クソ広告のアプリを遊んでみた
クソ広告というのがある、最近だとビビッドアーミーがまるで本編に掠ってない内容の広告を粗製濫造してるのが有名だと思う、あとホーム/ガーデンスケイプのオッサン(名前はオースティンという)がなんかやたら酷い目にあってる広告とか
これらのクソ広告はニコ動やらようつべやらインスタでやたら見かけるので、1回は見たことある人も多いと思う。
その中から気になったやつを2つほど遊んでみた。
1、リリーズガーデン(ストアだとリリーのガーデニング大作戦と表記されてるが起動した時に出る名前はこっち)
これのくそ広告は｢リリー(主人公)が妊娠検査薬の結果に喜び、恋人に報告に行くがそれを聞いた恋人はリリーを置いてバイクで去ってしまう、リリーは途方に暮れる……｣みたいなやつなのだが、開始してみるとリリーは妊娠してない、あと恋人とは開始時点で別れている、風評被害……って思うが、別れた理由が相手の浮気なのでまあ妊婦を捨てるほどクズではないけどダメ男なのは確かなのかもしれない。
内容はなんか最近ツイてないリリーが、大好きだった大叔母の遺した屋敷と庭を相続することになり、その屋敷と庭を修復していく……という上にあげたガーデンスケイプの内容に近いゲームだが、相続に関して｢30日以内に修復終わんなかったら相続無効｣という後出し条件があり、特に日数とか関係なく修復作業をできるガーデンスケイプと違って明確にリミットがある。
なので、1エリアに対し結構長めのスパンで修復作業をするガーデンスケイプと違ってリリーズガーデンは1エリアに対し3日以上は労力をあんまり掛けないようになっている。
修復作業自体は周りの手伝いもあって結構順調に進むが、前述の元恋人やら大叔母の伴侶だった人物の息子(リリーのいとこ)の妨害やら外的障害はちらほらある、元恋人はなんでか知らないがリリーを手元に戻そうと(少なくとも私がプレイしている中では)2回くらい干渉しに来る。
いとこは実は父親と血が繋がっていないということを証明したらしっぽ巻いて逃げたので多分今後は出てこないかも、養子にも相続権ないっけ……？明確に養子じゃなかったのかな
あとホーム/ガーデンスケイプみたいに主人公たちはプレイヤーを認識してない(プレイヤーの名前入力もない)、オースティンたちはこっちに手を振ったり話しかけたりしてくるが、リリーたちは本当にこっちを認識してないのでこっちは空気である、別にいいけども。
リリー以外の人は、大叔母の顧問弁護士でお互いの伴侶が死んだ後に実は付き合ってたらしい老弁護士、その孫で大工の女性、隣に住んでて嫁と娘の親権を争ってる男やもめの3人、あとその男やもめが飼ってるメスの犬もいるけどこれはホーム/ガーデンスケイプのペット枠だと思う、男やもめがしょっちゅう家を留守にするので実質リリーが飼ってるみたいになってるし。
ゲームはガーデンスケイプのピースを入れ替えてコンボを作るタイプのパズルではなく、2個以上の同じ色のピースをタップして消していくタイプのパズル、まあスケイプ系と同じく途中からギミックが増えていって回収が面倒になっていくのはどれも同じかな。
ログボは結構頻繁にマネーを配る、あとコンテニューに使うマネーは900で固定っぽい
オースティンや後述のマッチングトンマンションのティファニーと違い、リリーは若干？マイナス思考気味、まあ初回起動時の冒頭のムービーで今いちばん不幸なのは多分私みたいなこと言ってたので順当なのかもしれないけど。
この手のゲームは期間おかずに毎度毎度ランク制のイベントをやってるんだけど、これのロケットのやつだけはちょっと仕組みがわかりづらいので個人的にはロケットイベ中はやんないかな……前に送信した記録より多い数を取らない限りランクに反映されない仕様ちょっとなぁ……累計でいいじゃんと思うんだけど。
スケイプ系と違って修復作業自体はトントンと進む印象なのでテンポよく進めたい人にはいいかも、広告の内容は後半にあったリフォームのとこ以外はまるで掠ってないけど、マッチングトンよりはマシな部類だと思います。
2、マッチングトンマンション
個人的にはかなり本編と広告の設定が乖離してると思うゲーム、クソ広告の内容は｢明らかもう産まれるやろくらいの時期の妊婦であるティファニーが家でテレビを見てたら旦那が愛人連れてやってきてしかも妊婦の本妻だったティファニーが家を追い出される｣っていういや酷すぎるやろ……って内容なんですが、ティファニーは当然のごとく妊娠してません、どころか広告内で旦那役として出てくるキャラはゲーム開始時点ではティファニーとは面識すらありません、いやおい……いやおい。
