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北米獣医師免許試験・備忘録43、BCSE試験二回目

当日ですが、結局5時間近くを試験会場で過ごしました。

今回は二度目なのであまり緊張もせず、ロッカーに靴と靴下を突っ込み裸足で試験会場に入室しました。おかげで椅子の上で胡坐がかけて楽でした…前回は冬用ブーツを脱ぐことも出来ず(脱ぐには退出しなければならないので)、失敗した!と思ったのです。

試験会場到着時間:8:35
試験会場入出時間:9:10
試験会場退室時間:1:25

試験時間は今回もギリギリ。225問を解いたところで、残り時間は約90秒。それでも理解力は上がっていたようで、試験内容を少し覚えてきました。幾つかの問題は前回と全く一緒。Zukureview のBCSE対策では問題になっていないポイントもありました。その内容です。

魚に関する問題が3つ。全部カンで選びましたが、水槽の水質検査についてとある病気の診断法について問われたのは覚えています

動物の胎盤に関する問題が2問。前回も同様の問題が1問あったのを覚えています。これは Zukureview ではカバーされていないので、自分で確認する必要があります。

sensitivity(敏感性)とspecificity(特異性)の問題は1問。Zukureview の例題がほぼそのまま出題されていました。

免疫タイプI~IV型に関する問題が2問

尿崩症の診断、water deprivation test については尿比重の数値を覚えておかないと答えられない!

眼房水圧の正常値が幾つかを問う問題がありました

アシドーシス、アルカローシスは問題の様式を変えて3~4問出ていたと思います

内分泌系(甲状腺・副腎皮質 機能亢進&低下症)は全部で6問くらいでした。

アメリカで州をまたいで牛を輸送する場合に係る機関・団体についての問題がありました…もちろん答えは知りません(苦笑)

局部麻酔の問題が3~4問でていました。特に注射部位についての内容でした。

外科手術のアプローチについての問題が…全部でいくつになるのか…避妊手術の問題がとにかく多かったです。血管を何本結紮するのか?何だか膜(?)を引っ張るのは何故か?とか。フェレットの副腎皮質除去というのは右(左?)側でより注意が必要になるが、その理由は?というのも聞かれて、やっぱりカンで答えました。犬の肘関節に尾側側からアプローチをかけた場合、どの筋肉に遭遇するか?開腹手術をした場合に最も気を付けて縫合しなければならない組織はどれか?それに用いる縫合針は?膀胱結紮をするのに使える縫合糸はどれか?


以下、覚えている問題列挙します

- インコのCnemidocoptes pilae病 ― 写真が出てきて原因を問う問題
- Phenylbutazonen の馬使用時の副作用について(たぶん、間違えた)
- Acepromazine の馬使用時に、その馬のペニスが突出する副作用があることを問う問題
- Mast cell tumor について1問。内容詳細は記憶なし(涙)
- 超音波検査のアーチファクト、多重反響に関する問題1問
- レントゲン検査の肺病巣について2問
- 貧血時の赤血球の変化について1問(Wright's stainについても含めると2問以上)
- 馬の心電図、二極で行う場合の極の位置について1問(これ、選択肢4つのうち2つが全く同じ内容だったので、カウントされないかもしれない)
- Laryngeal Hemiplagia の外科的治療法について1問
- 12脳神経についての問題4問ほど
- 前十字靭帯断裂について2問、かなり細かいところまで聞かれました
- リステリアについて1問
- マイコプラズマの染色法について1問
- 猫伝染性腹膜炎の診断法について1問
- FeLVとFIVの診断法が抗原と抗体のどちらを摘出するか1問

とりあえずこれくらいです。

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