【若手診断士必見!】「青年部の歩みとこれから」内容まとめ。R6年3月診断士協会青年部例会に行ってきました。
こんにちは、ベンチャーで働く中小企業診断士のOKです。
今回は、大阪府協会青年部のR6年3月の例会に参加しましたので、その内容、学びをシェアしたいと思います。(今回の例会は、私のような大阪府協会未入会の二次試験合格者・養成課程卒業者も参加できました。)
その内容ですが、「青年部の歩みとこれから」というタイトルで、大阪府協会青年部の立ち上げメンバーである加藤先生、林先生から、青年部立ち上げの経緯や若手診断士に期待していることについてご講演いただきました。以下にその内容と私が感じたことをまとめます。
加藤先生の講演まとめ「青年部の立ち上げと若手診断士に望むこと」
加藤先生のご講演では、青年部の立ち上げのきっかけや青年部の活用法、そして若手診断士が身に付けるべき対話力についてお話をいただきました。
青年部立ち上げのきっかけ
加藤先生が、30歳の時に中小企業診断士の協会に入った当時、協会のメンバーは60代以上の年配の方がほとんどだったそうです。(飲み会では戦争の話どを聞かされることも多かったとか・・。)
先輩方との交流は楽しいものでしたが、世代間のギャップを感じることが多く、自分と同年代のコミュニティを作りたいと思うようになったようです。
そして、この思いを実現するために、加藤先生は林先生と共に青年部を立ち上げました。青年部の目的は、「同年代の人々が集まり、共通の悩みや問題を共有し合える場を提供すること」にあります。
青年部の利点、後輩の診断士に望むこと
青年部の最大の利点は、メンバーが同世代であることから、共通の悩みや問題が一致しやすい点にあります。そのため青年部を「メンバー同士で支援し合いながら、自分のやりたいことを実現する場」として活用してほしい。とのご意見をいただきました。
また、後輩の診断士たちに対しては、自己表現とコミュニケーションの重要性に関してもアドバイスをいただきました。
自分の言葉の重みを理解し、自分の意見を遠慮なく表現する。
同時に、相手の反応も考慮したコミュニケーションを行い良い関係を築く。
単なるイエスマンではなく、意見が異なる人とも対話し、議論する
このような実践を続けることで、診断士としての成長につなげてほしいというご意見をいただきました。
林先生の講演まとめ「独立診断士の実像」
林先生のご講演では、「独立診断士の実像」というタイトルで若手診断士が活躍するために必要なブランディング戦略や身に付けるべき知識に関するお話をいただきました。
青年部立ち上げからの流れ
青年部立ち上げの初期の目的は、若手にセミナーや実績を積む機会を提供し、若手独立診断士の数を増やしたいという思いがあったそうです。
その後、時間が経つにつれ、企業内診断士も含めたイベントの開催数が増加し、活動が拡大していったとのことです。
新人独立診断士のスタート戦略
新人診断士が独立する上で必要なことを具体的にご説明いただきました。
差別化と多面的ブランディング: 経営コンサル、セミナー講師、執筆など多面的にアピールしていくことも重要。
青年部でのアピール: 専門性を見つけ、展示する場として機能。
専門性の獲得: 競争が少ない分野の専門家となることが推奨される。
他士業との連携: 相互にメリットを提供し、ネットワークを拡大。
また、実務を行う上での心構え、知識のアップデートについてもお話がありました。
継続的な知識更新: 最新の業界動向についての知識を更新する必要がある。
実務の責任: アドバイスを提供するものの、実行は企業側の責任。
支援の限界: 独立診断士のサポートには限界があることの認識。
今後求められる伴走支援とチーム協業について
今後求められる伴走支援とチーム協業についてもお話をいただきました。
伴走支援: クライアントとの密接な連携を通じて、問題解決に向けて共に歩む。
チーム協業: 包括的な支援を提供するために、異なる専門家との連携が求められる。
最後に、若手診断士に対しては、「2回目の発注の獲得が大事」 というご意見をいただきました。
そのためには、自己の価値を高め、クライアントからの継続的な信頼を得る不可欠なパートナーを目指す必要性をご講演いただきました。
講演を聞いた感想と今後若手診断士がやるべきこと
私も、新米診断士の一人ですが、この講演を聞いて、中小企業診断士のスキルである「自分で課題を設定し解決する力」を磨いていこうと感じました。
専門性の獲得、継続的な自己成長、クライアントとの強固な関係構築、また、知識の継続的な更新と伴走支援の重要性を再認識しました。そして、同世代の方と交流を深めながら自分という商品を売り込んでいこうと感じました。
その後のパネルディスカッションや懇親会でも、先輩診断士さん達からの貴重なアドバイスやホンネを聞くことが出来ました。非常に実りのある一日でした。
皆さんも診断士をとった後の活かし方を学びたいかたは、青年部も含めた様々なコミュニティーで色々な意見を聞くことをお勧めします!
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