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北米獣医師免許試験・備忘録17、愉快な生理学
【十七.愉快な生理学】
今、生理学の問題を解いているのですが、引っかけ問題が数多くでてきます。
ある問題で genus とは何かを聞いているのですが、回答選択肢が以下のようになっていました。
- orders
- phlya
- really smart people
- classes
- species
選択肢の三つ目、「とっても頭のよい人達」となっています(笑)
正解は一番下の Species で、訳としては genus = 属 になります。これは、genius = 天才と genus の綴りが似ているためだと思うのですが…獣医の試験だよ、この回答はありえないと思うのですが、試験の緊張で焦っていたら、実際にはひっかかってしまうのかもしれません。
下は更に手の込んだ(?)引っかけ問題です。
”If a llama is presented with a hisotry of ataxia, what is the problem?"
- cannot shed winter coat
- fainting due to hypoxia or cardiac arrhythmia
- the owner bought the llama tax-free
- inability to coordinate movement
- congenital deafness
専門用語で、 ataxia = 運動/歩行失調 というものがあります。この意味を答える問題なのですが、選択肢の中に
「飼い主が、そのリマを税金を払わずに連れてきた」
があります(爆笑)
これは ataxia を a と tax と ia に分解して考えたらそうなるかもという意味です。というのも、a は接頭語として「無, 非」という意味を持ちます。そして tax = 税金ということで、「税金払ってないよね~」という可能性があるだろうという…
獣医師免許試験、色々な意味で侮れません!
今なら楽勝なのに、当時(2013年頃)はこのレベルだったのかと思うと、なんか感慨深いものがあります。