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【シリコンバレー発ニュース】トランプ政権誕生によるAIとクリプトへの影響とは

大統領就任に内定しているD.トランプはシリコンバレーで最も影響力を持つ人物の一人とされている。彼の大統領就任によりアメリカ、そして世界のAIやクリプトを取り巻く環境がどのように変化していくのかを紐解いていきたい。

AIやクリプトに対するホワイトハウスの動きとは?

大統領就任に内定しているドナルド・J・トランプ氏は、シリコンバレーで最も影響力のある保守的な投資家・寄付者・メディア関係者の一人であるデイビッド・サックス氏を、アメリカの技術政策を監督する役職に任命したと発表した。

サックス氏は、PayPal創業期の幹部であり、現在はベンチャーキャピタリストとしても活躍する人物で、自身のポッドキャストで「ホワイトハウスがAIやクリプトの中心的存在になる」と述べている。また、彼はイーロン・マスク氏と親しい友人であり、過去一年ほどの間、マスク氏に共和党の政治にもっと関わるよう勧めてきた人物でもあった。

新設されたこの役職は、トランプ政権が技術産業、特にクリプト(暗号通貨)の規制において、より緩い方針を取ることを期待させるもので、クリプトの価格がトランプ氏の当選後に急騰したことにも反映されている。トランプ氏自身もクリプトビジネスに関心を示しており、サックス氏も彼が運営するクラフトベンチャーズを通じて、クリプトとAIに対してより自由な政策を支持している。

新たな時代の指導者

ドナルド・トランプ氏は、デイヴィッド・サックス氏が人工知能(AI)と暗号通貨の分野でアメリカの競争力を強化するために政策を指導すると発表した。サックス氏は、アメリカをこれらの分野で世界的なリーダーにすることに焦点を当てるとされている。しかし、サックス氏はフルタイムでの役職には就かず、自身のベンチャーキャピタルファンドの運営を続ける意向だ。

静かなる台頭

サックス氏の政治的な影響力の急成長は驚異的で、スタンフォード大学時代から保守的な活動をしていたものの、一般的には注目されていなかった。2020年に始めたポッドキャスト「All-In」が特に保守的なシリコンバレーで支持を集め、サックス氏はテクノロジー業界や政治界で有名人となった。彼は、トランプ氏のためにサンフランシスコで資金集めイベントを開き、共和党全国大会でも演説を行った。

今後もアメリカの政治情勢とテクノロジーの動向に注視していきたい。

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