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エッジテクノロジー(4268) #上場企業 #IPO 2022年上場| IPO・目論見書の解説 | メモ・ノウハウの共有

2022年2月 新規上場 エッジテクノロジー「AIソリューション」

事業概要

事業概要は、
AIアルゴリズム事業として、AIソリューションサービス・AI教育サービス・AIプロダクトの開発/販売を展開しています。テクノロジーの中でも、技術進歩が速く人々への貢献が今後大きく見込めるAI領域を創業時からのビジネスドメインとしています。

事業情報

売上構成比率は、
84%がAIソリューションサービス事業
10%がAI教育サービス事業
6%がAIプロダクトサービス事業

AIソリューションサービス事業は、AIアルゴリズムを顧客の業務・システムに実装するAIソリューションサービスを提供しています。
顧客の業務改善や経営課題の解決を目的として業務分析を行い、データを活用することで解決可能な課題を判別して概念実証を行います。そして、既存の業務・システムにAIアルゴリズムを組み込み、実装・運用するところまで実施します。
また、「BIGDATA NAVI」等を通じて、フリーランスのAI人材データベースを保有しています。このAI人材データベースを活用し、顧客のビジネス上の課題に合わせて社員とフリーランスで専門チームを編成するところが特徴のひとつです。

AI教育サービス事業は、自社のAI人材データベースを生かした講師陣を活用して、専門性の高いAI講座を開講していることが強みです。
AI教育講座は、仕事に直結するAI講座をテーマにし、講師陣には経験豊富な現役データサイエンティストを迎え、実務的解決策を習得可能としています。
当初は個人向けのAI教育プログラムとしてスタートしていたが、実務で使える技能習得というコンセプトから、法人研修まで拡大中です。

AIプロダクトサービス事業は、現在販売しているサービスは、2017年にリリースしたAI営業支援システム「GeAIne(ジーン)」です。GeAIneは送信先企業のリストをアップロードするだけで、予め設定した営業文書を対象企業の問い合わせフォームに一括で自動書き込みできるサービスです。自動で対象企業のURL特定、ホームページを解析して問い合わせフォームを検出し、自動書き込みを実行します。従来の電話営業や人手によるHP検索、メール配信営業の工数を大幅に削減することが可能です。
利用社数104社(21年10月末辞典)のサービスに成長しています。
このサービスは、自社の営業手法を自動化した製品がGeAIneであり、現在も自社の営業手法の一つとして活用しています。

PICKUP情報

売上構成:
リカーリング型顧客はAIソリューションサービスの2021年4月期の売上のうち77.6%を占め、主要な収益基盤となっています。
平均売上単価は、リカーリング型顧客は15,892千円に対して通常顧客は3,832千円と、大きく異なります。

重要指標:
売上総利益は「月次稼働人員数×1稼働人員あたりの平均粗利」のようです。
22年4月期2Qにおける月次稼働人員数の平均は134人月、1稼働人員あたりの平均粗利は327千円となっています。

今後の成長について:
AIビジネス市場の成長は大きく期待されていることや、AI人材の需給ギャップが今後さらに拡大していく市場環境から、市場環境は追い風となりそうです。
リスクは、さまざまなIT企業もAI参入を開始していることの競争激化や、AIビジネスの差別化ができるのかどうか、AI人材の確保、技術進歩の速度が早いことなどがあります。

同業他社について

AIソリューション関連は、(2158)FRONTEO、(4011)ヘッドウォータース、(4488)AI inside、(4493)サイバーセキュリティクラウド、(3906)ALBERT、
ビッグデータ関連では、(3925)ダブルスタンダード、(3655)ブレインパッド、(3680)ホットリンク
など、多くの企業がAIビジネスに参入しています。

まとめ

・AIソリューションやAI教育サービスの提供
・21年10月時点のリカーリング売上構成比率は約75%
・主な顧客ターゲットは、ビッグデータを保有する大企業と、AI関連スタートアップ企業
・粗利率が約33%前後
・2006年開業、2014年に株式会社を設立
・創業者が代表取締役社長であり、株式保有率が90%超。新規上場時に売り出しとして約20%が放出される。
・株主にベンチャーキャピタルはいな
・新株予約権が約26%ある

業績について

直近21年4月期の売上面では、下期にかけて需要の高まりを取り込み、回復傾向を見せたものの、上期に主にAIソリューションサービスにおける顧客のAIプロジェクト終了や外部発注減少の影響を受けて売上が減収となりました。利益面では、下期においては市場環境の回復傾向がみられたことから、4Qから次期に向けての積極的な人材投資・広告投資を行い、営業減益となりました。
しかし、22年4月期の2Q時点では、リモートワークやデジタルトランスフォーメーションの推進によって、AIアルゴリズム実装に対する需要を高めているようで、需要の高まりを取り込み、サービスの拡大に繋げることができているようです。

IPO情報

AI分析

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

私自身が感じたことの課題解決として、
「ポイントがどうも分かりにくい目論見書をわかりやすくできないか?」
を目標に試行錯誤でポイントをまとめてみました。

さらに磨いていきたいと思いますので、ご意見ご感想がございましたら、お送り頂けますと幸いです。
ご一緒に新規上場銘柄の理解を深めていけたら、うれしい限りです♪
これからも、よろしくお願いします。

他の記事もよかったら、御覧頂けますとうれしいです。

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