UNMIX新作ファンデーション発表イベントに行きました日記
先日、大好きなコスメブランドUNMIXの新作ファンデーション発表イベントに行ってきました。
以下、引くほど長いレポートです。
【商品情報】
UNMIX
カモフラージュ ファンデーション
2025/2/10発売(04のみ5/10発売)
SPF50+ PA+++
4色展開
税込4,180円(ケース別売り税込1,430円)
以下、あまりに長いので先に要点だけ書いておきます……
・かなり固めの練りファンデ(スポンジ塗り)
・「元の肌が綺麗な人」に自然に擬態できる
・崩れにくい&メイク直ししやすい
・色選びはデコルテで行います
・ナチュラル肌好きに特にオススメ
私はCHICCA時代から吉川さんの作るプロダクトのファンなので直接ファンデの色選びをしていただけるのはレア機会だぜ!!と発表即、予約したイベント。
当日、明るくて綺麗な青山のイベントスペースに着くと幾つかのテーブルに5〜6人づつ座れるテーブル席が用意されており、テーブルには沢山のUNMIXのプロダクトが並んでいました。この時点で既に爆上げです。
イベントに参加している方は全体的に落ち着いた雰囲気で、UNMIXファンらしいナチュラルなムードの大人の女性が多かったです。
まずは吉川さんのお話から。
(私は記憶力が悪く、一言一句を記憶できないため以下は「私が解釈した大意」として読んでいただけると助かります…)
「普段UNMIXでは"透ける"カラーアイテムを作っているがファンデは不透明に作った」「ビン付油をベースに水白粉を塗ることで持ちを良くする舞妓さんのメイクにインスピレーションを受けた」「"人間そっくり"の肌が作れる」(蛇足:私は"人間そっくり"というワードに安部公房の同名小説を連想してしまい、その後心の中で「安部公房ファンデ」と呼んでいる)
プロダクト以外の印象的だったお話は「イメージビジュアルはモデルさんでなく一般の方を起用し、自宅スタジオで時間をかけて何百何千という枚数を撮り、その中でリラックスした状態の被写体の美しさが最も現れている写真を選ぶ」「素人さんといっても元が綺麗と思われるでしょうが、どんな人でも大体9割以上の時間は"変な顔"、撮影しても同様で、ほとんどの写真は"変な顔"になる」(大意)
近年は毎分毎秒「美しさ」「完璧さ」が求められている時代の空気を吸っている気がしていたので、莫大な空気と精神清浄パワーをいただけたような気がしました……にんげんだもの……
そのお話を聞いた後に、展示されていた今までのイメージビジュアルのプリントを引き伸ばしたものをじっくりと拝見したら、モデルの皆さん大きめの毛穴とかソバカスとか色々そのまますぎて驚きましたが、それでも「その人が持つ滲み出すような美しさ」は毛穴の大小程度では変わらないし、レタッチもいらない!!!と大声で言える写真でした。
人がそれぞれ持つ固有の美しさを引き出す、CHICCAから変わらぬ吉川メイク哲学に触れた気がしました。
トーク後はそれぞれのテーブルでファンデをご紹介いただくターンに。
お肌がピッカピカでお人形さんみたいなスタッフさんにご案内いただき、まずはメイク落としから。UNMIXの2層式メイクリムーバーをお借りしました。初めて使ったのですが優しい使い心地!乳化などは必要なく、洗い流すか拭き取るタイプのものです。
コットンにとって拭き取り→水を含ませた別のコットンで拭き取りというシンプルなもの。
手でつけた後にコットンで拭き取りでもOKです(今回はこちら)。
使用後もしっとりしていたので多少肌に油分残るけど良いの?と思っていましたが残ってもOKな成分のよう。
その上に下地としてクリームを塗りました。良い香りでなめらかな使い心地!
私のテーブルは吉川さんによるファンデ・セレクトタイムが後の方だったので、まずはスタッフさんのレクチャーでファンデを選んでみることに。
選び方は「デコルテに4色並べて塗ってみる」というシンプルだけど意外とやってこなかったスタイル。
これだと首と顔の色が乖離してしまう問題が解決しますね。
鎖骨あたりに4色並べて塗ったらわかりやすかったです。
私は1番明るい01で満場一致。
普段は顔の白浮きが嫌で一段暗めのファンデを選び下地やハイライトで調整をしていたのですが、これはファンデ単体で良さそう。時短!
