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フルートお悩み解決〜音が出しづらい⑴〜

フルートで音が出しづらい⑴
~アンブシャーのチェック~
 
音が出しづらい原因はいろいろありますが、今回はアンブシャーをチェックしてみましょう。
アンブシャーとは、フルートを吹く際の口の形と位置を表すために使われます。
鏡を見て、アンブシャーをチェックしてみましょう。
 
1.       基本のチェック
①      唇とフルートが平行になるように、フルートが持てているか。
②      唇の中心が歌口の中心と合っているか。(フルートを吹く時の唇の穴が、中心からずれてできる人は、穴ができている位置に歌口の中心をあてましょう。)
③      下唇で歌口の1/4~1/3をふさいでいるか。
④      あくびの時のように口の中をあける。
※鏡は正面からだけでなく横からも見られるようにするとわかりやすいです。
 
これらをチェックした後、鏡を見ながら出しやすい音を吹いてみましょう。
息の跡(くもり)が、歌口の中心に現れるでしょうか。(写真1)

写真1(黄色い部分のあたりに息のあとがついていれば◎)

ずれている場合は、以下を試してみてください。
 
1. 歌口をあてる位置を左右にずらしてみる。
2. フルートを構えたまま、床面との角度は変えずに右手で前に押したり引いたりして、唇にあたる角度を変えてみる。
3. フルートを構えたまま、右手を下げたり上げたりして、床面との角度を変えてみる。
 
人それぞれ口の形も唇の厚さや大きさも、そして骨格も違います。
音の出しやすい位置を、それぞれ研究してみてください。
 
次回は、歌口にどのように息があたると良い音が出やすいかを解説します。