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本当に農業は儲からないのか?を真剣に考えてみました

いつもご覧いただきありがとうございます、ベンチャー農家のなかたく( https://twitter.com/venture_nouka )です。

”食の当事者を増やす。”をミッションに長野県須坂市で「りんご」と「ぶどう」を作っています。プロフィールはこちら↓をご覧ください。

先日農業で成功している人とうまくいかない人の差というnoteを公開したところ反響が良かったので、今回は「本当に農業は儲からないのか?」を真剣に考えてみました。

農家のイメージ

皆さんは、「農業」に対してどんなイメージを抱いているでしょうか?

サラリーマンなら平均年収400万円ぐらいだと思いますが、農家の年間所得は150万円程度しかないと言われています。

そのため、農業は儲からない→だから農業では食べていけないというイメージを持っていないでしょうか?

私も就農する前は上記のようなイメージを持っていましたが、周りの農家さんと話したり、こっそりと見ているとイメージとは違っていると感じています。

絶対に儲かっていそうだけど・・・

私が拠点にする長野県須坂市は「フルーツの聖地」と言っても過言ではないほど多様な果樹が栽培されています。

今人気のシャインマスカット、長野県須坂市発祥の高級ぶどうナガノパープルをはじめ、リンゴや桃などがあります。

今回はシャインマスカットを例にあげてみます。

シャインマスカットの粗収益は約270万円(10a当たり)と言われています。※10aはバスケットボールコート2面分くらいなので、大きな体育館一つ分に相当します。

大体の農家さんは50a程度は農地を持っているので、単純計算で1000万以上の収益を上げていることになります。しかもたった4ヶ月程度で(5~9月)です。

絶対に儲かっていそうですが、高級外車を乗り回したり、ブランド物ばかりを身にまとっている農家さんを見たことがありません。

稼ぐことよりも使い方が大事

先程の話を聞くと絶対に儲かりそうだと思いましたよね。

しかしながら、桃栗三年柿八年というように、ぶどうを大量に収穫できるまでは5年かかると言われています。

そのため、粗収益約270万円(10a当たり)になるまでは最低でも5年待つ必要があります。また、農機具の値段も恐ろしく高いのです。

さらには天災や市場価格の暴落リスクもあるので、高級外車やブランド物よりも、いざというときに備えているのです。

お金は稼ぐことよりも使い方が大事と言いますが、農業はその言葉を体現している産業だと思います。

私もそうですが、見栄なんかを張らずにミニマリストに生きる人にとって、農業はぴったりの職業です。

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございました。

今回は「本当に農業は儲からないのか?」を真剣に考えてみました。農家の皆さんは「もしもの時に備えてしっかりと蓄えている」ということがわかりました。

お金は稼ぐことよりも使い方が大事だと痛感できました。気になった点や要望・質問は、ぜひコメント欄へ!

今後もこのnoteでは「農業」や「地方」を軸としたコンテンツをお伝えしていくので、ご覧いただければ幸いです。

農業の始め方に悩んでいる方は、実際に私が農業をはじめるために行ったことを以下のマガジンで紹介しているので是非ご覧ください。


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