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ソウル2003年タクシーあいのり現象
ソウルのタクシー初乗りは当時約160円。安くて利用しやすかった。荷物が多くなり4歳のメロン連れなんてときは(暴れん坊将軍の💦)バスより安心。
でも、乗車中たまに【ある現象】が起きる。
(模範タクシーでなく一般タクシーの話)
商売熱心な運転手にあたると
客が
走行中
勝手に増えていくのだ。
運転手は
相乗り希望と手をあげているアピール客を見つけると、停まって窓を下ろし行き先を聞く。
了解なら首を縦に。(韓国は自動ドアじゃないから)それを見て客が乗り込む。
駄目だと判断した場合は
「ごめんねーそっち方面じゃないから」なんて答えない、シュッと去るのみ。早いよ。笑。
運転手の心持ちひとつなのだ。
朝の通勤タイムや夕方に【現象】は多かった。
私は、なるべく相乗りには抵抗があったので、基本、最初は空車マークしか手を上げない。けど、あとからこのような【勝手に相乗が増える現象】経験は何度かある。
お喋り好きおばちゃんやオッチャンが乗ってきて「お? 日本から来たのか」なんて問われたりすると、それはそれで会話の勉強になるのだけど。やっぱり基本は嫌だ。笑。
しかし一度だけ、すでに客が乗っているとわかった上で手をあげたことがある。
朝はさきにメロンを幼稚園へ送ったあと、バスと地下鉄を乗り継いで学校へ行くのだが、その日はとても焦っていた。
遅刻カウント(たしか3回遅刻で1回欠席となり進級にも関わる)がギリだったのだ。
走ってくるタクシーすべてに全力アピールぴょんぴょん飛びをしていたら、程なく1台のタクシーが止まった。行き先を告げるとオッケーだったらしく、乗れと手でカモンされた。
後部座席には3人がすでに座っているから私は助手席だ。そのときメーターをチラ見すると250円。
1人降り2人降り
3人目も降りたら
え……なにかが……変☀︎
後部座席に誰も乗ってないタクシーで、助手席にいる私
外から見たら、このおっさん(失礼)運転手の愛人やとか思われへんか、これ!?
いやチョットチョットなんかめっちゃ居心地悪いねんけど
こんなとこを知り合いに見られたらどうするん
って、あ、ソウルにそんな知り合いおらんかって、でも嫌。
「違うんですー私はお客さんなんですよー!」
信号で止まるたび叫びたかった。
そんなアホなこと思ってるうち学校へ到着。梨花女子大学は広大なキャンパスで、遅刻しそうになると大変なのだが、語学堂(韓国語勉強センター)は敷地奥の大きな道路沿いに面していた。タクシーが素晴らしく横付けしやすい👌
私は急いでメーターの額から乗った場所の250円を引いたお金を出した。すると運転手がメーターを指差し怒る。この金額だと言うのだ。
後日、現地の子に聞くとそれは運転手の言う通りだと言う。それから、たまに相乗りチップを上乗せすることもあると。
うひゃー、そうなのー?
あとから乗るほど損じゃんか、なんか納得いかんわなどと思ったが、結果、乗せてくれたから私は遅刻カウントを免れて進級できたのだ。確実に助かったから、やはり文句は言えない。
【相乗り現象】
便利なシステムだった。
【そして今現在2023年の日本。運転手不足を受け個人タクシーは80歳まで許可年齢を引き上げる(国土交通省)とのニュースが先日流れていました。ひぇぇです。高齢による判断ミスで悲しい事故がこれだけ起こってるのに。安易過ぎやしないか💦
ピーポ君っ!
これについてはどうなんでしょう?
それならもっと公に相乗りタクシーを増やせばどうかしらと調べたら、アプリや実証実験を始めた自治体ありました。是非その方面で、対策していって欲しいものです〜】
続く