「Çanoma」ローンチイベントに行ってきました
先月までWonderFlyというサイトでクラファンをしていた、「日本人のための香水」チャレンジに支援をしていた関係で、チャレンジ成功記念イベントに参加してきました。
https://wonderfly.jp/cf/ideas/948
正直、世の中にある大体の「日本人のための」が着くものは、日本的要素が態とらしかったりクドかったりしてあまり好みではないので、この香水も「サンプルを取り敢えず手に入れてみて、好きだったらフルボトルを購入しよう」という気軽な気持ちでの支援でした。
ところが、サンプルで確認しようとしていた香りをいち早く体験できるイベントを開催する、というお知らせが来たので、これまた気軽な気持ちで申し込んだのです。
こまめに更新される活動報告から見える通りこの方の世界観はかなりしっかりと構築されており、それが自分の好みとか好みじゃないとか関係なく「世界観フェチ」な私としては、是非ご本人に会って画面から見える平面な世界じゃなく立体感のある世界として体感してみたいと思ったことも理由の一つでした。
当日は参加者7人の少人数アットホームで、実際に使用された「キーワード」となりそうな香りを持つ香料と実際の香水を比べながら、1つ1つの香水のコンセプトを2時間に渡って解説していただき、体験するとても面白いワークショップ的な感じで、
やはり同じものに興味を持つもの通し、初対面であっても帰る頃には仲良くなって一緒に帰るようなイベントでした。
例えば「フローラル」というよく聞くテイストから、各々の経験から「こんな感じ」という曖昧な香りをイメージすることはできますが、そのイメージを作り上げる香料単体を嗅ぐ機会はほとんどありません。
そこで、今回の香水の中に感じる「イメージ」や「言葉」などを連想する元になるだろう香料をピックアップし、その香料がどういうイメージを作り上げるのかとか、抽出方法のような技術的な話とかを伺って、より香水について理解を深めていくことを繰り返しました。
各香水を一度分解することで、自分が「好き」だと感じる香りに含まれる要素を理解することができ、そして自分にとってベストな1本を選ぶことができるのです。
今回の「Çanoma」でローンチするそれぞれの香水は、全然表情が違うのにどこか共通する何かがあって、一概に「好みじゃないから」と簡単にはパスできない、奥の方に何かしら自分の好みを見つけられるような面白いラインナップでした。
恐らくこの「奥の方に何かしら」の部分に、大多数の日本人が日本の原風景をイメージする香りがあって、ニッチフレグランス市場で展開していくブランドではありますが、意外と早くファンを獲得し定着していくブランドになりそうだなと感じました。
展開していくのは秋頃を目指している、とのことだったので、全部の香りや今後新しく出る香りなどを揃えていくのが楽しみだなと、今からワクワクしています。
ところで、私はチーズの中では断トツでブルーチーズが大好きで、それもロックフォールが大好きです。
今回の香水で「これが一番好き!!」と選んだ香水には「オークモス」というウッディな香りが割とメインで使用されていました。
この「オークモス」とロックフォールには実は共通点があり、
「カビの香り」を持っているということです。
つまり、私はカビが好きなんですね。
相当やばい好みですね。
このまま人には言わずに、「カビが好き」とバレないように気をつけながら、自分の好きなものを堪能していきたいなと思っています。
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