スタートアップのファイナンスの学び
2-3社のスタートアップのサポートをしていますが、以下の記事が本当に参考になると思っています。
この中で、特に、 会社をスケールさせるのが早すぎる事例を見かけます。資金調達ができると、どうしても成長を加速させたい、せっかくの資金を使いたいと思い、まだ、Product/Market Fitに到達しているとは言えない状態にもかかわらず、採用を進めてしまいます。結果、人件費のコスト増の割に売上は伸びず、バーンレートがあがり、当然、ランウェイが短くなる。資金調達したばかりなのに、翌年にはまた資金調達をしないといけないという状況です。投資家からも、せっかく投資したので資金を使え、と言われ、すごい人材が採用できるといっきに現状打破できると思ってしまったりしますよね。大型調達で注目され、IPO準備もしはじめてしまったりもしますし。
また、上記のようなステージを乗り越えたあとでも、常にオフィスをかっこよくしたい、すごいキャリアの人を高給でも迎い入れたい、などの誘惑に常に駆られますし、それがうまくいくことも、いかないこともあります。
ただ、できるだけ、人もオフィスも、固定費を増やさず、変動費化しておき、状況を見ながら、少しづつ固定費化していくことは大事だと思っています。固定費を減らすのは、本当に大変ですので。
あと、個人的にはビジネスモデルで仕方がない場合もありますが、できるだけファイナンスをしないで、IPOまでいけるほうがいいと思っていますし、Valuationを高くしすぎると、あとあと大変ですし。ケチケチで。
自戒の念をこめて。