陸路でバンコクからカンボジアのシェムリアップまで行ってみた
どうも、スロバキア出身のベロニカです。
タイに約4年住んで、刺激がなくなり成長が止まり、その分甘えてしまったと感じたから、刺激と成長を求めて旅へ出ることにした。
バンコクからカンボジアの二番目に大きな町であの有名なアンコールワットを誇るシェムリアップへ陸路で行こうと思い、ギリギリのタイミングで車と宿を取り、リュックだけでバンコクにバイバイした。
いや、私の旅はバンコクで始まった。
コロナ禍の中、バンコクに余計に詳しくなった私が、予約した車に乗るために今まで行ったことのない場所へ行くことになったのだ!しかも、ローカルでありながら、外国人向けのところだった。マーケットも屋台もレストランもたくさん!
しかも、おばあちゃんがやっている屋台でカオマンガイを頼んだら、今まで食べたことのないジューシーで綺麗な鶏肉と濃いスープとタレかけ放題という最高のコンビが楽しめた。
最後にバンコクのいいところを見せてもらった!
ミニバンに乗り、20分ほど遅れて出発!
ドライバーと私以外、タイ人家族4人しか乗っていない。7歳ぐらいの息子さんがよく後ろで座っている私を見てくるので、可愛かった。お父さんもいい人で目が合うたびに、ニコッと笑ってくれて、車が止まりトイレ時間も「あなたも出る?」と優しく気にかけてくれていた。
約4時間かけて国境に着いた。
ここからはクレイジーになるw
車が止まった途端、ドアが開き、全く知らない人が私のことを見て「荷物取って〜あなたからスタートだ」という。
「え?」とびっくりするし、焦る。
そして全く時間がないかのように動きながら説明を受ける。
「このネームタグをつけて。この人にバイクで国境まで乗せてもらう。そこからは1人で行って、カンボジアに入国したら、うちの会社の人が待っているので探して。見つからなければうちのオフィスに来い」
「うん、うん」と指示を聞いていたら、もうバイクがもう出ようとし、秒速で乗った。
3分ぐらいで国境辺りに着き、屋台らしき商店に囲まれた入り口へ入り、長い廊下を歩き進み、その先にタイ出国イミグレが待っていた。
タイ人は一階、外国人が2階という看板は見かけたけど、どこから入ればいいか分からなくて迷っていたら、全く知らない人が英語で「あなたはそっちから」と教えてくれた。
エスカレーターで2階へ上り、行列へ並び、待つだけだった。スマホを使っちゃダメだったし、陸路で来ていたアジア人以外の外国人は私だけだった。
タイ出国済みのスタンプを押してもらい、下りた先に国境内の広場みたいなスペースがあった。
「あなたはまずそっち!」と秒速で声をかけられ、Quarantineの窓口まで連れていってもらった。
個人情報と健康についての書類を記入し、パスポートとワクチンパスポートと共に渡し、スタンプを押してもらい「はい、入国イミグレへどうぞ」と言われ、その先にあった建物の2階へ進んだ。
中へ入ると、秒速で「ビザ持ってる??」と聞かれ「はい」と応えても2回ぐらいチェックされる。そして、入国カードを記入し、行列へ並ぶ。ちなみに、並んでいる間、もう一回ビザをチェックされたw
番が回ってきて、窓口まで進み、パスポートなどを渡す。そして、めっちゃ時間が掛かるので、どうやら何かに引っかかっているようだ。
「安定のイミグレでのトラブルだ」と緊張してきても自分をツッコむ私がいた。
入国管理官がずっと私のパスポートを見返したり、カンボジアビザのページをめっちゃ眺めたりしたから、どうなるかとちょっと焦り始めて、本人が担当者に相談してみたところ「これで大丈夫、問題ない」という流れに至る。そして、入国管理官に笑いながら謝られ、秒速で手続きが終わった。
外へ出ると、不思議な気持ちになる。
「初カンボジア」ともうちょっと感動したいのに、出口を囲んでいるバイタクとトゥクトゥクのドライバーたちがめっちゃ声をかけてくるので、自分のドライバーを探さなきゃいけないのに、邪魔な上、ストレスだった。
