原爆の日の迎え方
私がテレビを諦めて、講演会に県内外問わず足を運ぶようになってずいぶんたった。
だが、私の思想はまるでまわりに響かない。私が尊敬したり、大好きなものも響かない。総じてリアルでは金太郎飴のような反応が返ってくる。
8-6 原爆の日 に心を寄せて、アメリカ帰り間もないにも関わらず、急遽 独演会を開催してくれた ウーマンラッシュアワー 村本大輔氏 をもって 「闇営業でしょ?」というのが一般的日本人らしい。彼の勉強量やstand-up comedy哲学を説明したところで、テレビが一方的に垂れ流す吉本興業と反社会的勢力のワイドショー情報を打ち負かすほどの力は残念ながら私にはなかったようだ。
私は、「反日・非国民」なのか?
8-6灯籠流しの長い列でご一緒したイギリス、オランダからの二組の家族旅行客に拙い英語で、私の家族の歴史として原爆を語った。アジアの国へ日本はきちんと謝罪すべきだと、合わせて語った。被爆三世としての自分のアイデンティティーを真剣に考えながら。
大切なものは、目に見えない。