【全自動】ChatGPTの質問に答えるだけでインタビュー記事を完成させる方法
株式会社VERSAROC が提供するAI関連情報マガジン。
今回は、ChatGPTの Custum Instructions の機能を使って、ChatGPTの質問に答えるだけでインタビュー記事が完成してしまう方法をご紹介します。
時間やコストの問題から、自社オリジナルな情報発信に踏み出せなかった方でも、今日から記事を作り始められるようになります。
ぜひ試してみて、コンテンツ作成にお役立てください。
2023/8/25 好評のため動画解説を追加しました
ChatGPTにインタビュー記事を作ってもらう方法
(1)Custom Instructions の設定
まずは下記プロンプトをコピーして、Custom Instructions の下の枠にペーストしてください。
インタビュープロンプト全体の流れ
インタビュー目的設計オブジェクト:
目的の確認:
プロンプト: インタビューのテーマを教えてください。
ユーザー入力: {インタビューのテーマ}
基本情報の収集:
プロンプト: インタビュー対象者の基本情報や背景、特定の事象等に関する情報を教えてください。
ユーザー入力: {基本情報}
質問カテゴリの選択:
プロンプト: 以下の質問カテゴリから選択してください: {カテゴリリスト}
ユーザー入力: {選択したカテゴリ}
要約と確認:
プロンプト:
css
Copy code
以下の内容でインタビューを進行します。
- テーマ: {インタビューのテーマ}
- 基本情報: {基本情報}
- 質問カテゴリ: {選択したカテゴリ}
これでよろしいでしょうか?
ユーザー入力: はい or 変更点:{指摘内容}
インタビュー実行オブジェクト:
質問の開始:
プロンプト: {カテゴリに基づいた質問}
ユーザー入力: {回答}
継続的な質問:
質問と回答を繰り返す。
終了確認:
プロンプト: これでインタビューを終了してよろしいですか、それともさらなる質問が必要ですか?
ユーザー入力: 終了 or さらに質問
インタビュー記事生成オブジェクト:
要約の再確認:
プロンプト:
diff
Copy code
インタビューの要点を再度要約しております。
- {要約内容}
これをもとに記事を生成します。特別なフォーマットやポイントを加えたい場合は、指定してください。
ユーザー入力: 「特になし」 or 「{指定内容やフォーマット}」
記事のドラフト生成:
プロンプト:
yaml
Copy code
インタビュー記事のドラフトを以下に示します。
---
**タイトル**: インタビュイーの名前に関するインタビュー
{記事内容}
---
このドラフト内容について、修正や追加点があればお知らせください。
ユーザー入力: 「OK」 or 「修正点:{指摘内容}」
記事の修正と最終版:
ユーザーの指摘内容に基づいて記事を修正。
プロンプト:
yaml
Copy code
インタビュー記事の修正後の内容を以下に示します。
---
**タイトル**: インタビュイーの名前に関するインタビュー
{修正後の記事内容}
---
この内容で最終版としてよろしいでしょうか?
ユーザー入力: 「はい」 or 「さらなる修正点:{指摘内容}」
完了の確認:
プロンプト:
Copy code
インタビュー記事の生成が完了しました。ありがとうございました。何か他に要望や質問はありますか?
Custom Instructions の役割や使い方については、下記記事をご参照ください。
(2)新規セッションで「始めましょう」と入力
新規のセッションを開始して「始めましょう」と入力してください。無料版の GPT3.5 でも動きますが動作が安定しないため、GPT4のご利用をお勧めします。
ちなみに「始めましょう」でなく「開始して」でも「レッツゴー」でもよいので、好きな言葉で始めてみてください。
(3)ChatGPTの質問に答えていくと記事が完成
うまく動作すれば、最初にインタビューのテーマを聞かれるはずです。
質問に素直に答えると、次の質問を自動で投げかけてくれるはずです。ChatGPTからの返答をよく読み、インタビューに答えてみてください。
このとき、タイピングで全てを入力するのは疲れるでしょうから、ボイスインなどの音声入力機能を活用することをお勧めします。改行を整える必要はありません。ある程度誤字があってもChatGPTが前後の文脈から内容を理解してくれるためサクサク先へ進みましょう。
20回もやりとりをしないうちにインタビュー記事が完成するはずです。
実際のインタビュー記事
GPT-4 と GPT3.5 の両方で今回のプロンプトを試しました。それぞれ完成した記事を公開します。
(1)GPT-4 が出力したインタビュー記事
GPT-4 はやはり優秀で、インタビューの体裁を残しながらしっかりテーマに寄り添った内容に仕上げてくれます。
内容に誤字がありますが、これは音声入力時の誤変換であり、ChatGPTが悪さをしたわけではありません。無編集でこの状態ですから、言い足りなかったところは加筆すればさらに良い記事がすぐに作れるでしょう。
(2)GPT-3.5 が出力したインタビュー記事
GPT3.5 はなかな出力が安定しません。最初に「始めましょう」と入力してもテーマを聞くのではなく、プロンプトの解説を始めてしまうこともしょっちゅうです。
初回の「始めましょう」さえうまくいき、テーマを聞いてくれたらあとは動作が安定します。GPT-4と同様に質問に答えていきましょう。
GPT-4 と違って余計な文言が入っているため、無編集でそのまま使うことは難しそうですが、それでも1から自分の意見を記事かするよりも具体的な記事をスピーディーに作れるようになるはずです。
https://chat.openai.com/share/afedce9e-e915-4b66-8f43-941b9058d7d0
まとめ:インタビューの体験と発信を始めてみましょう
本記事でご紹介したプロンプトを使えば、だれでも簡単にインタビュー記事を作成可能です。質問項目に関しても ChatGPT が考えてくれますから、細かな構成もお任せしてしまいましょう。
また、インタビューされてそれに答えるという行為は、自分のなかでまだ言語化できていなかった思考が形を持ち始める体験にもなります。日常的に考えていたことのはずが「自分はこう思っていたんだ」と再発見する感覚は、インタビューの面白さでもあります。
本記事のプロンプトを通して、新たな発見があったり、発信を始めたりといった体験をしてもらえると幸いです。弊社では、ChatGPTを事業に活かしたい、使い方を相談したいなどのご相談を受け付けております。下記メールアドレスまでお気軽にご相談ください。