探してもいないので、オフィスを探すことに。
見かけたのはカジノとホテルカジノのみ。
人にオフィスについて聞いても分からないという。とりあえずそっち方向へ行けばいいというぐらいだった。
バイクに乗っていたおじいちゃんが「どこへ?」と聞いてくれたので、ネームタグを見せたけど、何かしらのアスファルト工事現場への指示をもらったので、諦めて大通りへ戻ることにしたら、見事にドライバーと合流できた。
無理を感じたところ、超ラッキー。
バイクでシェムリアップまでの車まで連れて行ってもらい、早速出発だと喜んでいたら、大間違いだった。
気づいたら灯りも道もない場所にいた。
上半身裸の人がたくさん働いていた。
「もしかして、私やられる?」
と正直に思ったが、運転手さんがドアを開けた途端、めっちゃ魚の匂いがした。
「これって魚屋さん?」と様子を見ていたら、車の中にでかい段ボール二つ入れられるところだった。ベロニカはスペースがないくらいで、リュックを膝の上に置くしかなかった。
走り出したら、段ボールの中から水の音がした。
「やっぱり魚だ」
車もいっぱいだし、じゃー出発と思ったら、どこかへ寄って、どうやら道が違うから電話をしながらドライバーがちょっと戻ったら、もう1人が車の中に入ってきた。助手席に座ったが段ボールであまりスペースがなかったね。
じゃ、これでもう出発かな?
と思ったら、また違った。
さらにもう一ヵ所へ寄り、気づいたらうちの後ろで小鳥?が鳴いていた。
やっと出発かな?と思ったら、数キロ先のガソリンスタンドに寄っていた。
順番が謎過ぎるけど、ウケた。
真っ暗な世界を走りながらシェムリアップに少しずつ近づいていた。灯りが出ると、ビール広告などの看板がめっちゃ並んでいる。そして、また真っ暗な世界へ飛び込み走り続けて約2時間かけてシェムリアップに到着した。
スケジュール的に一時間遅刻してしまいました。
なので、8時間はずの旅が9時間かかったw
ホテルからの出迎えがある予定だったので、どうしようかとも思ったんだけど、たぶんそっちで連絡しあってくれるんだろうと思ったら、まさか待ってくれていた!
しかも、すごく親切な人で英語もペラペラ!そして、アンコールワットなどを案内すると早速営業もかけてきたw
いいけど。むしろお願いしたいところだ。
宿に着いてチェックインしたら、衝撃が待っていた!
予約していた部屋の写真と現実は全然違ったし、さらにベッドシーツが汚れていて、お湯もでないという悲劇が起きていた。安いからしょうがないと思ったが、引っ越しとか違う宿選びも面倒なので、2週間ほどこの宿を予約してしまった。ということで、一晩我慢して、今日受付まで行ってクレームを入れたら、別の部屋に変えてもらった。
だって2週間もあの部屋は厳しいわw
まあ、最悪の場合は別の宿へ行くけど、できる限り節約したい。
とはいえ、昨日の22時頃にチェックインしたあと、スーパーへ行って、ビールを買ったけどねw
24時間営業のスーパーだったので、値段が高めだったが、それでも一缶で0.65ドル(約93円)だった。
そして、冷たいシャワーを浴びて寝ようとしていても結局初めての部屋というストレスで全然寝れなかった。
やらないといけないことがたくさんあるのに、めっちゃ眠いけど、とりあえず「初カンボジア〜移動編」を書き留めてみた。
どうでしたか?
陸路という冒険に興味を持った?
実は、今回は東南アジアは二回目の経験だったが、色々驚いた。
多分前回のラオスからのタイへの陸路経験がなければ、多分泣いてしまったかもw
それでも、人を信じるという選択肢を選び、無事に宿まで着くことができた。
初心者だったら・・・と思うとちょっとオススメできないかもしれないが、この記事を通して興味持っている冒険家に安心してこういう探検もしてもらえたら嬉しく思います。
応援されるとベロニカは空を飛びそうになるほど喜びます。