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ブラックメタル初心者がディスクレビューをしてみた・デプレ編(2021/11月⑤)

自分用に書いている一口ディスクレビューをまとめておきます。リンクはApple MusicまたはBandcamp。文体は定まってません。ポスブラが混ざってたり、重複もあります。

いや11月、書きすぎ。

登場バンド
Sadness
Kanashimi
Hovert
Thy light
Nocturnal Depression
Extravaganza
Animus
Katatonia
Nostalghia

Sadness"Compilation"
Apple Music

デプレerになって良かったこと、それはSadnessに出会えたことと言っても過言ではない。あまりにも、あまりにも哀しくて美しい音楽、拙い説明の言葉が意味をなさない程の。

Kanashimi"Romantik Suicide"
Apple Music

以前も紹介した国産デプレKanashimiのEP。タイトルにもうその世界が現れている。美しいピアノの旋律、絶望をそのまま声にしたらこうなるのだろうというVo、出来る限り美しく逝きたいと、現世への諦めにも似た祈り。完全希死念慮サウンド。好き🥲

Hovert"Omyt"
Apple Music

ロシア🇷🇺のデプレ/アトモス。Psychonaut4とSPLITも出してる。聴いていると不安になる日照時間の少なさ丸出し激鬱サウンド&言語不明ながらも生を憂いまくってる事が伝わるVoは一聴して「絶対寒い国のデプレだ…」と思ったら案の定ロシア(デプレソムリエ化)!

「寒い国のデプレが判別できる」という虚無の能力が身に付いてきた気がするけど、そんなもんどうするんだでしかない。

Thy light"No Morrow Shall Dawn"
Apple Music

ブラジル🇧🇷の2人デプレ。クリアな音質やアコギ、ピアノ、泣き系のテクいギターソロやリフ、クリーンボイスの使用など全体的にデプレとしては柔らかいサウンドで発狂・絶望感は薄く感じ、聴きやすい。去って行った日々を遠く感じているようなVoが切ない。

Nocturnal Depression"Four Seasons To A Depression"
Apple Music

フランス🇫🇷の、デプレには珍しいちゃんとバンド形態をとっているグループの四季をテーマにしたEP。リマスター後というのが信じ難い(二度見した)カッスカスの音質、どのあたりが四季なのかもよくわからないが、寂寥感に溢れたノスタルジックな曲は美しい。

Extravaganza"Priepuoliai"
Apple Music

何故かメロデス先生(注:メロデスのオタク)が発掘してくれたリトアニア🇱🇹のデプレ/ポスブラ。デプレとポスブラの良いところ取りといった雰囲気で全体のバランスが良く、音像もクリアでしっかり暗さがあるのに重すぎず耳触りがよい仕上がりになっている。ややクサフレーズはご愛嬌。

Animus"Poems For The Aching, Swords For The Infuriated"
Apple Music

イスラエル🇮🇱の1人デプレAnimus。デプレ安定の音割れ寸前スカスカ音質だけど、全体的に湿度は高めの音像になっている。アトモスやアンビエント感もあり、今すぐ死にそうな絶望感というよりは虚無の中でゆっくりと息を引き取りたい…という緩やか希死念慮系。

Katatonia"Dance of December souls"
Apple Music

今狂ってる音楽たちの源流、始祖であるところのスウェーデン🇸🇪のゴシックメタルバンドKatatonia。
音質はクリアで聴きやすいが、アルバム通して終始暗くて重く、のちのDSBMに通じ、繋がるものが詰まってる。北欧特有の暗さ、好きだな…

Nostalghia"Here, at the end of all things"
🎵bandcamp

メキシコ🇲🇽のポスブラ/デプレ。
ガサガサめな音の一粒毎に悲しみと切なさの含有量多め。メロブラっぽさのある美メロや希死念慮ピアノも聴ける。鬱くて暗いのにどこかポップさがある音像は(音楽性はそこまで似てないが)Lifelover好きにもイケるかも。好き。

なんとまだ続く…

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