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Difficult Clients

獣医さんと話してて、国境ないなぁって思うのが…無茶言う飼い主さんはどこにでもいるなぁということ。Medical Director になる前に、そういう飼い主さんとの対応も業務内容に入るけど大丈夫ですか?という話があったのです。

「やる前から悩んでも無駄なので、やってみます。やってみて、やっぱり無理なら Medical Director を降ります」

VCA Canada 側がそれでいい、という事でしたので、話を受けたんですが。もりっと来ますね。

いや、すみません。大半はいい飼主さんが殆どです。ただ、その一部の方がエゲツナイダケデ…(ごにょごにょ)

その一部の方なんですが、例えば:

(1)嵐のようにやってきて、ここが悪い、ここが気になる、何でだどうしてだ何をしたらいいと捲し立てる割に、こちらが進める検査・治療を全て断り、最低限これだけはと処方した薬にもシロップは嫌だ、カプセルもダメ、錠剤がないなら処方箋を出せ、でも処方箋代は出したくないと言う飼主さん。

(2)にこやかにやってきて、「救急病院に行って$1500も無駄に費やした」という文句を、なぜか一般病院であるウチでわざわざ言いだす飼主さん。救急病院のカルテを見ると、ほんとにセオリー通りのきちんとした対応してるんですよね。しかも「無駄」って…そんな訳ないでしょう…要注意だなと思ってたら、案の定、診察が進むにつれて「これは無駄、これに支払いをしたくない」って言いだしました。別に飼主さんがそう考えるなら、それはそれでいいんですけど、この方の問題は、それについてこちらが悪いと責めてくるんですね。よくある話ですが、神経削られます。

(3)病院にいるときに「ほかに何か気になることとかありますか?」という問いに「何もないです」と断言した後、会社の提供するライブチャットで「実は獣医師の技量を試すために、ワザと僕のペットが金属片を食べたかもしれないことを言わなかったんです…これで何かあったら、見抜けなかった獣医師を訴えてもいいですよね?」って言いだした飼主さん。

ほんっっっっと、色んな人がいますね…

全部対応した、あるいはしているのですが、(2)の件が Medical Director になる前に対応した一件です。彼女が私を Medical Director に推した理由の一つが、この件に対応できていたからというのがあったと思うんです。評価してもらえるのは嬉しいですが、どんだけ面の皮を厚くすればいいんだろうと思う今日この頃です。

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