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VB TIMES12月号Vol.2「起業したいけどアイディアがない人」が実践すべきこと
Venture Bankは、世界中で事業展開する企業、そして、世界を舞台に活躍している投資家たちによって組成された、ベンチャー支援プロジェクトです。
「起業したい」「事業を起こしたい」という未来の起業家たちをサポートするべく、私たちはビジネスプランコンテストの開催など、様々な取り組みを行っております✨
未来の起業家を更に応援するために、現役起業家やエンジェル投資家のインタビューや、現在企業に向けて奮闘する未来の起業家たちに注目し、その様子をお届けする『VB TIMES』🌳
『会社を辞めて独立したい』『好きなことを仕事にしたい』。
そんな言葉を心の中で唱えては、人知れずひっそりと打ち消したことがある人、手挙げて~~!
と呼びかけたら、なんだかもうほとんどの人が手を挙げちゃうのでは……?と予想してしまうほどに、みなさん一度はよぎったことのある想いではないかと思います。
しかし多くの場合、それが実現していない現実……。
きっとそれは、起業の第一段階である「アイディア」が思いつかない!ということが原因では!?
どうやってアイディアを生み出す?何を実践したらいい?
起業に向けて解決の糸口が、ほんの少しでも見つかればこれ幸いです!
まずはこの思い込みをやめよう!
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「何もないところから生み出さないといけない」「まだ誰もやっていないアイディアで起業しないといけない」
誰も思いついたことのない独創的なアイディアじゃないと成功できないと思っている人がいますが、それは間違いです。誰も思いついたことのないアイディアには、市場が伴っていない場合が多いため、お客さんに認知してもらうまでに莫大なお金と時間がかかります。既にあるビジネスに目を向けることがポイントです。
「急成長している大企業の社長」や「上場して莫大なお金を手に入れる創業者」という成功者の華々しいイメージ
「自分にもできる、リスクが小さくそこそこ稼げる、売上は早期に立つ」という条件をもとに考えてみることも大事です。最初から壮大なイメージばかり抱かず、まずはスモールビジネスを念頭に置きましょう。最初は売上3万円とかでもいいんです。黒字になっていることが大事なのです。
アイディア出しに一歩近づく方法5選
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⒈「できる」よりも「やりたい」を先行して考えてみよう!
好きなだけでは仕事にならない、というのは確かです。
しかし、「できる」だけで始めるものより、「やりたい」ことのほうが自然と体が動き、自ら工夫していくものです。
その結果、自分のビジネスとして試行錯誤し、クオリティを上げていくことができるでしょう。
⒉自分が困ったこと(不満・不便・不快・不足など)に学ぼう!
自分が必要としているものは、他の人も必要としている可能性が高いです。
人がどんなことに困っているのか、自分のやりたい分野の中で、どんなサービスならその困りごとを解決できるのか考えてみましょう。その際に最も重要なことは、その困りごとは「お金を払ってでも解決したい」というニーズに値するかどうかです。
⒊アイディアというのは既存のサービスや要素、技術の組み合わせ!
Amazonが「インターネット×本屋」から生まれ、今ではおなじみの「消しゴム付き鉛筆」が特許を取得しているように、アイディアとは「既存のもの×既存のもの」の組み合わせから生まれています。
身の回りにあるサービスなどを見つめ直すことで、新たな組み合わせのヒントがないかを探してみましょう。
⒋成功している起業家のマネをすることから始めよう!
起業初心者に多い失敗は、まったく市場(お客さん)のない分野において、独創的なアイディアの起業をしてしまうことです。すでに成功しているアイディアのマネをし、改善を加えることで、ニーズのある市場でより最適なアプローチをすることができます。
⒌表舞台と裏方の両方に目を向けよう!
