月刊Synthwave生活 2022年5月号

このシリーズでは、だいたい月1を目標にSynthwave、Outrun、Darksynth、Chillsynth等の作品のレビューと言うか紹介をしていきます。
GWなんですが、ブラックな業界に勤めているため全然休ませてもらえません。先週末はとりあえず休みだったんですが、何もやる気が起こらないので一日中Youtubeで音楽を聴きながら本を読んだりしていました。まあそれが正しい休みの過ごし方だと思いますが。休みの日に仕事と何の関係もないこういったコンテンツを作っている方が異常なのかもしれません。月一で書いているこの文章とは別に、いくつかの文章コンテンツを書くアイデアがあって、ちょっとずつネタは溜まっているんですが、書けるかどうかは時間との闘いです。書けたら書きます。
というわけで、今月もレビューの方に行きましょう。

Carpenter Brut - LEATHER TERROR

Darksynthの帝王、Carpenter Brutの(サントラ盤を除くと)4年ぶりになる新作アルバム。まあ、ジャケットのイメージ通りの濃厚なDarksynth祭りが繰り広げられる期待通りの一枚。とはいえ「Lipstick Masquerade」のような曲を挟んでくるあたりも、やはりCarpenter Brutらしいセンスではある。

Alpiine - Waves

Duettのたぶん別名義と思われるAlpiine。基本的にはDuettと共通するような透明感のあるサウンドだが、Duettの方向性とChillsynthの中間のような雰囲気。

Sellorekt/LA Dreams - Sky Tracer (EP)

安心と安定のSellorekt/LA Dreams。今回も本当に純粋なSynthwaveというか教科書的なSynthwaveの在り方を体現している。ベタと言えばベタなんだが、このベタさにはあらがえないものがある。

Axion - Superior Firepower

このジャケットにこのロゴ。もう完璧ですね。古き良きOutrun街道を突っ走る傍若無人な一枚。Bandcampのクレジットを見ると、作曲・ミックス・マスタリングを一人でこなしているのはまあ分かるが、なんとこのジャケットのカバーアートも自分で描いているっぽい。めっちゃ張り切ってますやん。

Hello Meteor - The Department of Marine Sciences

なんかもう当記事の常連になりつつあるHello Meteorの2か月ぶりの新作。前作から2か月しか空いてないのか…。ものすごく制作意欲が有り余っているのかもしれない。例によって80年代後期~90年代初頭くらいの雰囲気のするデジタルシンセな音色が染み渡るニューエイジ感のあるサウンド。

Sunglasses Kid - Night Life (EP)

サントラ的な雰囲気のSynthwave。まるで80年代の映画の中で、なんかしんみりした感じのシーンのバックとかで流れていそうな、そういうサウンド。Synthwaveの一つの原点に立ち返るかのような一枚。