もう我慢しなくていいよ、と言いたい
この記事の続きです。
先日、就活をして。次の水曜日に二次面接。
そこで社長と話して、みたいな感じなのでおそらくそれが最終になると思います。新卒じゃないし、中小企業なのでそんなに何回もないとおもう。
ひとつ、ひっかかっていることがあって。
それは、一次面接を受けた時に書かされた「調査シート」というもの。履歴書以外に、私がどういう人間で、どういう意図で受けに来たか、ということを知るためのものらしい。
そこに、こうあった。
「就職から少なくとも3年間は働くことができる はい・いいえ」
その下に小さく、こうあった。
「3年未満を希望している場合は採用対象外となります。長期で勤務する方や勉強をしてキャリアを築きたい方を募集していますので、早い段階で面接官にお伝えください」
3年・・・。私は全然それでもいい。うーん、いいのか?
でもとにかく、一つ引っかかることがあった。それはこの町。実はここは、夫が望んで移住してきた場所ではない。
2018年、私の双極性障害はひどかった。精神病棟に入院するか、家族の保護のもと一緒に住むことが必須。家族と住むのも母親から離れず、いつも目の届くところにいることが条件だった。それができないなら即入院、と。
ここに書くと妙にリアルだけど、自殺リスクを避けるためだと思う。一人暮らしだったら絶対に入院をさせていました、と後で先生に言われたし、母からも、仕事で目を離すのが怖かったのでほとんど仕事を休んでいた、と言われた。日中も寝ていた私は気づかなかったけど、そういえば母は毎日家にいたな。
そういうわけで、県外に引っ越して一人暮らしなんて言うのは言語道断で、長野のこの家に家族と一緒に住み、目の届くところで行動し、薬を管理してもらうというのが絶対だった。
2020年、夫がベルリンの大学を卒業して日本に来た。その時も、この家に住んでもらうのが当たり前だった。夫はビザのためにも安心して定住するためにも、この家があったことは良かったと思う。でも、この過疎地域で仕事を探すのは簡単じゃなかった。
夫がしたい仕事なんてなかった。とりあえずお金をもらうため、と仕事に就いた。ベルリンは東京と同じで首都なわけだから、長野に来た夫は驚いていた。山や自然が好きな人だからよかったにしても、やはり時たま「都会を歩いて気晴らしがしたいな」とは言っていた。
そういうわけで、夫は長野が好きだけどやはりここにいることを望んでいない。「もし私と結婚しなかったら、日本のどこに住んでいた?」そう聞くと、彼は「北海道か四国」と即答する。このふたつが夫は本当に好きだ。
北海道なら函館、四国なら香川か高知だ。旅行にも行ったり、ドキュメンタリー番組や旅番組を見まくっていた。本当に好きであこがれているらしい。
私が今から3年間、ここで働くとしたら。
夫は3年間、また我慢しないといけないな。
夫は私のためにたくさん我慢して今日まで来た。仕事をやめた今は、やりたいことをすべてやらせてあげたい。そう思っているので、ちょっと話し合ってみたいと思う。仕事は大事だけど、別に場所を移したって就活はできる。むしろ都会の方が求人は多いから、地方都市に行ってみるというのも手だ。
ところで私は、なんだかすごいことになっている。なんだか自分じゃないみたい。
電話が平気なのだ。むしろメールなんてまどろっこしいもの返事を待っているほうがうざいわ、と電話をかけまくる体質になってしまった。あんなに電話が怖かったのに。
あと面接。人と会うのが楽しい。緊張はするけど、会ってみると何でもない。なんだか馬鹿みたいだ。面接官、採用担当、なんていうけど、スシローとかで会ったら普通のおじさんってことでしょ。
私は雑談に思いっきり持っていくのが好きで、難しければあえてはやらないけど。海外に行っていた時の話は皆聞きたがるので、好きなようにしゃべっている。
今日も別の会社の面接に行ったが(会社ではなく喫茶店で話した)、ほとんど雑談。まあすごいキャリア採用ってわけでもないし、どちらかというと人柄重視っていうことなんじゃないかな。
そこで、こんなことを言われた。「微熱さんみたいに明るくてはきはきお話しする方だったら、もううちじゃなくてスタバとかで働いた方がいい気がする!w」。その方はおそらく同世代で、東京から来たという。ええ、わたしスタバ大好きだからそういってもらえると嬉しいなあ、なんて返した。
その方の友人が池袋のスタバでバイトをしていたらしく。明るい子なのでそのままバイトリーダー→店長→正社員となったらしい。その子に私がそっくりなのだとか。
「具体的にどんなところが似ていますか」と聞いたら「うーん、まずね。話すのがすごく流暢なところ。日本語はみんなの母国語だけど、流暢だなって感じる人いない?微熱さんは、すごいそんな感じ。もう話すことが決まっていて、それを明るく読んでいるだけというか。慣れている感じ」
「あと、いつの間にか中心になってる空気感。最初は新入りかもしれないけど、そのうちみんなが微熱さんに合わせるようになるんじゃないかな。リーダーの気質というか、みんなが寄っていきたくなる、微熱さんを中心に動きたくなる感じ。」
なーんていわれちまったぜ。照れるな☆
脱線したけど、何が言いたいかっていうと。これは本当にnoteのおかげだと思う。特に、イベント。ブックカフェをやらなかったら、こんな風に楽しく人と交流することなんてできなかったかも。あのワンクッションがあったから。本当にそう思う。
来てくれた人、励ましてくれた人、手伝ってくれた人。みんな本当にありがとう!ああ、こんな風に役に立つなんて予想しなかったなあ。何でも経験て生きるんですね。
就活しつつ、夫の住みたいところを探しつつ。そんな感じの6月にしようと思っている。面接しーの、筆記勉強しーの、不動産に電話しまくる。すごく忙しい。
就活は続く・・・そして家探しも始める。
ps
今日は、面接などお疲れ様といって夫が寿司ランチに連れて行ってくれた!そしたらすっごい混んでいて。え、なんかあるの?っていうくらい。初めて入れなかったよ。
だから、夜に行きます。たのしみ~!