見出し画像

大手外資系ITに就職した私が、第二新卒として佐渡島で挑戦している理由。

成長意欲の高い若者が、地域の優良企業の経営者直下に2年間就職するサービスを提供することで、若者に最大最速の自己成長と地域の企業に新しい人材を提供するVENTURE FOR JAPAN(以下、VFJ)。
今回は、第二新卒から地方×成長を目指し、VFJを活用して佐渡汽船に転職した中島はなさんにVFJインターン生がインタビューを実施。なぜ、大手企業を辞めてまでVFJを活用したのか?その実態に迫ります。

まずは今回お話をお伺いした中島さんのプロフィールをご紹介します。

中島 はな(なかしま はな)
VENTURE FOR JAPAN 6期生
兵庫県姫路市出身。関西学院大学卒。学生時代はイタリアやシンガポールに留学経験もありグローバルな環境で活動的に過ごす。新卒入社した外資系IT企業ではインサイドセールスを担当。現在は佐渡汽船に入社。

外の良いものを日本へ、大手IT企業への就職

インターン生:まず最初に新卒で入社された会社の事を教えていただけますか?

中島さん:私が入社したのは外資系のIT企業でした。主に業務効率化のためのシステムの販売を行っている企業です。学生時代は自分の可能性を広げるためにイタリアやシンガポールに留学をしました。そういった経験の中で、日本の文化や製品の素晴らしさから、日本人というだけで好意的に接してくださる方が多い一方、日本を外側から見たときに、個人的に日本がどんどん勢いをなくしていると感じていました。そのため、外の良いものを日本に持ってきて、グローバルな競争力を高めることで日本の経済再興に貢献したいと思いと志望しました。その他にも、その企業の製品の性能やカルチャーに魅力を感じたことも理由の一つです。カスタマーサクセスをとても大事にしていて、あらゆる業種や規模の企業の課題を解決できる点が素晴らしいと感じました。

インターン生:話を聞いているととても素敵な企業のように感じるのですが、なぜ転職を考えるようになったのでしょうか?

中島さん:理由は「徹底的な仕組み化に、やりがいを感じられなかったということがあります。
私は、インサイドセールスとしてお客様に電話やメールでアプローチをする業務を行っていました。業務は入社前に想像していたよりも仕組み化されており、自分の介在価値を感じることができなかったんです。たとえば、私がアポを取得した後、その後のクローズまでもっていくのは別の方。また、KPIも時間単位で決まっており、電話した回数などの活動内容も上司が全て把握できるようになっていたので、少しでもビハインドすると連絡が飛んでくる。本当はもっとお客様の現場に直接出向いて話をして、課題解決をしたかったのですが、そういった時間が「非効率」と一蹴される環境でした。
キャリアステップに関してもそうで、何年後に自分が昇進するかというのもある程度明確でした。そこで考えたときに、会社の中に私の歩みたいキャリアはない。この社内でしか通用するスキルしか得られないと感じました。仕組み化は、誰でも一定の成果を上げるためには必要ですが、私はその仕組みを作る側になりたい、自分にしかできない仕事がしたいと気づき、転職を考え始めました。

インターン生:その後、転職活動期間は具体的にどのような行動を起こしましたか?

中島さん:転職を考え始めた時点では、まだ自分の中に迷いがあったので、まずは自己分析に取り組みました。スライドにやりたい事、やりたくない事、仕事で大事にしたい事などをまとめたりしていくうちに、学生時代に福島で地域おこしインターンをした経験もあったので、自分の意識のベクトルが地方に向いている事に気付きました。また、所属する企業や団体に頼らなくとも食っていけるスキルは身につけたほうが良いと思い、地方での活動と成長の二つを両立できる場所がベストだなと思っていました。ただ、地方の企業や団体の求人等を見始めたのですが、人材不足の地方では「いてくれるだけでありがたい」という環境も多そうで、成長志向を保ちながら働くのも難しそうと思い、一旦地方、都市関わらず、それぞれの軸で企業を探し始めました。
地方で働くという軸では、実際に地方の法人やゲストハウスなどへ足を運び、色々な人に直接お会いして仕事を探していました。
成長を軸にした企業探しでは、いわゆる一般的な転職活動と同じようにエージェントに頼ったりして探してみました。こちらの軸では東京のベンチャー企業などを見る事が多く、成長はできそうだが、地方への関りは薄いといった感じでした。

地方×成長を求め見つけ出したVFJ

インターン生:そんな中でVFJとはどのようにして出会ったのですか?

