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かわいいモノには旅をさせよ
何から書いたらいいかな。
自分で作ったものは、自分の子供みたい。不出来でもやっぱりかわいいんです。だからこそ、そんなにかわいいと思うんだったら人に見せたり、渡したりしてもいい。むしろしたい、そう思うようになりました。
私は、「プンペルニケル」というアート雑貨のショップを去年の4月にオープンしました。ミンネというハンドメイド販売サイトの一角を借りてやっています。
今年もついにオープンすることができそうなので(6月1日再オープン予定)、どんな商品が並ぶかちょっとチラ見せしてみようと思います。お時間ある方、興味ある方はお付き合いください。
まず、今回の記事では、去年の様子を知らない方のためにも、プンペルニケルのレギュラーメニュー(言い方がマック)をご紹介します。去年を知っている方は「ああ、あれな!」と思うと思います。
不動の一番人気。
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購入して6枚ともおうちに飾る方、数枚はおともだちに送って、残りは飾るという方、全部送りたい、もう送り先は決まっています、と言ってくださった方もいました。
6枚って結構だな?と思うかもしれませんが、1枚1枚デザインが違うし、使っていると結構あっという間になくなりますよ。実際、全然足りなくなっちゃった、と2回も追加注文してくれた方もいました。
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noteで「プンペルニケルのポストカードでお手紙出してあげますよ」という企画をしてくださる方までいらっしゃいました・・・!
当時は注文を受け取り、梱包して発送ということがすごく忙しく感じられて、なかなか、noteに顔出しできなかったのですが、すんごくうれしかったんですよ。私の作ったものをベースに企画をしてくれたということが。なので、私のことを知らないという方のところにも、このポストカードは届いていたようです。
その節はありがとうございました。
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色にものすごく時間をかけたこの6枚は今でもいい思い出です。普段は油絵具を使っていますが、こういうはっとする色はなかなか作れないんですね。おそらく、PCで描く醍醐味でしょうね。どんな色でも作れる、出力できる。だから、ドローイングソフトでやるということを決めました。・・・今思い出しても。楽しく苦しい日々でした!
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近所の猫たち、というタイトルなのですが、皆さんに名前があります。本当に近所に住んでます。今でもうちの庭を横切ったり、ゴミ出しに行ったら遭遇したりします。「あんときはモデルになってやったのに、ギャラなしかよ」と睨まれることはありますが、そこそこ仲良くやっています。
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当時は家からほとんど出なかった私が、自分から外に出て、実際に生きている者たちを描くことで前に進んでいこうとしていました。自分がショップを開けるなんて思ってなかったし、そこにお客さんが来て買っていってくれるなんて、何を寝ぼけたこと言ってんだ!って思っていました。
でも売れた。すごくいい反応があって、楽しかった。お金もうれしかったですけど、自分が0から作り出したものっていうのがこんな風に人の手元に届いて、しかも喜ばれるのか、って思ったら体中がじんじん、痛いくらいでした。よく泣きました。あの頃は、うれしくて本当によく泣きました。懐かしいです。
人気ランキングでは次いで2位!
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これはすっごく褒めてもらいました。細かい絵って見ているとなんだか癒されるというか心が整うような気持になる。不思議ですよね。
私は当時、畑でお花を150種類くらい育てていて(ジモティーの花束のお話をnoteにも書きましたよね)、それらの花を見て、描きました。実際、近所の猫たちが来て、花畑の中で休んでいるんです。だから、歩く時は気を付けないとしっぽを踏んでしまうのではないか、といつも心配でした。
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このデザインの特徴は、背景が3色ありますが、それぞれのカラーで猫の種類が変わることです。猫なりの定位置があるにはあるのですが、いろいろな猫が入れ代わり立ち代わり、出入りするので、それを再現しようと3枚とも違う猫たちがねころんでいるようにしました。
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お花を一つ一つ描く作業はとても楽しかったです。何より気を付けたのはやっぱりカラーで、背景の色と合うかどうかだけではなくて、花がたくさん並んだ時に、そういう並び方をしたら美しく華やかに見えるか。でも華やかすぎないで、猫がまったり落ち着いている様子が伝わるか、ということに集中しました。
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皆さんはどの色が好きでしたか。といっても、購入したら3枚セットなのですべて手に入ります。好きな色だけおうちに残して、あとはおともだちに送ってみるっていうのもいいですね。
今回は、この3枚に加えて、6枚ほどの猫のフレークシールを付けたいと思います。というのは去年、リクエストをくださった方がいました。「ポストカードに少しだけシールを付けることってできますか。別売りの18枚のシールセットを買うほどでもないんだけれど、ポストカードの裏に貼れるようなちょっとしたシールが欲しいなと思って」ということでしたので、今回は、ポストカード3枚と、シール6枚のセットとして出品しようと思います。
可愛い子には旅をさせよ、なんて言いますが、私もすごく、この作品たちのことをかわいいと思っているのです。でもだからこそ、本当に売れるのかどうか、受け入れられるのかどうかものすごく不安でした。
でも、手の中に握っていないでまずは出してみて、みんなの反応がなければひっそり下げればいい。そう思って、手汗でびしょびしょの手で投稿したのを覚えています。
用意していたポストカードたちはすぐに売れて、追加で刷りました。紙もインクも足りなくなり買い足しました。あの時のうれしかったことを、本当にいま、鮮明に思い出していて、お世話になったなあ、という気持ちです。
ちょっと長くなってしまったので今日はこの辺で。次の記事でも何か紹介できたらいいなと思います。楽しみにしていてくださいね。