創業15周年記念パーティーを実施しました!
very50の15周年パーティーを開催しました!
6月3日に実施したパーティーでは、総勢100名以上の方にご来場いただきました。
本記事では、当日の内容を簡単に振り返りつつ、その様子をお伝えできればと思います。
1. very50代表 菅谷による15年間の振り返り
very50の15年間を振り返るセッションを実施しました。創業当時の想いや、法人化への流れといった初期の出来事から、アジアの新興国を舞台に大学生や社会人向けのプログラムを開催していた頃の話、コロナ禍を経て高校生を主な対象にシフトしてプログラムをオンライン化し、その後開始したLiDやMAP(詳細はリンクをご参照ください)といった大学生向けプログラムの運営についてなど、これまでのvery50の事業を振り返りました。
2. パネルディスカッション〜新興国の今〜(SALASUSU・青木氏)
NPO法人SALASUSU 理事長 兼 認定特定非営利活動法人かものはしプロジェクト 理事長の青木 健太氏に「新興国の今」というテーマでご登壇いただきました。
青木氏のお話は、新興国の課題解決と人材育成を主軸とするvery50の事業にとっても、大変学びがありました。
例えば、カンボジアはこの15年で主要な社会問題がある程度解決されてきた結果、より複雑で長期的な対応が必要な、かつわかりにくく共感性の低い問題へと変わってきているのだそうです。実際に今のカンボジアにおける教育の問題点は、アクセスから質へと変化した、と仰られていました。また、この20年でカンボジアの小学校を卒業する子供の割合は非常に高くなり、義務教育の必要性が広く理解されるようになったそうです。
2009年からカンボジアに住み活動されている青木氏のお話は、非常にリアルで興味深いものでした。
3. 卒業生たちの挑戦
very50のプログラムの卒業生である3名の卒業生に、これまでの挑戦やvery50のプログラムが与えた影響についてお話いただきました。
卒業生たちの挑戦(timedoor・徳永氏)
1人目は、インドネシア・バリで起業し、現在システム開発の会社・timedoorを経営されている徳永裕氏。当日は社員旅行中だったため、移動中のバスからオンラインで繋ぎ、お話いただきました。徳永氏は、2013年のベトナムMoGに社会人として参加したことがきっかけとなり、新たな一歩として起業に踏み出されたそうです。
現在は現地の子供たちにプログラミングを教える事業も推進しています。very50としても今後timedoorと協働すべく、さまざまな企画を一緒に進めているところです。
卒業生たちの挑戦(株式会社LOOOF・保要氏)
2人目の卒業生は、株式会社LOOOF 代表の保要佳江氏です。山梨に拠点のあるLOOOFは、古民家一棟貸しを中心に、ホテルの企画から施工、運用までを行っています。
保要氏がMoGに参加したのは2016年で、ちょうど一店舗目の古民家を運営していた頃のことでした。「自分が何かを学び、幅を広げる機会がほしい」という理由から、タイで同じく女性起業家が率いる「Kokoboard」という企業のMoGに参加されました。MoGでは「台風で工場が潰れるなど大変な目にあった経営者が、それでも前向きに事業をしている姿勢に刺激を受けた。また、ビジネスとして社会問題を解決しなければいけない」と実感したそうです。
今後は、very50のミッションでもある「自立した優しい挑戦者」を、地域でつくることを目指して新事業を運営する予定とのことで、新たな挑戦にも期待です。
卒業生たちの挑戦(Blined Project・浅見氏)
最後の挑戦者は、ビーラインドプロジェクト 代表の浅見幸佑氏にお話しいただきました。浅見氏は高校生の頃にvery50のプログラムに参加し、現役のvery50インターン生でもあります。
参加したプログラムでは、人助けやボランティアを当たり前にする家庭で育った中で、そのような取り組みではなく「驚きや楽しさとともに、課題を解決できるソリューションがあること」に気づき、感銘を受けたそうです。
その後、元々抱いていた視覚障害がある人とない人が一緒に楽しめる機会が少ないという違和感から、学生団体Blined Projectを設立、2022年4月に「見ても見なくても見えなくても楽しめるボードゲーム・グラマ」を開発しました。これまでに60回以上のイベントを開催し、体験者は累計1,200人を超えているそうです。
現役インターンとして、very50からさまざまなことを吸収してもらいつつ、「自立した優しい挑戦者」としての今後に期待です。
4. パネルディスカッション〜very50が提供する教育について〜(very50理事・池田氏)
最後の登壇者は、 very50の新理事であり、香里ヌヴェール学院中学校・高等学校の学校長 池田 靖章氏です。
