偉大なるソヴィエトウェイヴの、思ったより奥深い世界
いつも、知る必要がない人は一生知ることがないような音楽の話ばっかり書いていますが、今回も大変です。今回はSovietwaveと、あとついでにRussian doomer musicとlaborwaveについて紹介していきます。
SynthwaveやVaporwaveの派生として「○○wave」と名乗るジャンルがポコポコと湧いてきては、結局は内輪受けでごく少数の盛り上がり程度でフェードアウトすることも多いかと存じますが、Sovietwaveに関してはそれなりの台頭を見せているようなので今回記事にしました。Sovietwaveとは、一言でいえばSynthwaveからの派生したものであり、Synthwaveのレトロやノスタルジーの要素をそっくりそのままロシア人における旧ソ連時代のノスタルジーに置き換えたものです。
しかし本題に行くその前に、まずは次の動画を見てください。
Alliance - At Dawnは旧ソ連版Plastic Loveになるのか?
この曲は、旧ソ連のバンド「アリヤーンス(*1)」(Альянс)の1987年の「ナ・ザレ」(На Заре)(英語名では、Alliance - At Dawnとなっている)という曲。最近どうもYoutubeで再生回数が伸びているようで、しかし同じ内容の動画がサムネイル違いで複数上がっている模様ですが、それぞれ現在250万~500万の再生回数となっていて、まあトータルでいえば1000万回いっているのではないかと思います。音楽としては、いかにもな80年代のニューウェーブ・エレポップな曲なわけですがなかなか良い曲で、デペッシュ・モードとかと比べたらさすがにチープな音ではあるものの、旧ソ連にこんな隠れたエレポップの名曲があったのかという驚きがあるわけです。昨今はYoutubeによって思いもよらない過去の名曲が掘り出されて再評価されるという現象が起こっていますが、一番有名なのは言うまでもなく竹内まりやのPlastic Love、あとは人間椅子が海外の人々に発見されたという話も聞きます。この「ナ・ザレ」も本来はロシアの人しか知らなかったであろう懐かしコンテンツだったのが、Youtubeによって全世界の人の知るところになった現象の一つと言えるでしょう。一時期からは、Youtubeを探索していてある種の動画のエリアに入り込むと、常に関連動画の常連にこの「ナ・ザレ」が現れるようになりました。この動画が人々に受けたのは、曲の良さもあると思いますが、それに加えて何とも言えない味わいのある映像も貢献していると思われます。
まるで彫刻のように直立不動で一点を見つめ続けるボーカル。あまりにもソヴィエトすぎる美学を感じさせる佇まい。
しかし、後ろのキーボードのおっさんは・・・ サイバーパンクなメガネにハワイアンなシャツ、全くソヴィエトさを感じさせない佇まいで投げやりにキーボードを弾いている。
なぜか神妙な面持ちで見ている観客
しかしこの人はなぜかノリノリで一緒に歌っている(*2)
で、お前は誰やねん。
まあこの曲自体はSovietwaveではなく、リアルな旧ソ連時代の懐かしコンテンツであるわけですが、これから述べるSovietwaveのアーティストやリスナーには大きなインスピレーションを与えたのではないかと思います。
Sovietwave - 宇宙と巨大建築の音楽
さて、本題のSovietwaveですが、音楽としてはSynthwaveから派生したジャンルであるのは間違いないと思われます。Synthwaveとの違いは、主にロシア語圏の人がロシア語のタイトルで作品を出していることと、Synthwaveにおけるノスタルジー要素、例えばヤシの木とか80年代のスーパーカーとか、金属的な質感のロゴとか、サイバーパンクなSFとか、そういう要素がそっくりそのまま旧ソ連のノスタルジー要素に置き換わったというところにあるようです。確かに言われてみれば元々のSynthwaveのレトロ感は、アメリカ映画とかそういうのが由来のものが多い気はします。Sovietwaveでよく使われるアートワークは、旧ソ連の宇宙開発関連の画像、幾何学的で近未来的な巨大建造物、そして何気なく懐かしい昔の日常風景の写真などです。
