VFJCAMPレポート~未来戦略部の一員として農業を儲かる産業にするための真の課題を追求する3日間~
2年間の期限つきで中小企業の経営者の右腕として働き、経営力やマネジメント力、起業家精神を養う「ステップアップ起業」プログラムを提供するVENTURE FOR JAPAN(以下:VFJ)。
VFJでは、大学生向けに企業の経営課題にリアルに向き合う2泊3日のプログラム「VFJ CAMAP」を主催しています。通常のインターンシップでは経験できないような、現地でのフィールドワークはもちろん、社長をはじめとする経営層との対話を通じた経営のリアルから、自らの能力やスキル、可能性を広げるプログラムとなっています。今回は8月31日〜9月2日に実際に開催されたVFJ CAMPの模様をレポートとしてお届けします。
VFJ CAMPの今後の開催予定やご質問に関しましては、記事の最後にご案内しておりますので、ご興味がお有りの方は是非チェックしてくださいね。
VFJCAMPについて
VFJCAMPとは
参加者の皆様にフィールドワークや社長をはじめとする経営層との対話を通じて、企業や業界の問題・課題解決に向き合っていただくことで、よりリアルに日本を支える企業の経営課題解決プロセスを体感していただく2泊3日のプログラムです。
プログラム概要
今回のVFJ CAMPは、ダイヤモンド紙の農業特集でも日本トップクラスの農業法人として紹介された株式会社舞台ファーム様(以下:舞台ファーム)にて、「農業を儲かる産業にするためには?」というテーマで3日間実施されました。未来戦略部の社員だけでなく、営業部長、代表や役員の専務にも密接に関わっていただき、3日間で農業の魅力を感じるだけでなく、学生にとって今後の人生にも影響を及ぼすような素敵な時間になったようです。今回は、国内最大規模の農業会社で経営のリアルに向き合う3日間の様子をお届けできればと思います。
プログラムレポート
プログラムの流れ
<1日目>
オリエンテーション
ランチタイム
①社長インタビュー(針生代表取締役社長)
②社員ヒアリング(アグリ再生部:高橋課長)
③社員ヒアリング(営業部:川淵部長)
④社員ヒアリング(製造部:針生工場長)
<2日目>
植物工場見学・説明
仙台移動&ランチ
グループワーク&個人ワーク
中間発表
<3日目>
セブン&アイ・ホールディングス様とのディスカッション
個別ワーク
個別フィードバック会
最終発表(針生代表取締役/伊藤専務、針生取締役同席)
実際の雰囲気
〈1日目:会社説明〉
舞台ファーム未来戦略部の吉永様より、舞台ファームの事業についてご説明いただきました。舞台ファームは、先端テクノロジーを駆使した「次世代型植物工場」の導入や、他農家さんの法人化支援、全国の農家さんと独自ネットワークを構築する「グリーンゲート構想」など農業を儲かる産業にするためにさまざまな取り組みをしている農業法人です。農業について知識が浅い方でもわかるように動画も用いてのご説明で、3日間がより充実した時間になるようにしっかりと基本情報をインプットしました。
〈社員様へのインタビュー〉
「なぜ農業は儲かる産業になっていないのか?」さまざまな社員様へのヒアリングを通して、多角的に理解していく時間。社員の方々から、農家の現状、農家をサポートしている行政、農家とやりとりをしている小売業界、また、農業の未来のお話など農業に関わる関係者についてお話を伺うことができ、農業のリアルを実感してもらいました。
写真は、実際に小売企業様に商品企画をして営業している川淵部長と一緒に、商品企画を実施している様子です。農業といっても農家の方だけでなく、様々な関係者がいることを肌で実感することができた時間でした。
〈1日目のまとめ〉
1日目は、4名の方にヒアリングを実施し、非常に濃密な時間を体験していただきました。最後に参加者4名で「なぜ農業は儲からないのか」についてディスカッション。ホワイトボードに書ききれないほどの白熱した議論となりました。インプットとアウトプット両方を行っていただくことで参加者の皆さんにとって濃密な初日になったかと思います。
〈2日目:工場見学〉
