選択の自由と根拠

 アニメがきっかけで本に出会う。そんな経験をしたことがなかった。
2011年10月、通称もしドラというアニメ(しかも再放送)を見ていました。

 マネジメントの父と言われているドラッカーがマネジメントとは何か?ということを書いた本を野球部のマネージャーが読んでそれを野球部の強化に応用するっていうハッピーエンドの話なんだけど、実はこれを見てボクはドラッカーの「マネジメント」という本を買った。今でも本棚にある。

そのアニメの感想を書いていたのでそのまま転記してみる。

”二次元の話は全てうまくいくように環境が整っている状態で物語が進んでいく。いわゆる出来レースなのでこの通りに三次元でやってもうまくいかない。うまくいく確率は銀行の利子ぐらいのパーセンテージでしょう。ただ人によっては「この本を読んでこうなりました!」みたいな、健康器具や健康食品などの効果が期待できるといった要因となる場合もあります。しかしこれはあくまでも参考にした、考えるヒントにしただけであって物事に直面した時には既に選択肢が決まっていてその後押しになった、そんな些細なものでしょう。ちなみにこの物語の設定として、主人公の周りに膨大な情報を持った人が存在し、その人たちと協力して成果を達成していくといったものなので変なことは考えず純粋にアニメとして見るのが最適。”

 文章校正や言い回しの正誤は置いといて、ここでボクが言いたいのは


自分の選択に根拠を持ちたい

ということ。

 さらに単純なアニメとして見ていたかというと、そうではなかった。
どうやら経営学を学んだものとしての視点で見ていたようだ。

”企業経営、特に何かを経営するという観点に興味を持っている。就職してからは経営するという観点を見失い、目の前の仕事に没頭していた。このアニメを通して、一から経営とは何たるか?という問題をもう一度見直しことができた。再び大学で経営について学びたいと思ったが(経済的に難しいので)できないので本を読んで勉強する。”

 この時期は鹿児島で営業の仕事をやっていたが半年で辞めてしまい、家で引きこもりになっていた頃。そして以前に勤めていた会社に戻ろうとしていた頃。そして不採用の通知を受け取った頃。


 人生の目標ってのがはっきりすると、その目標を達成するために努力をしなければならない(この考え方は間違いで努力を努力と思わなくなる、RASが働く)。しかし周りからの誘惑(ドリームキラー)により目標を見失ったり努力を辞めてしまう。人に言われるがままの行動には一切意思などない。
 しかし、一人暮らしを経験すると自分の選択に責任を持つ。なぜなら命令する人が存在しないからだ。
 言われたことだけをするのは簡単で楽だ。何も考えなくてもいいのだから。ボクはそんな生活は面白くない(違和感)と感じたので一人暮らしをしている。やっと自分ができること、一生をかけてやりたいことが明確になったのだからやり遂げたい。(2020年現在、見失いつつある)

 このアニメの主人公は本を片手に奮闘しているので、ボクもその行動を真似てみようかな。
 と、締めくくってます。

行動を起こすのは自由で、誰が何をしようと法律的に問題がなければ誰も制限できません。しかし、なぜその行動を起こしたのかという根拠は必ずあります。

いいなと思ったら応援しよう!

すっきー
心の支えとまではいきませんが、少しでも不安が和らげばいいと思っています。そしてなにより、賛同していただけると、とても感謝します。