仮の色を決めたあと、まずは半顔にファンデを塗っていきます。かなり固めのテクスチャなので専用スポンジ推奨。というか指塗りとかブラシとか無理な固さだと思います。舞台用のどうらんとかより全然固い。
使用法としては専用スポンジに結構大胆に取ってから決して擦らず伸ばさず滑らせず、ポンポンと置くように馴染ませていきます。
スポンジでポンポンするほどツヤがでるので楽しくなってポンポンがゲシュタルト崩壊するまでポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンしていました。おそらく過剰ポンポン。そこまでポンポンしなくても大丈夫です。
そうしたら「元の肌が綺麗な人の、更に肌の調子が良い日」が自分の顔の右半分に生まれ出づってました。
もちろん同じテーブルの皆さんも生まれ出づってました。
しかも「粗を隠す」というより「元々の肌の質感や表情が活きている」感じ。
お互いの肌を見ながら静かに響く感嘆の声。その勢いを保ちながら全顔へ、そして伝説へ───
また、一足早く2025年1月に発売されるコンシーラーはファンデより多くワックス分が入っており、ファンデより更に固めの質感でカバー力を高めているとのこと。目元の薄い皮膚に馴染みやすいのでアイベースにしても良いそうです。
(追記:UNMIXのアイシャドウを使う際はコンシーラーよりアイシャドーペンを下地にする方が圧倒的に崩れにくいとのことです。アイシャドーペンのアイベース力&絶妙なニュアンスの加わり方は唯一無二……!)
ファンデと同じカラーの01/02,03/04と近しい色を組み合わせた2色セットなのでコントゥアリングにも使えそうでした。リフィルもあります。
ファンデを全顔に塗布した後はテーブルに置かれた様々な製品を皆様と使ったり「全色かわいい……並ぶと壮観ですね」「何色も買ってるとどれ持ってるのか分からなくなりますよね」「アイシャドウ毎回開けて確認して"使おうとしたやつと違う!"ってなりますよね、パレット作れるのかな」「いっそ什器ごと欲しいですよね」「というか全部欲しいですよね」などのUNMIXあるあるを言いながら楽しく過ごしました。
特にアイシャドウはどの色も透け感があり肌馴染みが良いため殆どPC無視で選べるのが嬉しく、欲しいアイテムが増えました。
そして吉川さんのファンデ色選びタイムへ。緊張……!!
私はやはり01とのこと、しっかり合っていたのか爆速でした。
更にリップを選んでいただくというスペシャルな流れに。
自分なら癖でブラックチェリーを選ぶところなんですが、吉川さんが「これをつけて欲しい」と選んでくださったのは意外にも08 ピュアピンク。???これは流石に私にはかわいすぎません???と思いましたが実際つけてみたら意外なほど似合っていたので流石すぎました……!!しかも選ぶのがとてもお早かった……選んでいただくのって楽しいものですね。
リップはお土産としてそのまま頂きました、これは嬉しいサプライズ。
そしてテーブルに戻り皆様と選んでいただいたリップを見せ合ったり塗って感嘆したり納得したりしていたらあっという間に終了時間に。
吉川さんのお話やファンデ・リップ選びは勿論、同じテーブルの方々は初対面の皆さんばかりでしたが同じブランドのファンと和やかにお話できるなど貴重かつ楽しい時間でした。
お土産として、選んでいただいたリップ、使用したスポンジ、吉川さんサイン入りのオールデイクリーム(名前はデイクリームですが朝晩使えてファンデの下地にもなります)、ファンデのかなり詳細なリリース資料(これがかなり嬉しかった!しかもブランドオリジナルのクリアファイルに入っていて手厚い)を頂きました。
そんな夢が詰まった紙袋を手にウキウキと帰宅し、ファンデの経過を見たかったのですぐにメイクは落とさず数時間そのままにしました。
以下、塗布後7〜8時間後のメモです。
・パウダーを叩かなかったので目の下ややパンダ
└目の下は軽くパウダーなどを塗っていいかも
・時間経過でどうしても浮いてくる皮脂はティッシュを軽く当てて吸えばOK
・メイク直しはティッシュで皮脂を吸った後に頂いた専用スポンジ(ちょっとファンデが残ってた)で軽くポンポンして馴染ませればOK
・ツヤ感が当たり前のような顔つきでキープされていた
・汚く崩れず「元の肌が綺麗な人」感もキープされていた
・くすみにくかった
・フィット感はあるが恐らくマスクの摩擦には負ける
・下地+ファンデだけで十分きれいに仕上がるが、服装や好みによっては軽くパウダー叩いても良さそう
・真夏の単体使用は少し厳しそうかも?
・やや人工的な作り込み肌が好きな人には向かなそう、自然なツヤ感と素肌感がある仕上がり好きな方にオススメ
・メンズメイクにもかなり使えそう
・対応する年齢の幅も広そう
・4色と少なめの色展開だが思いの外幅広い肌色をカバーできる
・買います
・買いますね
安部公房ファンデ(私しか呼んでないと思われる名前)、2月の発売日が楽しみです!!!