サウンド面においては、アーティストによってまちまちですが、あんまりギラギラしたサウンドのものは無くて、ちょっと寂寥感があったり牧歌的であったり、しいて言えばHome-Resonance系に近いのが多いかなという印象です。あとはソ連の昔の映画か何かからのサンプリングしたセリフが入っているものも多いです。YoutubeにはSovietwaveのプレイリスト動画がいくつか上がっているので見てみるのもよいでしょう。
とりあえず適当にチョイスしたSovietwaveのアーティストをいくつか紹介していきます。
Sovietwaveの代表格、ウクライナの Маяк。この人の作品にはSovietwaveに求められる要素がすべて詰まっている。基本的にはHome-Resonance系に近い雰囲気ですが、欧米のそれにはない、なんとも雪国的なものを感じさせるサウンド。
こちらもウクライナのProton-4。宇宙的で素朴なシンセの音色が主体。わりと普通のSynthwaveに近いかも。
旧ソ連製のアナログシンセサイザー"RITM-2"の名前をそのまま冠したロシアのサンクト・ペテルブルグのアーティスト。bandcampには他にも作品がいくつかあるが、どれもアートワークの写真がいい感じで、日本人の私が見ても何とも言えない不思議なノスタルジーを感じる何かがある。音楽性には幅があって、素朴でレトロなシンセ物と、ハウス系のもの等、割とバラエティに富んでいる。
ほとんど情報がなく、Soundcloudに数曲ほど曲があるのを確認した程度だが、このUSSRTEAのKRASNOYARSK 1982という作品はタイトルも良く、ちょっと印象に残ったので載せておきます。
ロシアのクルスクのアーティスト。曲タイトルがロシア語と英語で併記してあって親切。割と普通のSynthwaveに近いが、牧歌的な感じもあるメロディやロシア語のサンプリングがSovietwave的。
なんと上で述べたアリヤーンスもBandcampで売っていて、しかもちゃっかりsovietwaveのタグを付けているという。新作のアルバムもあるようです。
なんかクラフトワークっぽいアートワークのМарксэнのアルバム。Sovietwaveに典型的なレトロシンセとロシア語サンプリング。
まさかのエロジャケ。内容は80年代ユーロビート風ロシア語ポップス。
こうやってSovietwaveをいくつか聴いてみると、何となくロシア人のノスタルジーを刺激するツボがわかるような気もします。しかしずっと聴いているとノスタルジーという物が何なのか分からなくなってきます。ノスタルジーというのは実は懐古趣味ではないのかもしれない。明らかに自分が生まれるより前のコンテンツや、自分の知らない国の懐かしコンテンツを見ても、ノスタルジーを感じることがあるので、ただ単に懐かしむという感情ではないような気がするし、ノスタルジーという表現も妥当ではないかもしれない。架空の、存在しない記憶から発生する何か。これはSynthwaveやVaporwaveにも言えるかもしれない。
Russian Doomer Music
Sovietwaveの動画をYoutubeで見ていると、関連動画のところにひょっこりと現れる「Russian Doomer Music」という謎の動画。果たしてこれが何なのか?とりあえず調べて分かった範囲のことを書きます。まず初めに言っておくと、「Russian Doomer Music」というのはジャンル名ではないと見た方がよいでしょう。音楽的なジャンル分けとして正確に言うならば、「ロシア語圏のバンドがロシア語で歌っているポストパンク」という具合で書いた方が正しいでしょう。ただし、これらの音楽を作っている当のバンドたちは、その音楽が英語圏の一部の人たちから「Russian Doomer Music」と呼ばれていることについてどう思っているかは不明ですし、そもそもそのようなカテゴライズをされている事を知っているかどうかさえ不明です。
