成功が必ずしも幸せに繋がらないというお話
どうも、ベロニカです。
花見の季節ですね。いかがお過ごしでしょうか?
ベロニカは寒いジョージアからタイに戻ったんだけど、日本が恋しくてたまらない。早く国境を自由に開いてほしい。
最近、ある本に出合った。前から勧められた本なんだけど、ついに手を出した。読みやすくて、久々に読書のために寝れないほどだ。
この本を読み、うんうんと頷くことばかりだ。
昔、気づいたこと、感じていたことが詰まっている。
そんな中で最初の方では、自由人と不自由人について書かれている。
不自由人は、自営業主、お医者、弁護士、サラリーマンなどと具体的な理由を語る。
ん?と誰でもなるでしょう?
さらにこんなことも
他にも重要なメッセージと例がたくさん取り上げられているけど、気になる方は、この本を拝読ください。
数年前の花見。
日本に留学時代に出会った同じ大学のロシア語ペラペラの友達。共通友達がすでにいたため、来日してすぐに知り合い、仲良くなった。
ベロニカが留学からチェコの大学に戻っても、友達二人で遊びに来てくれた。
とても楽しかった。実は、非常に懐かしい。
数年が経ち、ベロニカは再び日本に行った。そして、当時仲間たちと花見しようという流れまでなり、中目黒へ向かった。
人込みが相変わらずえげつない。
だけど、久々に友達に会うのは楽しみでしょうがなかった。
合流。久しぶり~にハグ。みんなの目が輝いている。
最近どう?何していた?などの質問を連呼した。
数人だけど、みんな早くキャッチアップしたいわけだ。
そんな中で、チェコまで遊びに来てくれたロシア語ペラペラの友達と話す。
見た目は、もうザ・稼いでいるサラリーマンだ。
すごい。流石!とベロニカも嬉しく思う。
しかし、話を聞くと、悲しくなった。
「こんなに楽しい時間はもう超久々だ!みんなに再会できてめっちゃ嬉しい!」
と彼の顔が最初輝いていた。
そこで、ベロニカが訪ねてみた。
「最近、楽しくないの?」
「全然楽しくない!!」と速攻返してくる。
「仕事がうまくいっているようだけど、何がダメなの?」
「仕事は全然いいし、めっちゃ稼いでいるけど、他は楽しみがない。一緒に気軽にご飯行ける人いないし、ブランド品を買う以外お金の使い道がない」と個人の悩みを話してくれる。
ベロニカは雷に打たれたような衝撃を受けた。
めっちゃ成功者に見える友人が全く幸せじゃない。
お金があるのに、楽しい使い道がない。
仕事と飲みと自宅の往復だけで、お金(手段)があるのに、自由どころか、幸せでもない。
久々に会ったのに、心がなんだかざわついた。しかし、せっかくだから、彼のためにも、その感情を忘れようとした。
…
誰だって自由を求めているけど、実際、自由とは何なのか理解していないようだ。
私も長年考えた結果、完全に自由になれるわけではないことぐらいは分かった。
みんなの「ちゃんとする」ことも試してみた結果、仕事や勉強ができても、自由ではないようにどうしても感じてしまう。
もちろん、ある程度自由になるために、しばらく不自由な生活を送るのは全然いい。だけど、不自由でも好きなことをやれば、そういう風に感じないよね?
自由になるために、成功しなきゃ。成功するために、安定したいい仕事にてをつかなきゃ。いい仕事を手に入れるために、いい大学を卒業しなきゃ…
これが本当であれば、このルートを選んだみんながすでに世界一幸せ者であるはずだ。
しかし、違うよね?
安定した仕事を手に入れても、残業があったり、仕事が終わった後の飲みがあったり、週末はゴルフの付き合いしたり、気づいたら、自分のために、残っている時間がわずかしかない。
安定した仕事に手に入れただけで、穏やかな日々が送れるかもしれないが、それでいいのかというと、そうでもないね。
むしろ、安定していないが、すっごく楽しめている仕事の方がいい、と感じる人が少なくない。色々不便だけど、自由に好きなことで生きているのが幸せなわけだ。
結局、社会に言われることに従うのではなく、自分が楽しく感じることに力を注げばいい。お金のためにではなく、人のために動くと幸せにつながる。自分が楽しくなければ周りも楽しくないと同様に、自分が幸せでなければ、他人も幸せにできない。
成功したって幸せになれないかもしれないけど、自分を含め周りを幸せにできれば、成功につながるかもしれない。
応援されるとベロニカは空を飛びそうになるほど喜びます。