起業家といえば華々しいイメージを抱きがちですが、裏方業務のビジネスに特化したサービスで成功している人もいます。表舞台に立つことが重要なのではなく、自分の特性を理解しながら、抵抗なくパフォーマンスを発揮できるスタイルを追及することが大切なのです。
実践するべきフレームワーク7選
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⒈<KJ法>
シンプルなアイディアを量産し、これまでに思いつかなかったような起業アイディアへ昇華できる方法。
①ポストイットに簡単なアイディアを書き出す(1枚につき1つのアイディアを書く)
②書き出したアイディアを似たもの同士で小グループに分ける
③小グループ同士を見ながら親和性の高そうなものを組み合わせ、中グループを作る
④中グループ同士の関係性を図解化して新たなアイディアを生み出す
⒉<ブレーンストーミング>
複数人がとにかく自由にアイディアを出し合い、ひとりでは思いつかないようなアイディアを生み出す方法。
下記4点を遵守することで、より質の高いブレーンストーミングが可能となります。
①他の人が出したアイディアを否定しない
②非現実的なアイディアほど評価し合う
③他の人が出したアイディアを応用してもOK
④アイディアは質より量を重視する
⒊<オズボーンのチェックリスト>
既存の起業アイディアを、9つの視点から見ることができる方法。
①転用:他の使い道はないか?
②応用:他のアイディアから応用できないか?
③変更:変更・修正できないか?(見た目・材質・色など)
④拡大:大きくできないか?(時間・強度・長さなど)
⑤縮小:小さくできないか?(分割・圧縮・軽くなど)
⑥代用:代用できないか?(材料・行程・場所など)
⑦置換:構成を変えられるか?(レイアウト・原因と結果を入れ替えるなど)
⑧逆転:ひっくり返せるか?(順番・上下・左右など)
⑨結合:組み合わせたらどうか?
⒋<ポジショニングマップ>
自分のアイディアがどのような立ち位置で市場に参入するのか、ニッチなポジションを探すことで市場のシェアを獲得しやすくなる方法。
①ターゲットユーザーが重視する要素を2つに絞る
②2つの要素をタテ軸とヨコ軸に設定してマトリクスを作る
③競合他社の事業やサービスのポジションをマトリクスにマッピングする
④ポジショニングマップを見て、競合他社がいない or 少ない場所でアイディアを考える
⒌<SWOT分析>
自身(自社)の強みや弱み、競合他社の状況やビジネスチャンスなどを可視化できる方法。
①Strength(強み):競合他社と比べて自分の優れている点
②Weakness(弱み):競合他社と比べて自分の劣っている点
③Opportunity(機会):起業するのがふさわしいと思われる理由
④Threat(脅威):起業する上で、自分の脅威となりそうな存在
⒍<AIDMA>
顧客の購買プロセスを理解するこで、売れる商品やサービスの販売導線や購入される理由が明確になる方法。
①Attention(注目):商品・サービスの存在を認知して注目する
②Interest(関心):商品・サービスに対して興味関心を持つ
③Desire(欲求):商品・サービスを欲しくなる
④Memory(記憶):商品・サービスを記憶する
⑤Action(購入):商品・サービスを購入する
⒎<ペルソナ分析>
ターゲット顧客を極限まで具体化し、顧客のニーズに合ったコンセプトの起業アイディアを作ることができる方法。
実際にその人物が実在しているかのように、「年齢、性別、職業、生活、趣味、年収、価値観、家族構成、生い立ち、休日の過ごし方」などを設定し、リアリティのある1人のペルソナをつくる。
少しでもアイディアらしきものが浮かんだら、実際に動いてみよう!
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起業をするには、アイディアよりもマーケティングやセールスが大事!
お客さんの集め方、適切な価格設定、売上達成の原則、正しい事業計画の立て方など、ビジネスノウハウの情報を手に入れましょう。
・インターネットで情報収集
情報ソースがしっかりしており、販売のための煽りではない有料サイトを選択することがポイント。
・公的機関や専門家に相談
企業環境や各地域の社会・経済状況に精通しており、私的利益への誘導がなく偏見が少ないため、信頼性が高い。
・起業コミュニティに参加
「起業」というひとつの目的を持った人達が集まる場で、アイディアに幅を広げることができる。
アイディアはため込んでいても成長しません!
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「起業したいけどアイディアがない」という多くの人は、「何かアイディアはないか」と考えるばかりに、活動量が少なくなる傾向があります。
しかし、そんなことではいつまで経っても起業することはできません。
実践してこそ初めて結果が分かり、試行錯誤しながらサービスの改善に取り組むことができるのです。
あなたが持っているパソコンだって携帯だって、日々アップデートの通知が来るでしょう!?
ビジネスもそれと同じです。常に進化を繰り返して出来上がっていくのです。
完璧さを求めて留まるよりも、今できる形で起業をスタートしてみませんか!?
次回もお楽しみに♪
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