ずっとパジャマでいたらいい
昨日の夕方くらいに、ふう、と一呼吸したらなんとなく体が熱いことに気がつきました。
窓を開けると同時にちょっと寒気がしたので、これはまずいな、と慌てて閉めてバナナを食べ葛根湯を飲みました。
うちは、葛根湯だけで風邪を治せる人たちが集まった家族です。だから家には頭痛薬もロキソニンもなく、葛根湯の錠剤がある。
今朝、起きたらだるい。
熱まではいかないけど、微熱。37.5ー37.8を行ったり来たり。
若い時からそうで、なにか大きなイベントがあるとその1週間後くらいに微熱が出ます。2日で引きます。わかってるから、ゆっくり休みます。
学生のときは、体育祭や遠足みたいに大きいことがあると「1週間後くらいに微熱」と家族が知っているので
そろそろだな
と言われたりしました。この歳でまだそれがあると思うと面白いです。
朝、だるい体でのそのそ起きて、味噌汁を作っていたら母さんから
まだ寝てたらいい、今日はずっと寝ていたらいい
と言われました。そのあと9時くらいに起きだして着替えていたらばあちゃんから
今日はずっとパジャマでいたらいい
と言われ、パジャマを洗濯した、と言ったらコットンのパジャマを貸してくれました。ばあちゃんはパジャマにこだわる人で、質がすごくいいのがわかります。
質のいいパジャマは眠りが深くなる、なんていうけどわかる気がする。
それでまた眠ります。
起きて、犬を撫でていると、弟が
今日はずっと、犬を撫でているといい
と言います。
昼ごはんも夜ご飯も弟が作ってくれるんだとか。風呂掃除もお願いしました。
そのあと、気晴らしに散歩に行こうかと思い夫を誘うと
今日は食べたいものを食べたらいい
というのでラーメンを食べに行きました。
結構歩くんだけど、すごく美味しくて味噌ラーメンとチャーハン大盛と餃子5個とキムチを食べました。帰りは少し遠回りして町がよく見える高台に行き、いい散歩になりました。
うちの家族は、こうして改めてみてみると不思議な集団だと思います。
私が東京へイベントしに行く、と言っても、おやきを大量に作っていても、本を集めてスーツケースに詰め込んでいても、誰も否定しません。
わざわざ東京?
それって儲かるの?
交通費と宿泊費くらいは出るんだろうね?
おやきなんて喜んでもらえるのかな?
そんなことを言う代わりに
いいね!
そう言うんです。
東京?いいね!楽しんできなよ。
別にいいんじゃない、やりたいなら。
荷物なら運ぶよ、バス停まで送るよ。
おやきは思いっきり試作しなよ、全部食べるから。
そう言うタイプ。
今、母さんは次のイベントの準備のため、買い出しを引き受けてくれました。
ばあちゃんはスタッフ用のエプロンを縫ってくれています。
夫は次回もスーツケースを運ぶ気満々だし、弟はアイスコーヒーの美味しい淹れ方を調べています(アイスコーヒー専用の豆ってのがあるんだね!)
彼らの共通項は、損得計算が苦手なこと。
損して得取れ!でもない。そもそも損と得の違いがよくわからない。
そういうところで生きている人たちです。
でも次はもっとちゃんと、お礼がしたいな、と思う今日です。
🤒