調光ロールスクリーンの選び方|メリット・デメリットを解説【豆知識】
「調光ロールスクリーン」は、プライバシーを守りながら、柔らかな光を室内に取り込むことができる人気のインテリアアイテムです。しかし、種類や機能が豊富で、どれを選べば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。この記事では、調光ロールスクリーンの魅力や選び方のポイント、そしてメリット・デメリットを詳しく解説します。お部屋にぴったりの調光ロールスクリーンを見つけるためのヒントが満載です。
調光ロールスクリーンとは?
調光ロールスクリーンとは、スクリーン生地の重なりや構造によって採光を調節できるタイプのロールスクリーンです。そのスタイルは、大きく分けて2タイプあります。
ボーダー状生地2枚のスライドタイプ:不透明生地とシースルー生地が交互に連なったボーダー状の2枚のスクリーンが前後に重なった状態のロールスクリーンで、生地の重なり具合を調節することで調光するロールスクリーンです。日差しを採り入れたり、遮ったりすることができます。
立体構造タイプ:こちらは、フロントレース生地、スラット、バックレース生地の3層からなるハシゴ上のスクリーン生地が特徴です。
2タイプの調光ロールスクルーンについて、その特徴やメリット・デメリットを詳しく解説します。また、2タイプの調光ロールスクリーンについてタチカワブラインド・トーソー・ニチベイ3社の特徴なども紹介します。
お気軽にご相談ください
ヴェスタショップには調光ロールスクリーンの展示もございます。カーテンやロールスクリーンはもとより、調光ロールスクリーンについても、お気軽にご相談ください。
スライドタイプの調光ロールスクリーン
普通のロールスクリーンは、1枚のスクリーン生地が上下に開閉します。スクリーンが上がると開いて、下げると閉まりますが、ボーダー状生地2枚のスライドタイプの調光ロールスクリーンは、不透明生地とシースルー生地がボーダー状に配置されているスクリーンが前後に配置されているロールスクルーンです。
スライドタイプ:調光ロールスクリーンのメリット
ボーダー状のスタイリッシュなデザイン
前後の重なりを調節することで、光のコントロールができる
日中は外から室内が見えにくい
調光は、生地をすべて降ろした状態でも、途中まで上げた状態でもできる
スライドタイプ:調光ロールスクリーンのデメリット
生地がボーダーになっているので、全面をレースにはできない
洗濯はできない(水拭きは可能)
差し込む外光がボーダー状になる(影がボーダー状になる)
立体構造タイプの調光ロールスクリーン
前後2枚のレースの間にドレープを配した立体的な調光ロールスクリーン。レース生地の重なりが美しく高級感があります。操作チェーンでドレープの角度を変えられるので、ブラインドのような細やかな調光が可能です。
立体構造タイプ:調光ロールスクリーンのメリット
柔らかなファブリックスによるスクリーンは高級感がある
2層の繊細なシースルー生地によるやわらかな光が魅力的
立体構造タイプ:調光ロールスクリーンのデメリット
繊細なスクリーン生地なので取り扱いには注意が必要です。
生地の水拭きや洗濯ができない
生地の中に虫やホコリが入る可能性がある(エアダスターやドライヤーでお手入れ)
開閉時(スラット水平時と全閉時)は構造上、裾が少し上がるので隙間ができる
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ヴェスタショップには調光ロールスクリーンの展示もございます。カーテンやロールスクリーンはもとより、調光ロールスクリーンについても、お気軽にご相談ください。
スライドタイプの調光ロールスクリーン3社比較
各社それぞれに特徴がありますので、調光ロールスクリーンを選ぶ参考にしてください。
トーソー:ビジック
色・柄が豊富で、デザイン性の高い商品(グラデーション・フラワー・ダマスク)がある。
遮光3級生地がある
ビジック小窓はW100㎜から製作が可能⇒小窓に枠内付けしたいならこれ!
タチカワブラインド:デュオレ
色・柄が豊富(9柄40色)なので、選択肢が多い
遮光1級生地がある⇒寝室ならこれ!
手前と奥で異なる色を選べる「デュオスタイル」がある
ニチベイ:レユール
製作可能寸法がW2400㎜⇒大きな窓ならこれ!
遮光1級生地⇒寝室ならこれ!
不透明生地の重なり幅が大きくなったので光漏れ低減効果がある
生地やカラーでお選びいただく場合が多いのですが、寝室で遮光性能が高い方がいい場合や、小窓で枠内に入れたいから小さなサイズをご希望など選ぶ際に参考にしてください。
立体構造タイプの調光ロールスクリーン3社比較
トーソー:ラクーシュ
生地はホワイトとオフホワイトの非遮光2色のみ
防炎対応生地⇒タワマンならこれ!
製作可能寸法がラクーシュライトはW300~2400㎜、H300~2800㎜(※フロントカバー付きはW300~2000㎜、H300~2400㎜)
タチカワブラインド:ルミエ
電動タイプ(ホームタコス)がある
2024年11月に防炎対応生地が発売する
遮光1級生地がある⇒寝室ならこれ!
製作可能寸法がW250~2800㎜、H300~3300㎜(※6㎡以下、幅・高さの比率は1:6以下)⇒小窓ならこれ!
ニチベイ:ハナリ
電動式あり⇒高所や複数台におすすめ!
非防炎のみ
製作可能寸法がW300~2800㎜、H300~3000㎜(※7.5㎡以下、幅・高さの比率は1:8以下)⇒大きなサイズならこれ!
高層マンションの場合は、防炎商品をお選びください。タチカワブラインドとニチベイは電動式があります。また、製作可能寸法もあります。
調光ロールスクリーンを選ぶポイント
調光ロールスクリーンは通常のロールスクリーンとは違う特徴があるので、それらの特徴が選ぶポイントになります。特徴の比較ポイントとしては以下の内容があります。
デザイン: お部屋のインテリアに合うデザインか。これはとても重要なポイントです。
機能性:遮光性、防炎性など。寝室には、遮光性の高いものがいいかもしれません。防炎に関しては、高層マンションの場合は必須になりますので、防炎商品をお選びください。
価格:予算に合うか 。通常のロールスクリーンと比べると価格は高くなります。その分満足度は高い商品だと言えます。
操作性:操作方法については、スライドタイプはチェーン式なのでお子さまがいらっしゃる場合は注意が必要です。立体構造タイプの場合は、電動タイプのありますので、大型や高所・複数台ある場合は電動の方が利便性が高いと言えます。
サイズ:スリット窓の枠内にスッキリと取付したい場合は枠内寸法に納まる製作可能寸法を確認する必要があります。
調光ロールスクリーンは、お部屋の雰囲気を大きく変えることができるアイテムです。この記事で紹介した情報を参考に、ぜひ自分にぴったりの調光ロールスクリーンを見つけてください。迷ったら、ヴェスタショップにご相談ください。