2日目は、「美里グリーンベース」の工場見学からスタート。東京ドームよりも大きい工場が見えたときは圧巻の景色でした。こちらの工場では日本に必要なレタスの5〜6%を作ることができるほどの広大な工場で、工場を自動化している技術を学ぶことができました。
また、工場統括もされている伊藤専務の貴重な時間をいただき、農業の未来やビジネスの本質についてのお話を伺ったり、工場をご案内をしていただきました。元々、東北楽天ゴールデンイーグルスの立ち上げもご経験されている伊藤専務のお話には、全員が必死にメモをとる様子が印象的で、非常に刺激的な時間となりました。
〈3日目:セブン&アイ・ホールディングス サステナビリティ事業部の方とのディスカッション〉
最終日3日目は、セブン&アイ・ホールディングス サステナビリティ事業部の方々とのディスカッションからスタート。農業とサステナビリティは密接に関わっており、農産業の収益性を高めるためにも、サステナビリティやSDGsの観点は非常に重要です。日本を代表する会社であるセブン&アイ・ホールディングス様も、舞台ファームの取り組みに注目しており、今回VFJC AMPにご協力いただきました。環境への意識が他の世代よりも高いと言われている参加者の皆さんと、今後の環境意識について話すことができた非常に有意義な時間となりました。
〈最終発表〉
最終発表では、どうすれば農業を儲かる産業にすることができるのか?本質的な課題とはどこなのか?を深堀し、参加者4名がそれぞれ独自の解決策について発表していただきました。
起業家塾の構造を転用したり、小学生向けの化学体験教室での経験を転用したりなど、ご自身の経験を元にしたおもしろいアイデアが沢山ありました。そして、参加者全員に共通していたのは、「農業はおもしろい」「農業のイメージが180度変わった!「可能性しかない産業だ!」といったような意見があがりました。一つの業界に向き合い、様々なインプットとアウトプットを通じ、「自分自身の可能性」を広げるだけではなく、「農業」の可能性を感じるような3日間になったのではないでしょうか。
参加者の声
山中悠暉(やまなか ゆうき)さん
岩手大学 3年生
貴重なお時間を作っていただき、感謝のお言葉しか見つかりません。率直にかっこいいなと、こんな大人・社会人でありたいと心から思いました。年収、肩書きで語らず、またそれらによって尊敬の眼差しが向いたのではなく、純粋に皆さんとの会話中の1つ1つに私は惹かれました。
悔しいという表現が適切かはわかりませんが、本当に大きくなりたいと思いました。また何かの機会でお会いできた時、お話できる機会がいただけた時には、変化した自分で対話できればと思います。
森崎拓朗(もりさき たくろう)さん
東北大学 4年生
この度は、貴重なお時間をいただきありがとうございました。自分の仕事に誇りを持ち働いてらっしゃる姿がとても刺激的で、目指したい理想の自分像がより明確になりました。
また、どなたにお話を伺っても舞台ファームとしての軸のような部分がずれることなく、本質的な部分をより見つけることができました。一生の宝物になるような経験を決して無駄にしないよう、学んだ考えをもとに行動へ移していきます。改めましてありがとうございました。
渡邊宥介(わたなべ ゆうすけ)さん
山形大学大学院 修士1年生
植物工場見学や普段話を聞くことができない役員や課長部長からのヒアリングなど、本やネットでは知ることが難しい情報を知ることができ、現在の産業としての農業について理解を深めることができました。
また、「どのような視点で農業法人を経営しているのか」という点について社長や専務、取締役から詳しくお話をきくことができ、農業法人経営の難しさや楽しさ、やりがいを知ることができました。そして農業という産業のポテンシャルも知ることができ、農業に対して興味が湧きました。今後も継続してリサーチを進めたいと思います。
加えて懇親会では、役員の方々と直接お話しすることができ、経営者になるには何をすればいいか、新規事業を立ち上げるにはどこに着目すればよいか、価値を発揮していくためには何が必要なのかなど、目から鱗のお話を伺うことができ、今後のキャリアの参考になりました。
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