中島さん:VFJの前身であるアスヘノキボウさんが求人を出されていて、代表の後藤さんと面談をさせていただきました。そこで貰った資料の中でVFJを見つけ、まさに地方×成長を両立できる場所だと感じ、すぐにVFJにも面談を申し込みました。
その後、小松さんと対話を重ねる中で、「中島さんはアントレプレナーシップを持っている」という言葉をいただき、それまで縁のなかった「起業」が自分ごとになりました。また、VFJでは実際に気になった企業の社長インタビューの視聴後、直接面談することができるので、仕事の中でのギャップも埋められると感じ、VFJを選ぶ決め手となりました。

インターン生:その後、数ある企業の中から佐渡汽船に入社することになりますが、佐渡汽船を選んだ理由はなんですか?

中島さん:決め手は主に4つあります。
1つ目は、佐渡汽船は船会社ですが、ただ人を運ぶだけでなく、乗せている人たちと島の未来を中心に据えながら色々な事業を展開していると聞いたので地方創生に取り組みたい私としては魅力の一つでした。
2つ目は、成長という観点で、佐渡汽船はコロナによる経営悪化をきっかけに改革志向に方針を転換しており、数字をあげていかなければならない、どんどん盛り上げていかないとという状況はプレッシャーでもありますが成長できる環境だと感じました。
3つ目は、宿泊業の事業、施策立案経験を得られる点です。私は将来的には地元である姫路でゲストハウスを開業したいと思っているのですが、佐渡汽船の担当者の方とやりたいことをすり合わせる中で、新規事業で古民家再生事業に取り組んでいるのでそこで修行する?と言っていただき、絶好の機会だと思いました。
4つ目は、地域の官民問わずさまざまな人たちを巻き込んで仕事ができる点です。佐渡汽船の仕事は良くも悪くもすべて地域密着です。街を変えていく中で、行政の人や町の人色々な方々と話しながら仕事をする機会が得られるのではと思いました。もし地元で事業を展開するならば、こういった方々との折衝経験はかならず役に立つと考えました。


佐渡汽船をもっと変えていく

インターン生:実際に佐渡汽船に入社して今はどんな業務をされてるんですか?

中島さん:主に領域としては2つです。1つは既存事業の改革、もう1つは新規事業の推進です。
既存事業の改革では、主に営業さんがPDCAを回して業務ができるように、業務フローを改善して、顧客管理システムの導入推進をしています。また、デジタルマーケティング分野においても、これまで社内で場当たり的に行われていた施策を、一貫した方針のもとで実施、また、ノウハウの蓄積ができるように、社内外の方々の力を借りながら、仕組みづくりをしています。
新規事業は2つ携わっています。1つは古民家ホテルの運営と開発です。予約管理、SNSマーケ、プラン造成だけでなく、よりお客様に満足いただけるように地域の事業者さんとミールキットの開発をしたりしています。もう1つは、ふるさと納税事業。弊社は佐渡市のふるさと納税のポータルサイトを運営しており、PRやWEBマーケティングを担当しています。

インターン生:これらの仕事の中で前職の経験が活きたなと思う事はありますか?

中島さん:マインド的な部分で恐縮ですが、まず1つは新しい技術への学びの姿勢です。前職はIT業界の最前線だったので、目まぐるしく変わる業界の動向にアンテナを張る必要性や、特にITを活用した仕事の進め方に触れられたのは自分にとって良かったなと思います。
加えて、数値や成果へのこだわりも得られたと思います。前職の新卒教育担当の方から「仕事のスタンダードは高く持つべし」と言われていたり、完全成果主義だったからこそ、どんな環境のなかでも常に基準が下がっていないか?と自問自答できるので良かったなと思っています。


インターン生:VFJのシステムで就職したからこそ身に付いたと思う力は何ですか?

中島さん:自分で自分の仕事を作る力です。
入社当初は、事前に言われていた仕事だけでなく、より上流の戦略を決めたり、会社の方と共通言語を作っていく必要があるなど、会社の状況に合わせて色々な仕事を行うという状況でした。だからこそ、自律的に仕事を見出す、巻き込む力がついたと思います。

インターン生:最後に今後の目標・ビジョンを教えてください!

中島さん:まず一つは佐渡汽船にご縁をいただいたことに対して、しっかりそのご恩を返したいと思っています。そのために今取り組んでいる仕事は、この2年間で高い成果を出してやり切って終えたいと思っています。
もう一つは、どんどん新しいチャレンジをしているので、会社の外からも佐渡汽船変わったねと言われるようにしていきたいと思っています。特に、「佐渡島の金山」も世界文化遺産に登録決定したので、佐渡ヶ島ってこんなところもあったんだ、佐渡汽船ってこんなこともやっているんだと認知してもらえるように頑張っていきたいと思っています!


中島さんが活躍されている佐渡汽船さんの求人情報はこちら⇩


VFJ公式Xアカウントはこちら

VFJインターン生アカウントはこちら