Russian doomer musicとは、英語圏のインターネットミームの一部から生まれたよくわからないムーブメントです。まずこれを説明する前に「Doomer」というミームについて解説しなければいけません。Doomerとは世代間格差にまつわる英語圏のミームです。もともと、ベビーブーム世代のことを「Boomer」と呼ぶネットスラングがありました。Boomer世代は、生まれた時代が良かったために、特に苦労もせずに順風満帆な人生を送ってきている。そんなBoomerに対して、生まれた時代を間違えただけなのに少子高齢化と人口減少の影響をもろに受け、苦労しても報われない人生を送ることが確定している若い世代に、Boomerと対比して「Doomer」という呼び名が生まれました。誰が言い出したか知らないけども、完全にシャレで付けたネーミングなので非常にネットミームらしいミームです。いつの間にかWikipediaの項目も出来ています。もちろんRedditにもDoomerのsubreddit(*3)があります。
Doomerは、日本でいうところの、「氷河期世代」とかあるいは「無敵の人」、もうちょっとざっくりとすれば「非リア充」に相当するような概念だと思います。若くして先の人生に何も希望が持てず、しょうもない仕事に就き、仕事と家を往復する以外何もない毎日、趣味と言えば家に帰ってから酒を飲みながらインターネットを見る事くらい。実際にそういう人生を送っている人が多かったのか、このミームはそれなりの共感を得て発展したようです。
そんなDoomerが、ネットミームとして順調に発展していく過程で、いくつかのキャラクター性を持ち始めました。典型的なDoomerの姿は、昔から英語圏のネットミームで「カエルのペペ」(*4)と一緒によく使われている「Wojak」という白いハゲのキャラクターを改変したもので、Wojakに無精ひげを生やし、ニット帽をかぶって煙草をくわえている姿で表現されます。
つまりDoomerとは一定の世代の若者を表す言葉でもあり、ネットミームのキャラの名前でもあるようです。
このキャラクター化されたDoomerには、いくつかの設定が与えられました。「たまにPS1のゲームをする」「2012年から友達がいない」など。その設定の一つに「夜に出歩く」という物があります。底辺バイトの仕事の帰りに、あてもなく一人で夜道をぶらぶらするのがDoomerにふさわしい娯楽とされ、その行為に「nightwalk」という名前が付きました。そして誰かが、nightwalk中にヘッドフォンで聞くための音楽のプレイリストをYoutubeにアップし始めました。おそらくこれが「Doomer music」の起源です。しかし初期のDoomer musicは、英米のバンドの色んなジャンルの暗くてメランコリックな曲を集めた代物だったようです。
そしてここでようやくRussian Doomer Musicの登場です。誰が思いついたのか、ロシア語圏のポストパンクのバンド縛りでDoomer musicのプレイリスト動画が作成されるようになりました。このプレイリスト動画のインパクトは強烈で、ロシア語で何が書いてあるか全くわからない曲名リスト、歌も当然ロシア語で全く分からない上に、イアン・カーティスのような低く暗い声で、しかもやりすぎな位にローファイな音質。画面にはやつれたDoomer君の顔がアップでずっと写り、背景はロシアの何とも言えない荒涼として寒そうな夜の風景。いろいろな要素が絡み合って、地獄のような恐ろしいコンテンツが爆誕してしまいました。
この狂気のような組み合わせによって生まれたプレイリスト動画は、夜な夜なnightwalkに赴くDoomer達の気分をいい感じに盛り下げてくれるようで、Doomerにとってのキラーコンテンツとなり、このプレイリストはシリーズ化し、現時点でVol.10まで作られていることを確認しています。他にも模倣的なプレイリストも乱立し、挙句の果てには「Brazilian Doomer Music」などといったよくわからないパロディも作られました。
というわけで、Russian Doomer Musicの動画でよく流れる、ロシアのポストパンクのバンドをいくつか紹介していきます。