2019年に当時最年少の34歳で校長に着任し、生徒を取り巻く環境や保守的な教育業界の現状といったさまざまな障壁に立ち向かいながら、教育改革を続けてきました。
very50は外から教育業界を変える存在ですが、池田氏は教育業界を中から変えたいという想いを胸に教育業界へ飛び込んでいます。
お話では、今子供たちが陥っている悲劇として、日々の生活は学校と家とバイトの往復であり、好奇心の源泉がほとんどないことだと仰られていました。
そのような環境下で、very50はどんな一石を投じられるか?という質問に対して「MoGは、いつもの学校生活では体験できない、人生が変わる瞬間になりうる。very50は生徒に本気で向き合ってるからこそ、そういった体験を作れる」という回答をいただき、very50としても引き続き現場の生徒と本気で向き合っていきたい、と感じました。
5. 締めの挨拶(very50代表・菅谷)
パーティーの最後には、代表の菅谷よりYouTubeチャンネルの立ち上げやオフィス拡張の構想、また今後協働していく団体とのお話など、very50の未来の話を皆さまにお伝えしました。
こちらはまた後日発表したいと思いますので、ぜひ心待ちにしていてください。
番外編1:very50の卒業生のチャレンジをポスターとして掲載しました!
当日はMoGの卒業生を中心に、何かに挑戦をしている方々をポスター形式でご紹介させていただきました。
番外編2:「bochans」のライブを実施しました!
very50が応援している「bochans」のライブをパーティー会場で行いました。実はキーボーディストとして活躍していたこともある菅谷。当日はボーカルの慶の歌声もさることながら、久々の菅谷の演奏に感銘を受けた!というお声もちらほら頂きました。
番外編3:新Credoをモチーフにした記念マグカップをお配りしました!
Credoとは、very50が心がける信条や行動指針のことです。配布の際にはCredo再考のきっかけや、それぞれの意味などを簡単にご説明させていただきました。
より詳しいCredoのご紹介はこちら。
https://note.com/very50/n/n47bf82558715
代表の菅谷から一言!「靴紐を切らすな!」
パーティー終了後、代表の菅谷に一言感想をもらいました。いただいた言葉は……「靴紐を切らすな!」だそうです(笑)
解説を加えると、ご参加いただいた皆さまと話すなかで「今日は若い方が多いですね……」という会話が多く生まれたそうです。おそらく参加者の大半が5〜10年前にMoGに参加いただいた30代から40代の方で、さらに当日はプログラムでメンターをお願いしている大学生も参加していたことから、そのように見えたのだと思います。菅谷としては、「いやいや、若い人が多いっていうあなたたちもまだまだ若いよ!何でもできるよ!いつからだって、どんな時だってチャレンジすることは可能なので、そんな時にはぜひvery50の門を叩いてほしい」という想いが「靴紐を切らすな!」に詰まっているとのことでした。
加えて菅谷は「創業から15年経って、みんな状況や年齢が変わっていると思いますが、この場で再会し、大切な人生のいちページになれたことを本当に嬉しく思います!」という感想も述べていました。
最後に
スタッフ一同、本当にvery50らしいパーティーだったなと感じています。
また、日頃お世話になっている寄付者の皆さま、過去のアルムナイMoGer、運営に関わってくださっている社会人フェローや大学生メンター、very50の元スタッフやインターンなどなど、沢山の方にお集まりいただいたこと、本当に感謝しております。
今後も「自立した優しい挑戦者を増やして、世界をもっとオモシロク」というミッションのもと、スタッフ一同、引き続き頑張って参ります。
また、当日のダイジェスト動画はこちらからご覧になれます!
https://www.youtube.com/watch?v=P-6Xnf481kM
また、very50では、より多くの高校生に価値を届けるため、正社員だけでなく、学生インターン・プロボノ・高校教育プログラムの社会人・大学生運営スタッフを随時募集しています。ぜひ、まずはお気軽に話を聞きにきて頂ければと思います。
[正社員]
https://www.wantedly.com/projects/1122853
[教育プログラムプロボノ]
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[インターン]
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[教育プログラム大学生スタッフ]
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