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北米獣医師免許試験・備忘録112、 PSAについて

PSAは2017年から導入された、カナダ側からエントリーした受験者にのみ適応される試験です。(そのため、試験を避けるためアメリカ側からエントリーしている人もいました)。

正式名称は Preliminary Surgical Assessment for the CPE と言い、受験者の外科手術技術を試験するものです。大雑把に説明すると、手術準備と手術中の無菌操作が出来ているか否か、腹壁・皮下組織・皮膚縫合がきちんと出来るかが焦点となります。細かい規定はカナダ獣医師会のサイトにマニュアルがありますので、そちらを参考にしてください。

試験会場ですが、私の知る限りプリンスエドワードアイランド(PEI)とサスカトゥーン(Saskatoon)で実施歴があります。2017年にこの試験を受験した方から「PEIは試験官が理不尽な判断をするから勧められない(理由説明してもらいました。確かに理不尽でした)、Saskatoon の方が試験官が公平だし親切だった」という話を聞き、こちらの都合もあって4月のPEIでの試験は見送り、6月のSaskatoonでの試験オファーがあった段階で最終申込をしたという次第です。

この試験申込も今までの筆記とかなり異なりました。最初に試験費用(CAD 1,000 + tax)を送金、試験待ちリストに名前を登録します。試験の日程が決まると、リストに載っている受験者に連絡があり、参加の可不可を問われます。受験者数には限りがあるので、参加可能と返答した受験者の、試験待ちリスト上位者から席を割り当てていくという仕組みになっています。

今回の Saskatoon 試験受験者は現在22名。最大受験者数は24名なので、これから追加で誰かが加わるかもしれませんし、キャンセルが出るかもしれません。

実地試験の嫌なところは、1.自分が試験待ちリストの何番目にいるかがわからない、2.PSAは試験の日程発表から試験までの期間が短い(現在最長1.5ヶ月、最短2週間)、3.費用を全額先払いしなければならない(試験が何時・どこで行われるか未定の状態で、です)等でしょうか。

現在、職場と休暇日程の調整中で、それが終了次第 Saskatoon 行きの飛行機と宿を手配しようと思っています。

2019/05/20

懐かしい…これ、私が試験登録した時にはなかったんです。でも CPE で Surgery 不合格者があまりに多いという事態から導入されたそうで。

私が受験した時は、献体された犬を用いての試験でしたが、そのうち模型にする予定と言っていました。Nat-vet さんの時はどうだったのかな?また彼女の no+e を覗いてみてください。

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