Murder in America
最近、ずっと聞いているポットキャストがこれ。
タイトルの通り、アメリカの、ダークサイドの「一部」をカバーしたシリーズ。人気があるらしく、もう二年以上続いてる。最新エピソードは No. 130、私が今聞いているのは Ep.70。
日本でも話題になった「コロンバイン高校銃乱射事件」もカバーされている。でも、この事件に関しては、マイケルムーアの「ボーリング・フォー・コロンバイン」の方が良かったな。
この手のポットキャストを聞いていて常々思うのが、
ある日を境に、それまで信じていた日常が崩れ去る瞬間を体験した人って、どれくらいいるのかな…
ということ。例えば、コロンバイン高校銃乱射事件の前後で、事件のあった街っていうのは大変だったと思う。でも、ある意味「公認された」崩壊。誰も知らないまま闇に葬り去られた訳ではなく、そしてそれは回復への一歩に繋がる。
個人的には21歳の時に、世界が崩壊していく感じを体験した。完全に私の内面で起こったので、たぶん周囲からは分からなかったんじゃないかな。大きな事件に巻き込まれたとかいうのでない限り、そんなものなのだろう。
誰も、私が内側から死んでいっているのを知らなかった。
それどころか、その原因となった、そしてそれを加速させる輩が隣にいた。
不運だったと思う。
そして、よく本当に死ななかったと思う。
縁があれば、詳細を書くこともあるかもしれない。
結局は過ぎたことなのだから、振り返るだけ無駄かもしれない。
だからやっぱり、いつか水が向いたらということにしておく。
そして同じような傷を負った人達が、何とか生き延びていくことを願う。