月刊Synthwave生活 2023年3月号
このシリーズでは、だいたい月1を目標にSynthwave、Outrun、Darksynth、Chillsynth等の作品のレビューと言うか紹介をしていきます。
やっぱり2月は短いですね。速攻で終わってしまいました。といってもそれほど暖かくなったわけでもなく。どうでもいいんですが、noteで記事中に特定の虫の名前を書いたら前みたいに上に警告表示が出たりするようになったりしないんでしょうか?それだけが心配です。考えすぎかもしれませんが。ちょっと試しに書いてみましょうか。コオロギ!
というわけで、今月もレビューの方に行きましょう。
Windows96 - How To See Through Walls
やはりWindows96。基本的にいつもと同じ路線なんだが、それでも毎度のようにこの記事で紹介せざるを得ない唯一無二のアーティスト。夢の中で見る不鮮明な景色のような音。加工されたボーカルと動物の鳴き声のようなシンセでこの世のものではない何かが歌っているかのような謎めいたポップソングが繰り広げられる。
Hello Meteor - Earth Journos
Hello Meteorもまたこの記事でいつものように紹介している常連だけども、今回もまたレビュー。ゆるいジャズ風味とか、ゆるいドラムンベース風味が感じられ、典型的なSynthwaveからは距離を置いている感があるが、やはりとてもいい塩梅のシンセの音色をチョイスするという観点においてはSynthwave的な方法論の応用といえるだろう。しかしこのジャケットはめっちゃ素晴らしい。
MicroMatscenes - Billy Summers
スティーブン・キングの小説を題材にした架空のサウンドトラックというコンセプトのアルバム。元の小説はどんな内容か知らないけども、渋くてシリアスな雰囲気のSynthwave。こんなジャケットなので思わず買わざるを得なかった。
Alpha Chrome Yayo - All Aboard
このジャケットのデザイン、おそらく電車でGOのパロディだが、曲名も多分鉄道っぽい言葉が並んでいる。時折入る変な発音の日本語読み上げ。この人は割とこういうネタ的なコンセプトの作品を作っているようだ。80年代のゲーム音楽にあるような絶妙なフュージョン感の一枚。