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新規事業立ち上げ⑦〜プロモーションと商品準備〜と9月の反省

こんにちは。
VFJ1期生、(株)鮮冷の武田です。
9月の振り返りをさせていただきます。

【新規事業の進捗】

8月の記事ではプロモーションのためのクラウドファンディングを運用しつつ、数字関係の調整を行っていたことを報告しました。
お陰様で、クラウドファンディングでは第2目標である100万円に到達することができ、そのためのリターン商品作りに追われる9月です。
それと同時に公式発売を目指して売り場のサイト作りを進めていました。

その上でまず、全体の中でどこにいるのか?の確認です。

課題仮説の検証

商品の検証
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市場へ投入

LTVの改善

依然として準備段階にあります。
公式リリースは延期続きとなっており、11月に持ち越しそうです。

「想定外」
9月はまさにこの言葉がぴったりの月でした。

想定外1:住所を3つ取り出せるシステムがなかなか無い
今回の新規事業のサービスは2方向3方向へ送る商品が基本ですが、1回の注文から取り出せる住所の数が最大2つのシステムが多く、なるべくお客さんにスムーズに注文してもらうにはどうすればいいか、考えなくてはなりませんでした。
ようやくたどり着いた、要望に対応するシステムを導入するとなると費用がかなり高くつき、これを導入するのかしないのかという判断は困難を極めました。
手の届く範囲でやれることの可能性を洗い出してから決定しようと、取引先や委託先と連絡をとりあい、あらゆる可能性を探っています。
自分でもシステムでどういうことができるのかを知らないと、「できませんねー」という回答で終わってしまうことが多いので、「この機能を使ってこういうことができませんか?」といった具体的な質問を考えなくてはなりません。このような質問をするには目的のために必要な機能はなんなのかを見極めて勉強する必要があり、時間を要しました。

想定外2:クラファン後の「で、それ誰がつくるの?」
クラウドファンディングが無事達成したあと、リターン商品を作らなければならないときに大体のメニュー構成を考えて打診したところ、「それ誰が買うの、誰が作るの?」と聞かれました。
確かにこの会社は、本当に一人ひとりが限界まで頑張ってやっている様に私から見えます。そう言いたくなるのは当然というくらい製造の現場は忙しいです。
誰もがお願いややりたいことを伝えたら、そのまますんなり機械のように処理してやってくれるわけではありません。
そういう簡単なやりとりで成立しないのには、自分のお願いの仕方や理想が曖昧で伝わっていなかったり、相手の立場に身をおいて考えられていなかったり、たくさんの原因があります。
ですが根本はコミュニケーション不足だと、お願いしては戻され、考え、お願いして、話して、、を繰り返すうちにわかりました。
お願いは1日にしてならずです。お願いする土壌があって、つまり関係性があって初めて成り立ち、相談して相手の立場になって考えてみて初めて成立するからです。

今までどのターゲットに刺すか、バリューは何か、など考えて自分で動くことが中心の仕事をしてきましたが、ここにきて一気に人に相談しまくってお願いしまくる仕事になり、自分の役割は様々な人に相談して多くの人の意見をつなぎとめることが仕事なのだ、と思うようになりました。

一番困ったのは自分を通して意見の対立が起こったときです。
事なかれ主義なので両人の顔を潰さないようにとしていたのですが、結局うまくいかず、信頼を失うことがありました。
これは本当にショックで、こうした申し訳ない気持ちに苛まれて苦しむことがこの月は非常に多かったです。
しかし、コミュニケーションを重ねるごとに相談もしやすくなり、こちらを気にかけてくれたり、一生懸命指導してくれる人も現れました。
そうした人たちとうまくやるために気を使いながら、また、事業のことを考えながら仕事をしていくのにはまだ時間がかかりそうです。

【気づいたこと・学んだこと】

今月も名言とともに紹介します。

「人間は他人の経験を利用するという特殊な能力を持った動物である」
                          ーコングリウッド

私は今まで自分で考えて自分の力で答えを導かなければいけないと思っていました。
私達は今まで学校でその訓練を徹底してやってきましたね。
もちろん今でもそういう場面は多々あります。

しかし今仕事をしていて、他の人のアドバイスをつなぎとめるという役割を認識してから、いかにうまく人の意見をもらえるか、助けを請うことができるかという能力を必要とされている気がします。

私にとってはゲームのルールが変わったような気分です。
耳で聞いてはいましたが、今ようやく身をもって知りました。
これからはいかに人の助けを得られる人間になれるか、を考えていきたいと思います。

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