人権は司法的に殺されたと言っても等しいのではなかろうかと思うのですが。そうなった場合、どうやって人と関わっていけるのか。
でも長く裁判と係るのは並み大抵の負担では無いでしょうし、被害者さんが一番いいと思う方向に舵をきればいいと思います。