逃げるのは恥だし、取り返しはつかない

逃げグセは元々有った。
逃げグセとそれを誤魔化すウソばかりついてきた。

何故ウソをつくのか。
怒られる事に対して異常な恐怖を感じるから。

小中学生の頃はいわゆる「いい子ちゃん」だったし、
高専の教授達はとことん学生に対して無関心だった。
寮生活で親から離れた私は帰省したときにのみ、親にテストの成績を咎められていたが、適当に胡麻化した。
結果、必要単位が足りず、留年。
自ら奮起する事無く、人生で一番最初の逃げ、退学を選択する。

この時から始めた逃げの人生はその後、ありとあらゆるところで行われる。

アルコールというのも大きい様に思う。
辛い事が有った日はアルコールを体内に入れ、好きなアニメでも見ていれば全てが解決した…様に思ってた。

辛い事の中には、自分のせいで起こる事も少なくない。
それらを是正する努力を行わないまま、甘ったれた人生を生きていた。
退学という失敗を一度経験しているのに。

結果、今、アルコールを飲んでも楽しく酔えない。
アニメも他の何もかもに対して興味が薄くなり、
壊れた体だけがそこに有る。

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