見出し画像

久しぶりの、袷仕立

以前『洗張りとアイロン』という記事で述べた反物の仕立てを改めて始めました。カナダの季節は初冬、寒くなって出不精になる時期は針仕事に向いてるなと思います。身体が凝り固まる季節、拍車をかけてどうするという気もしますが (^^;)

最近は、縫う量がめっきり減りました。先生のところで習っていた時には、高校生の合宿か⁉ぐらいに縫っていたのですけど。一日に12時間とか。楽しかったので。

先生に和裁を習っていた時は、北海道の村に住んでいました。田舎で娯楽も殆どなく、冬には雪で出歩けない時間が多かったので、縫物は合理的な趣味だったというか。都会に住んでると、娯楽というか何かしらイベントやら集まりやらがあって、やはり落ち着いて縫物という機会は減ったように思います。

ここ数ヵ月、これからトロントで暮らそうか、それとも郊外に出てしまおうか悩んでいます。パートナーというか、彼氏くんはトロントに住む街っ子で、あの人は田舎では暮らしていけないなっていうのは判るので、郊外で一緒に住むという選択肢はないです。彼の職場、トロントのダウンタウンのど真ん中ですし。なので郊外に住むと、ぷち遠恋みたいになるんですけど、まあ別にいいかって思う自分がいるんですよね。今だって住宅事情と相まって、別々に住んでますし。

なんて話をしたら、『え、関係破綻するよ!ダメだよ‼』っていう意見が友人の一人から出ましたが…男女関係で、男性が仕事関係で遠くに行くときには、あんまりこういう事は言われないと思うんですけど。何で女性が仕事の関係で移動すると関係破綻に直結するという発想になるんでしょう。有難いことに、彼氏くんは関係破綻に至るという感じでは無かったです。嬉しくはなさそうですけど。

郊外に住むとなると、佐古先生と過ごした時期と生活が似てくると思うんですよ。それもいいかなって。トロントの大都市に10年以上住んでいて、なんか疲れちゃったっていうのもあると思います。佐古先生と延々とお喋りしながら縫物をしていた時が懐かしい。できたら彼とのことも、仕事のことも、色々相談したかった。

いいなと思ったら応援しよう!