テレワークのこと
仕事が完全テレワーク=在宅勤務になって1ヶ月以上が経過した。もともと仕事内容的にもテレワークは可能だし、会社的にも今夏予定していたオリパラ対応のために制度として整備を進めていたので昨年度から数回テスト実施もしていたし、移行はかなりスムーズだった。
とはいえ、これまで制度的にはあったけれど心理的に使いづらく、私はほとんどテレワークを使ってこなかった。使いたいと思っていたのに。なんとなく、テレワークって通勤がない分楽をしているようで後ろめたさがあった。で、自分のこんな気持ちに気づいてがっくしきた。私の中にも、「満員電車で通勤しているのは頑張っててエライ、通勤しないで家で仕事するなんて通勤している上司に申し訳ない」みたいな思いがあったんだ・・・。超やだ、なんだそれ。本質的じゃない・・・。
いろいろ思っていたテレワークのこと、1ヶ月続けてみて思ったことを記録しておく。
▼在宅勤務時の仕事スイッチの入れ方
顔を洗う・歯磨きをする・服を着替える
これだけは絶対にやる。実は以前のたまにの在宅勤務時にはやっていなかったこと。1日家にいるからいいやと、顔も洗わないし、パジャマのままで仕事していた。それだと気持ちがしゃんとしない、ということがわかった。あとは、今の在宅勤務では顔出しのZoom会議もあるからある程度の身支度はしていないとまずい。けれど化粧はしないし、メガネのままなのはいいやと思っている。
以前のたまにの在宅勤務では正直半分休みみたいな気分でやっていたのが、今回毎日テレワークになったことでこれが日常になり、家でも全然仕事モードになれるようになってよかった。
▼在宅勤務の必需品
・湯たんぽ
とにかく足元が寒い。冷えて集中できない。これをどうにか解決したいと思って、導入したのが湯たんぽ。お湯を沸かして、プラスチック製の湯たんぽに入れて、付属のカバーをかけて使用する。それを足元に置き、足を乗せて、ひざ掛けを足までかけたらこれがびっくりするほど暖かくて快適になった。もう手放せない。ぬるくなってきたな、と思ったらまた中のお湯を出して温めなおせば熱々になる。2020年、買ってよかったものナンバー1だと思う。
・机と椅子
床の上に座って仕事をすると腰が痛くなる。ベッドの上に座ってもみたけど、マウスを置く場所が難しい。というわけで、机と椅子が必要。ここ4ヶ月ほど暮らしていた居候先には机と椅子がないので、完全テレワークになったタイミングでまた一旦実家に戻ってきた。実家のダイニングテーブル、もしくは旧弟の部屋のどちらかで仕事をしている。
▼在宅勤務時のお昼ご飯問題
お昼休みは1時間。この間に作って、食べて、食器を洗って片付けて、とやるのは案外忙しい。昼寝もしたいからなおさら。前の日の夕飯の残りとか、焼きそばや冷やし中華、パンにチーズのせて焼くとか簡単なものになる。が、レパートリーが少なくてすぐに飽きる。たまにはコンビニに買いに行ったりもする。朝とか前の日の夜とか別の時間に作っておけばいいのだけど、まだそれができていない・・・。
▼居心地の良い家の条件
世の中がこのような状況で、平日も休日もほとんど家の中で過ごす日々が続いている。いろいろおさまった後も、きっと今後はテレワークは当たり前の働き方になって、これまでより家で過ごす時間が増えると思う。私はもともと家が好きで、家は快適な場所にしておきたい、という気持ちも強い方だった。実家は数年前に今の家に越してきて、とても快適になった。角部屋だから窓が多くて、少し高台にあるから6階だけど眺めがいい。都心からは遠いけれど、緑が多い。その緑が窓からたくさん見える。
私は今年の秋に引越しを予定しているので、家探しをするときの条件みたいなものが、今回のことで少し変わりそうだなと思っている。例えば、これまでは駅から徒歩10分以内、というのを必須条件としてきたけれど、毎日通勤しなくてよくなるなら、会社の最寄駅から近いとか、駅近というのはそんなに重要に思えない。それより、会社や最寄駅から少し遠くても、家の周囲に緑が多いとか、大きな道路から離れてる場所で車の音がしないとか、そういったことの方が重要になる。
テレワークは、業務的にできるできない、ということの後にも、その人その人で向いてる、向いていないもかなりあると思っている。
私は思ってた通り向いている方の人ではあったけれども、テレワークしてもいいですよ、というのと、テレワークしなさい会社に出社してはダメです、というのはこんなにも大きな違いがあるのか、とこうなるまではわからなかった。特に完全テレワークに切り替わった3月末から4月上旬は世の中の状況、政府の発信するあれこれに絶望して、気分が落ち込んでいたことも重なって仕事に集中できない日々が続いてとてもしんどかった。こういう日々に人に会えないとか、家を出られないとか本当に厳しい。
まだまだこんな日々は続くけれども、どうにか自分の中での最適解を求めて日々やるしかないと思っている。