共産党からの野党共闘よびかけの手応え
立憲主義、格差是正、多様性ー政権交代での協力を合意 2019.12.20
▼野党各党の党首への呼びかけが一巡したが、連携の可能性についてどう思うか?
志位(9:20~):
非常に私は、手応えを全体として感じております。先ほど言ったように、立憲の枝野さんとも「政権を変える」という点での一致を得たわけですね。立憲主義を取り戻すってことですから。ですから、その大きな方向性は合意したと。
玉木さんとは政権交代、そして三つの方向、それを共有した。それから又市さんともね、政権交代で協力するという合意になりました。それから山本さんとは、野党連立政権で協力しようというストレートな合意になりました。
いろんな言い方あるけども、やっぱり野党連合政権っていう方向に向けて、一歩一歩、私は前進していると。必ず実らせたいと思ってます。やはり野党連合政権をつくろうという合意をしっかり、まず意思を確認する。そしてこの政権が実行する政策をしっかり詰めて、国民の皆様の前に示していく。それと一体で選挙協力の話し合いもしていかなかったら、やっぱり本当の意味で選挙協力も力のあるものにならないでしょ。そういう努力をやっていきたと思うんですね。今日、あと、社保の会の皆さんにもお呼びかけしてるんで、実現するように最後まで努力したいと思いますが、社保の会以外は、これで各党と話い合いができたんで、一歩大きな前進だなと、全体として考えております。
▼仮に政権交代が実現したとき、共産党が連立に入れなかったら? 野党連合政権の確約的なものが取れない限りは、選挙協力は難しいという立場か?
志位(13:15~):
私たちはこれまでも、政権合意がないもとでも、選挙協力をやってきたわけですよ。3回の国政選挙で。3回ね。ですから、これは私たち、何か政権合意がなければ選挙協力やらないという立場じゃないんです。これまでもやってきたわけですしね。
ただね、3回やってきましてね、ここから先もっとね、野党共闘を発展させようとしたら、やっぱり政権の合意もして、政策ももっとしっかり出して、その上で、それとセットで選挙協力やるってことは、うんと力強くなるだろうと。私たち3回やったもんで実感なんですね。で、お呼びかけさせて頂いてるということなんです。ですからね、選挙協力の条件に政権合意をするつもりはありませんけれども、政権合意ができた場合は、まあ、ある意味じゃ、最大限の選挙協力ができるだろうと。
できない場合は、やはりあの、何て言いますか、違いが出てくると思うんですよ。つまり政権合意ができた場合とできない場合では、選挙協力の度合いにね、かなり違いが出るだろうと思ってます。政権合意までしっかりやってね、共産党も含めて政権つくるという点で、皆さんがもう腹固めて、みんなでやろうというふうになった場合はね、これ、選挙協力も、本当に思い切った選挙協力も最大限やれると思うんですね。
(文字起こし&太字:Shino)
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