オタクのおじさんにもスキンケアを始めてもらいたい、切実に
一本の見事なnote記事に感銘を受けた。
まずこちらの素晴らしい記事ををご一読いただいてから以下を読んでほしい。
この記事はアンサーソングみたいなもんである。
この記事のターゲットは
「スキンケアに興味はあるけど何から始めたらいいのかわからない青年〜中年男性」
目的は「スキンケアによる効果を体感してほしい」そして「私の知人の大部分を占めるアイドルオタクのおじさんたちに読んでもらい、肌をきれいにする面白さを知ってほしい」。
普段スキンケアしない人がひとたび手入れをし始めると日ごと目に見えて変わっていくことを私は知っている…中年でも遅くはない。むしろ効果がわかりやすい。
ちなみに書いている人は日本化粧品検定1級とかコスメコンシェルジュ資格とか持ってたりする、よくいるタイプの化粧品オタク。
基本の基本
肌を綺麗にする方法、
それは「保湿(乾燥対策)・摩擦を避ける・紫外線を避ける」の三つを地道に行うこと。
これが頭に入っていれば色々応用がきく。
例えば…
・保湿、乾燥対策
→熱いお湯で洗顔しない、熱いお湯のシャワーを当てないことも乾燥対策になる
・摩擦を避ける
→顔をタオルでゴシゴシふかない。擦らない。顔はなるべく触らない。手は意外と汚いし、ニキビや肌荒れの原因になる。
・紫外線を避ける
→シミ・シワ・たるみなど、肌老化のほとんどの原因は紫外線と言われている。予防策は日焼け止めを塗ること。
まず何から始めればいい?
最初のデッキは洗顔料と泡立てネット、化粧水と乳液を買うことから始めたい。
大丈夫、全部通販で買える。
Amazonにはなんでもある。
【洗顔料】
洗顔超大事。
綺麗に洗ったところと、皮脂や汚れが落ちきってないところに化粧水やら色々塗るのどっちが効果あると思う?って話。
男性は大抵皮脂が多いので、今回は洗浄力高めのものを提案。
おすすめアイテム
●スキンピールバー AHA
過剰な皮脂を洗い流し、古い角質が剥がれ落ちるのをサポートしてくれる石鹸。
お試しサイズのセットがAmazonにもあるけど、公式で買う方が安い。泡立てネットもついてくる。
ちなみにこの石鹸はかなり溶けやすいためお風呂場への放置厳禁。ヘビーユーザーはだいたい、カッターかピーラーでカンナ屑くらいに削いで一片を1回分として使っている(SNSで検索すると画像がいっぱい出てくる)
●アイボリー石鹸
ごくプレーンな純度の高い石鹸。全身洗える。大きくて安い。Amazonにある。
石鹸は泡立てネット(100均にある、最悪みかんネットとかでも良い、泡立つので)で揉み込んでふわふわに泡立てて、泡を押し当てて泡に汚れを吸わせるイメージで洗うこと ゴシゴシ絶対厳禁、摩擦は敵。
・化粧水と乳液
水分(化粧水)→乳液・クリーム類(油分)の順番が基本
水分を与えてから油で蒸発を防ぐイメージ
★おすすめアイテム
ひとまずプレーンな化粧水と乳液として無印の敏感肌用を勧めたい。
しっとり・さっぱり・高保湿など、種類がいくつかあるが、勘とか好みで選んでいい。
化粧水に慣れない人はさっぱりがおすすめ。
くせがなく無香料、買いやすい、物が良い、肌が弱い人でも使える、お試し用にも適したミニサイズがある。
化粧水は手にバシャっととって顔全体に馴染ませる。量は手のひらを丸めた時の窪みに出してこぼれない程度、少ないと顔を擦ってしまいがちなので、気持ち多いかな?くらいで。摩擦は敵。
手が乾燥していると手が化粧水を吸ってしまって顔に行き届かないので、その場合はコットンにたっぷり(500円玉くらいのエリアがヒタヒタになってるイメージ)含ませてやさしく、やさしく、やさしくなでるようにつける。ライフハックとしては、推しメンの肌につけているとイメージするとやさしくなれる。
摩擦は敵。
乾燥が気になる時は何回か化粧水の手順を繰り返す。
ある程度化粧水が顔に馴染んだのを確認したら乳液を500円玉くらい手に取り、これも顔全体に伸ばす。やさしくやさしくのばす。摩擦は敵。
慣れてきたら肌悩みや目的に合わせて美容液やクリームを足すなど無限のオプションがあるが、ひとまず最低限のデッキは以上。
肌悩み別アプローチ
よく聞くお悩みについて簡単に。
肌のトラブルは化粧品マターではなく皮膚科マターなので、皮膚科を受診してほしい。
【皮脂が多い、油性肌】
①ビタミンB群のサプリメントを飲む。
過剰な皮脂を抑える効果がある
②保湿をする。
乾燥すると補おうと皮脂が出るので潤いを補給する(アイテムと方法は前述)
【しみ・そばかす・ニキビ跡】
基礎化粧品では多少薄くはなれども消えないと思ってほしい。
皮膚科マター。内服薬とレーザー治療。
新しく作らないためには紫外線予防と摩擦予防。紫外線と摩擦は敵。
【ニキビ】
こちらも基本皮膚科マター。経験上、皮膚科の薬が一番効いた。
新しく作らないためには、肌を清潔に保ち寝具をマメに交換し、ビタミンB群を摂取する。なるべく顔に触らない。
おわりに
まず前述の基本デッキでのデュエルを毎日、1週間…いや3日間も続けてみれば
肌がしっとりと艶を帯び、肌の手触りが変わり、鏡を覗けばちょっと健康的で若々しくなった自分の姿が見えるはず。
自分をケアする気持ちよさを知ること、即ち自分を大切にいたわることの効能を身体で知ること。
きっと、今までとは違ったかたちで自分を知る面白さもついてくる。
当たり前だけど、顔の大部分は肌。
肌の状態が良いと不思議と気分も良くなるうえ、清潔感もアップする。
気分が良く、人に与える印象も良くなれば社会生活にも良い影響しかない、大げさだと思います?マジです。
ツルツルになって推しメンに会おうな!
付記:オタク気質の人間とスキンケアは相性が良い説
お察しの方も多いと思うが、スキンケア化粧品、「要素」「種類」が多い。オーディオやガジェット、はたまたアイドルと同じく、有名どころからマイナーなものまで、求める効果に合わせて無数の商品の中から自分に合うものを探していく、オタク気質の人間にひとたび刺さればたまらない要素で溢れている。
そして意外とオタク・ロジックで詰めていける部分も大きい。
気に入った商品があったらその商品のどこが良いと思ったのか、成分やブランド、テクスチャ、使い方を分析して次なる目的へと繋げていく。
これは結構、音楽オタクの音源digに近いと思う。
大手レーベル(有名メーカー)のヒットチャート上位(バズった商品)を辿るもよし、小さいながらも自分好みの製品が出ている通販メインのブランドや海外ブランドに手を出してみるもよし、突然ジャケ買いもアリ。
成分を見て買うのは参加メンバーやスタッフを見て買うのに近いし、
音楽におけるRate your musicのような存在、アットコスメもある。(もちろん個人レビューサイトもSNSの専門アカウントも山ほどある)
面白くなってきたらスキンケアオタクの道に顔面から突っ込んでみるのもまた、楽しいと思う。