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Nemophila、LAライブ配信を視て

先ずは、とりあえず感想だけを一言。「やっぱりMurataTamuがいなかったら、成立しないバンドだなあ」!!

babymetalファンから変節して、Nemophilaのファンになったのは、以前noteに書いたので、その経緯は省く。彼女たち(babymetal)の映像作品は全て購入(またはネットの情報も閲覧)して、隅から隅まで視聴したのだが、今でも強く心に残っているのが、ドラマーの違いである。

最初DVD作品「~LIVE~LEGEND I、D、Z APOCALYPSE〜」に、映像作品として登場する神バンドの最初のドラマーであるShin(Force Prime)のドラムの
音やリズムに若干不満を感じたのは僕だけだろうか?最後の曲IDZでのちょっと音の起ったスネアのチューニングと若干叩きつけるようなリズムの取り方。もちろんShinとてダメなドラマーじゃなくて、このバンドとしての曲調(解釈)が上手く行かなかった例だし、アレンジャーやマニピュレーターにも責任があるのは当然だが、次の(3番目)のZでドラムが青山秀樹に変わったとき、ある意味この娘たちは将来日本のカワイイメタルを背負う大スターになるかもしれないと思わせた!そして、次の映像作品であるLEGEND“1999” YUIMETAL & MOAMETAL聖誕祭でギター大村孝佳、 ドラムス青山秀樹、ギターLeda、ベースBohの神バンドを聴いたとき、このグループは勝ったと思ったものだった。

☆その意味でyuiが辞めずにどこまで行けるか、本当に見たかった。

その中で、いかにドラムが大切か、それもテクニックだけじゃダメで、曲の解釈を突き詰めて、それを表現できるかどうかが問題で、仮にヴィニー・カリウタが神バンドやNemophilaで叩いたらどうか?想像してみると面白いが、多分メンバー内で喧嘩になるだろう!

その意味で、MurataTamu(以降タム)をドラマーに迎えたNemophilaは成功への道を少しだけ踏み出したと思える。

Nemophilaの映像作品、配信ライブ(一部がCD:ReviveにDVDとして収録)、渋谷ラインキューブでの有観客ライブのDVD、zepp Fukuokaでのライブ参戦、zepp Osakaのラウドネスとの対バンコンサートの配信、そして、今回のLAライブ配信!そのすべてを視て、バンドメンバーの課題、深化、進化、あれこれある中で、安定・安心のタムだと回を追うごとにますます強く思わされた。僕がNemophilaに惹かれた理由は前の記事に書いたが、タムのことは余り詳しく知らなかった。一番最初から追いかけていたのはHazukiであり、メガネをかけた清楚な高校教師が裏ではへビメタのギターを弾いている感じのギャップが面白くて(最近段々衣裳の露出が多くなったなあ)、それとアイバニーズの7弦ギターの音色を上手く奏でているなあと思ったからである。タムについてはNemophilaまでの経歴は、ソロで何かやっているな、程度の知識しかなくて、Nemophilaに入ってから本格的に聴きだしたわけだが、今やタムなしでは成立しないバンドになってしまった感がある。

僕はバンドの中で、ドラムが一番厳しい立場にあると以前から思っていたし、今もその思いがさらに強くなっている。要するに些細なミスタッチが許せないということで、もちろん、ギターやベースにもミスタッチはあるが、本当に超絶技巧を要求され、それがライブである場合は、仕方ないことである。でも、リズムパートには許されない。大昔、超一流バイオリニストのイツァーク・パールマンが(日本での)コンサート(パガニーニか何かの曲の演奏)のあと、ミスタッチが2回(かそのあたり)あったと語っていたことがあった。(チェロのヨーヨーマも同じようなことを言っていたことがあると思う)実は、僕はそのコンサートに行っていたが、それがどこなのかは全然わからなかった。あのパールマンにして、それなので、ヘビメタバンドのあの音響の中での細かいミスタッチはしょうがないと思っているし、それも技術が向上すれば減らせるし、曲の流れをより正確に、綺麗な表現で聴かせることができるようになるはずで、その意味で、多くのトッププレイヤー(多くの名前が挙がるが、例えばヴァン・ヘイレン)の技巧と表現力には、仮にミスタッチがあっても、その技巧と表現力でそれを感じさせないものになっている。DVDになっているラインキューブのコンサートと今回のLAライブの配信(4回聴いた)を聴いてみると、ギターやベースにミスタッチや、フレーズの継ぎ目の間に本当にほんの少しずれがあるのに気が付くはずである。でも、流れと表現さえ良ければ、本当に気にならない程度のものであり、コンサート全体をスポイルするものではない。でも、ドラムにはそれがほとんど許されない。例えば、D‗DriveのドラマーChiikoは素晴らしいパワーテクニックを持っているが、ときどき少し遅れるかなと言うときにも、ギターのYuki他のテクニックでそれがカバーされていて、まあ許容範囲かなと。

その意味で、Nemophilaの要はタムだなあと実感する。本当にミスなく、卒なく、そしてテクニックもきちんとこなす!今後Nemophilaが飛躍・成熟するために欠かせない存在になったなあと!今現在、他のメンバーのミスタッチ的な部分はタムによってカバーされているが、今後、いかにミスタッチ的な部分を減らすか=安心して聴いてられる、がNemophilaの名前がビッグ・ネームになるかどうかにとって欠かせないものになるだろう。というのは、全員高いレベルの技巧は持っているのだから。頑張って欲しい。

2児の母タムに心から応援の気持ちを送りたい。もちろん、Hazukiもね!

昔、ベネディッティ・ミケランジェリがお客の声でミスタッチをして、コンサートを止めて帰ったけど、彼なら許されるとされた!そんなマエストロには、やっぱりなれないか(笑!!)!!

続く

追記:Mayuは英語を無理に使わなくてよい!使われると、却ってハラハラするので、必要最小限で、あとはSakiに喋らせておけばよい!

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