ゲーム内容はリリーズガーデンがガーデンスケイプ形式だったのに対し、こっちはホームスケイプ形式で屋敷内を中心に付属する庭園も一緒に修復していきます、パズルの形式はスケイプ系と同じピースを入れ替えてコンボを作るタイプ。
多分いちばん初回起動時のムービーでの説明が足りてない気がします、ティファニーがあの屋敷の持ち主とどういう関係なのかあんまりよくわかんないので……元の持ち主が作家で作品に協力してもらったから、的なことは言ってましたがそこから屋敷貰う……か……？お礼がデカすぎる
妨害役は今のところ1人、この屋敷を壊して跡地にカジノを立てようとしてるおっさんくらいで近所の皆さんは修復作業に協力的。
コンテニューに使うマネーが500とやった中では1番安いんですが、同時にクリア時に貰えるマネーが1番ケチ臭いのもマッチングトンですね、他は50マネー固定で貰えるのに対してマッチングトンは20しかくれないので。
その上やたらがめついというか、ガーデンスケイプでたまに出てくる｢一瞬で作業が終わらない箇所｣が存在するんですが、ガーデンスケイプがだいたい5〜10分くらいで終わり50〜75マネーでスキップできるのに対して、マッチングトンは普通に1日近くかかる時もある上配布マネー少ないくせに1000マネーくらいスキップで要求してきます、課金煽ってんのか？？？？(どのゲームもアイテムのセールアピールはやたら出ますけど配布マネー少ない上要求マネーが多いとなるともうひたすらレベルを進めるか課金するかの2択なので……)
ログボは他が7日で1周なのに対して5日で1周、5日目は家具で固定されてる。
他と違って、自分以外のプレイヤーの屋敷におじゃま出来るデレステで言うところの事務所訪問みたいなシステムがある。
スケイプ系やリリーズガーデンは一日のタスクを全て終えると｢新しい一日を始める｣というタスクが出て、キャラたちが1度家に戻って休み、また次の日の朝からストーリーが進むという感じですが、マッチングトンは一日の区切りという概念がありません。
1回のタスクの総数が表示されているので、それを終えると次のタスク総数が表示されて……という感じで1回1回区切らずに進んでいくので、一日の区切りがラグと感じる人にはこっちの方が楽かもしれませんね。
私はこいつ寝ねぇのか？って変に心配になるので個人的には区切りあった方が好きですが。
あと基本的にペット枠は犬か猫かの一種類(偶にイベで追加されることもありますがイベ追加ペットはストに絡んで来ないので実質飾りと変わらん)なのに対し、マッチングトンは犬猫どっちも飼えるしどっちもストに絡むので個人的に好きです。
イベントはガーデンスケイプのりんご集めやリリーズガーデンの花集めみたいな特定のピースを集めるタイプのが多めな気がします、ただピース集めてジュース作るとかイラストに色塗るとかいうイベの時はレベルクリアしてすぐ次のレベルに行くとかしないと強制的にそのイベ画面に移行させられるのでちょっと面倒かな……。
主人公のティファニーなんですけど、オースティンやリリーとは違った方向性というかめちゃくちゃ恋愛脳というか……パリピ？多分1番見た目がリア充みがある。
先述した広告内での旦那役にあたるキャラは大工なんですが、その彼に一目惚れしてことある事にアタックするけど、相手は屋敷の方にしか興味無い、という感じで気持ちは噛み合ってないですね。
でも相手の褒め言葉(だいたい屋敷や庭のこと言ってる)をとりあえず自分に対する言葉だと受け取るティファニーのプラス思考ぶりはある意味すごい。
個人的には若干がめついかな？と感じる部分はチラホラあるけど、一日の区切りがないからその分ぱっぱと進められるのは長所だと思います、広告はちょっと……うん、酷いけど。
以上です、個人的にはリリーズガーデンとかマッチングトンマンションみたいなのは｢絶対内容違うやろなぁ｣って思うので何となくやってみましたが、絶対内容違うと思うけどクリアする気無さすぎるプレイばっか見せてくる広告とか洋ゲー系アプリによくある絶対可愛くない動物のやつとかはまるで試しにやってみる気も起きないので(個人の感想です)妊婦を捨てる系で攻めてきたこのふたつは広告の内容は酷いけどまだ興味持たせるのに成功はしてるのでまあ……当たりなのかなぁ……こういう広告、一応違法では無いらしいし……あんまり盛りすぎもどうかと思うけど。