【嗚呼、人生 vol.69】初級の日本語学習者と一緒に翻訳作業をするときに気を付けていること
前回の記事で、最近は12年生と一緒に自然と環境に関するトピックについてディスカッションができるようになるためにリサーチを進め和訳する作業をしているということを書きました。
今回は、生徒と一緒に和訳する際に気を付けていることについて書きたいと思います。
多くの生徒は、自分で調べてきた内容を難しい言葉のまま英語で書いてきたり、とても長い英文を書いてきたりします。
ですが、生徒はまだ限られた日本語しか学習してないため、その限られた日本語の中で言いたいことを言えるように準備しなくてはなりません。なので、翻訳作業をするときは常に手元に教科書とワークブックを用意しておきます。そして生徒が既に習っている文法で訳すことが可能な場合は、どのように訳すかを積極的に生徒に聞くようにしています。また、難しい単語があった場合には、彼らが知っている単語で置き換え可能な単語がないかを聞くようにしています。
本当は、知らない単語は自主的に調べてほしいのですが、そうしている時間もあまりないので、知らない単語は教えるようにしていますが、既習の単語に関しては復習の意味も込めて答えてもらうようにしています。
実力には及ばない内容を先生に聞かれてしまうと生徒はストレスを感じてしまうでしょうし、かといって簡単すぎることばかり聞かれていたらつまらなくなってしまいます。なので、そのバランスをうまく取りながら翻訳作業を進めていくことが重要だなと思っています。