ベラルーシの首都、ミンスクのバンドМолчат Дома (Molchat Doma)。この名前をグーグル翻訳にかけると、「自宅でサイレント」と出ました。旧ソ連時代の不思議な形状の建築物をジャケットに使っているのが印象的。基本的にはポストパンクなサウンドだが、ドラムは打ち込みで、シンセも多め。全体的にどことなくClan of Xymoxっぽい雰囲気がある。ビンテージなドラムマシン、シンセ、ギター、ベース、ボーカルそれぞれの音が絶妙にローファイで味わい深く、とても心地よい。ほぼシンセのみの曲もあり、それに関しては割とSynthwaveっぽいと言えなくもないが、やはりThe CureとかXymoxのような方向性を目指していると思われる。bandcampのページではsovietwaveのタグも付けられていて、困ったことにbandcampでsovietwaveを検索したときに大体上位にいるのだが、あくまでポストパンクが主体のバンドと判断したので今回はこちらで紹介している。でもなんだかんだ言って今回の記事を書くにあたって色々聴いた中で一番の収穫と言えるのがこのバンドだと思う。
ロシアのバンドЧерниковская Хата (Chernikovskaya Hata)。翻訳するとチェルニコフスカヤ小屋。Joy DivisionやSisters of Mercy直系と言えるポストパンクな曲をやるバンドだが、80年代のそういうバンドと比べると聴きやすく、ボーカルの歌い方がイアン・カーティス的なところを除けば、普通の人が聴いてもかっこいいと思えるようなサウンドだと思う。どことなくロシア民謡を思わせるようなメロディーもある。なんかローファイな音質の曲と普通の音質の曲が混在していたりする。なんかbandcampのタグとかを見るに、WitchHouseとの関連をうかがわせる所があるが、WitchHouseについてはよく知らないのであんまりよく分からない。
Конец Электроники (The End Of Electronics)というバンド。これもJoy Division的なポストパンクだが、やりすぎな位にローファイなサウンド。あんまりにもローファイな音で最初に聴いたときはマジで旧ソ連時代のバンドかと思ったが、bandcampのページを見ると2017-2018年の録音とある。一曲目の「Ночь / Night」とかは何とも言えない中毒性があり、この雰囲気はロシア語でないと出せないと思う。
Russian Doomer Musicで流されるバンドは、ほかにもたくさんあって全部はチェックしきれていないです。その中で特筆すべきはКиноというバンドで、ロシアでは人気のあるバンドのようで日本語のWikipediaページもあります。80年代に旧ソ連でポストパンクのバンドとして活動していたようで、今でも人気があるようです。
なぜロシアにこんなにもポストパンクのバンドがいくつもいるんだろうとちょっと思ったんですが、もしかするとこのバンドがロシアのポストパンクの親玉なのかもしれません。
Laborwave
さて、最後はLaborwaveについても、一応書きます。一言でいえば、Vaporwaveのパロディとして次々と生まれては消えていく「○○wave」の一つで、おそらく誰かが思いつきで始めたネタが、少数の人の内輪受け的な小規模なミームになったものだろうと思われます。具体的には、Vaporwaveによくみられる彫刻の顔を、マルクスやレーニンの顔に置き換えたような画像をRedditに投稿したり、ソ連やその他東側諸国(中国や北朝鮮も含む)の歌謡曲、国歌、軍歌などをサンプリングしたVaporwaveをYoutubeにアップしたりなどの活動が見られました。しかし、そこまで活発ではなく作品の数も多くはなかったようです。
マジでやっているのかネタでやっているのか判断に困るコンテンツではありましたが、Reddit上のlaborwaveのsubreddit、r/laborwaveでは「モデレーター(管理人)は資本主義者です」とか「ここでオルグをしないでください」などの注意書きがあったので、大体ネタでやっていたものと思われます。ただしr/laborwaveは、いつの間にか閉鎖されたのか、現在は見れなくなっています。(*5)
Laborwaveのやっていた事は、ある意味Fashwave(*6)のやっていた事をそのままイデオロギー的に真逆の方向性に入れ替えただけと言えますが、Fashwaveと関連性があったのか、あるいはFashwaveに対抗しようとしていたのか、その辺りは今となっては不明です。ただLaborwaveの一番古そうな動画が現れたのが2015年頃のようで、現れた時期はFashwaveと同じくらいのようです。しかしFashwaveと比べると、そこまでコンプライアンス的に問題のあるコンテンツでもなかったので、Reddit上でも長らく細々と存続していた模様。
