俺の Stereo Fabrication of Youth はじめて物語
俺とStereo Fabrication of Youthの出会いは、
深夜放送で流れてた関西のロックフェス
「RUSH BALL 2004」のライブ映像です。
メイン会場の映像では THE BACK HORNが「未来」を喚き散らしてたり、
曽我部恵一 with OO TELESAが「ギター」をゆったり歌ってたり、
the band apartが「Eric.W」をブチかましてましたね。
んで、そのライブ映像中に
6月に催されたRUSH BALLのプレイベント
「RUSH BALL ☆6」の映像が挟まれてまして、
THE LOCAL ARTとかスパルタローカルズとか、
当時の新進気鋭のバンド群の中に
「彼等」は居たわけですよ。
そのライブは本編じゃないから、
各バンドのライブ映像なんて曲のサビの15秒くらいですよ。
恐ろしく早い一瞬。
俺でなきゃ見逃しちゃうね。
でもその異様にエモいメロディーに
一瞬で魅了されちゃうわけです。
「何このバンドちょーかっけー」
と
「バンド名…Stereo……何だっけ?」
と
「あ、曲名見てなかった」
の狭間でグラグラと揺れる俺は、
学校近くのTSUTAYAで名前も完全に覚えてないバンドのCDを探そう
と心に誓う訳です。
でも何分学生の身分、カネが無い。
レンタル100円まで我慢の日々。
そして日々は流れ、何と俺はこの心の誓いを忘れてしまうのです。
多分その頃は「おっぱいもみたい」とか
そんな事ばかり考えていたのでしょう。
今もですが。
で、年明け位に気付くわけです。
「あ、忘れてた」
ようやく100円セールの時にTSUTAYAに突入。
「S」の棚でやたら長いバンド名のCDを探すわけです。
「…あ、あった!」
同じタイトルのCDが2枚ある。
その時手にしたのがコレです。
よーし聴くぞー、とCDプレイヤーに盤を放り込み、 再生ボタンを押す。
…
……
………
「何やコレ!RUSH BALLで演奏してた曲入ってないやんけ!!!!!!!!!」
何という事でしょう。
この男、 アルバムの良さよりも
聴きたかった曲が入っていない怒りの方が勝ってしまい、
このバンドの魅力にまだ気づけていません。
「レンタルCDはよ返さないとなー」と思いながら
たまに行くブックオフ(天王寺駅前にある)で
何となくシングル棚を眺めていると、
同じバンドのシングルを発見。
おー100円やんけ、と思って何となく手に取る。
「1979」
と
「春夏秋冬」
が 先日レンタルした『audity』と曲目がカブってることを気にしつつも
まー100円だからええか、と何と無なしに購入。
CDプレイヤーに投入、再生ボタンポチッ。
「Blind」のイントロがドーン!!!!!!!!!!!
「何やこれナンバガ並みにカッコええやんけ!!!!」
「てか『audity』と全然雰囲気違うやんけ!!!!!!!!」
と驚きつつもこのバンドの曲の幅広さにようやく気付く俺。
「あ、レンタルしてたCD返却しなきゃ」と
返却期限日にTSUTAYAに足を運びCDを返却。
延滞料金ナシ。
「ついでだし何か借りるか~」
CD棚をうろつく俺。
何となしに「S」の棚を見る。
そういえば『audity』2枚置いてあったな~って、あれ?
よく見たらこのCD『audity』と違うやんけ!
帯の灰色に騙されとったわ!!
で、タイトルは……『albino』?
タイトル“a”始まりでめっちゃ似とるやんけ!
ナメとんのかコラ!!
レンタル。
『albino』をCDプレイヤーにポーン
再生。
1曲目。
猥雑な電子音に戸惑う。
2曲目。
このバンド1曲目で油断させといて2曲目でブチかますの好きだな。
俺も好きです。
3曲目。
…
……
………
「これやーーー!!!俺が探してたのはこの曲やーーーーーーー!!!!!!!」
感動の再会を果たした俺。
そしてステファブをインターネットで情報収集。
ほうほう、彼等は「戦場の遠距離恋愛」っていう曲が有名なのか。
てか何このタイトルフザけてるのと思つつ
インディーズ時代に作成したと思われる旧HPに辿り付く。
お、何か「戦場なんたらかんたら」一部視聴できるみたいだぞ。
クリック
“ワン、ツー”
最高のギターイントロがドーーーン
「何やこのバンド最高やんけ!!ブランキーもかっこええけどな!!!」
こうして俺はステファブの虜になり
年々メンバーが減ってゆく状況にヒヤヒヤし
江口亮一人になった時にはもうあかんと思い
彼が編曲家でブレイクして号泣しましたとさ。
もっとライブやって♡
終