Fashwaveについては、vaporwaveやsynthwaveが内包している何らかの要素がFashwaveを生み出す要因を持っているかのように受け取られるような言及もありますが、実際のところlavorwaveが存在しているということは、それはやっぱり違うということなんでしょう。
後は、fashwaveと同様に本人たちはネタでやっているつもりかもしれないが、ネタのチョイスを間違っているがために、それがネタであるということが周囲に伝わっていない感が結構ありました。
Vaporwaveは、しばしば現代の資本主義社会に対する風刺であるとする意見が出るが、実際のところは資本主義社会ではなくてもっと大きな何かの風刺ではないかと思う。つまり資本主義社会よりもっと主語を大きくして「社会」そのものなんではないでしょうか。我々がたまたま資本主義の国に住んでいるからそれが資本主義社会への風刺にもたまたまなっているだけで。資本主義国以外でVaporwaveをやったらまた違う物が出てくるかもしれない。Laborwaveはその一つのシミュレーションとも言えるでしょう。
しかしまあ、Laborwaveについては、subredditの方もそれほど活発な感じではなく、やっている本人たちも面白いと思ってやっているのか不明な所があったので、subredditが消えた今となってはもうほぼ終息なのかもしれません。
というわけで今回も、知る必要がない人は一生知ることがないような音楽について長々と書いてきましたが、まあ今はいろんな国の人が日本のシティポップや人間椅子なんかを「発見して」聴いているという状況なので、別に日本人がアリヤーンスやロシアのポストパンクを聴いても問題ないんじゃないかと思います。当たり前ですが。Youtubeでも視聴できるし、Bandcampで何の障壁もなしに買えるので、そういう時代になったということだと思います。そして世の中には、まだ発掘されるのを待っている謎のコンテンツが他にもまだあるのかもしれません。
(*1)「アリヤーンス」という表記は四方宏明 著「共産テクノ」という本にならいました。日本語で書かれた文章で、このバンドに言及しているのはこの本くらいしか無いと思います。しかしこの本では他にも紹介されているバンドがいっぱいあるので、アリヤーンスの記事は2ページほどしかありません。
(*2)実はこの人は別のバンド「ビオコンストルクトル」のボーカルです。Youtubeにはこのバンドの曲もいくつか上がっていますが、やはり初期デペッシュモードのようなエレポップ。
(*3)subredditとはRedditの中のカテゴリ分けされた個別の掲示板のようなもので、5ch(旧2ch)でいうところの「板」に相当するものです。5chの板と違うのは、ユーザーが自由に新しいsubredditを作成できるという所で、そのため5chと比べると膨大な数のカテゴリ分けが行われています。
(*4)カエルのペペは、海外の掲示板などで昔からよく使われるミームです。アメリカ大統領選の時になぜかトランプ支持派のシンボルとして祭り上げられたために、政治色がついてしまって今はあんまりカジュアルに使われるものでもないようです。しかし最近はそれとは関係なしに香港の民主化デモでデモ隊のマスコットとして使われているとのこと。たぶん、自分の主張を代弁させるミームとして使いやすいんでしょう。日本においては、一部の草コイントレーダーから、「Pepecashのマスコットキャラクター」として認知されている程度の存在。
(*5)これを書いている時点では見れなくなっています。この記事を書いた時点より1か月くらい前にはまだ見れたと思うのですが。
(*6)Fashwaveとは、以前に記事化したこともあるが、要するにナチスドイツなどのファシズムをネタとして使った、SynthwaveやVaporwaveのパロディ。日本でいう所のムネオハウスやオウム真理教ネタのおもしろ動画を作るような感覚で作られた不謹慎コンテンツのようだったが、国際的な基準ではネタで済まされるような内容ではなく、YoutubeやRedditからは普通に排除された。今思えばLaborwaveと同様に、わざわざ取り上げるほどのもんでもなかったと思う。