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金銭感覚について

資格の学校に通いはじめて以降、ライブに行っていない。

ここ最近も好きなアーティストがちょくちょく近所でライブするとの情報が入ってきて、観に行きたいとも思うのだが、いざチケットを買おうと思うと、「やっぱいいや。やめとこ」となるのである。

間違いなく好きなアーティストなのに、どうしてチケットを買うのを渋るのだろう?
だいぶ前に「ライブに行かなくなった話」みたいなタイトルで記事を書いたが、今後もし行くとするならば一人で行くので、友人から誘われたから仕方なく、、みたいなものではない。

色々と考えたが、結論から言うと、私の強固な金銭感覚に由来するものだと思う。

そこで、本日はタイトル通り金銭感覚について語っていこうと思う。

それでは。
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まず前提として、性根は結構ケチで、元が取れると思うものにしかお金は使いたくない。


元が取れるとは、すなわち、お金を払うことで、長期的に自分が得をするというものだ。


例えば、本。
毎度言っていることだが、私が本を買ったら、一度読んで楽しめ、感想を書いて二度楽しめ、その知識が脳内にインプットされて永続的に楽しめる。
たったの1500円前後の本で三段階楽しむことができるのだ。だからコスパはいい。


また、私は元がかなり毛深いタイプの人間であるので、脱毛に通っているのだが、このあたりに大金を突っ込むのは割と抵抗がない。

多少なりとも自分の見た目が良くなるのに加えて、毎日の髭剃りの時間が短縮されると思えば、妥当な金額だと思うし、それを若いうちにやった方がコスパもいいと思うからだ。


では服に関してはどうだろう?
服も一着買ったら、その買い物した瞬間が楽しいことはもちろんのこと、その服に袖を通すたびにテンションが上がる。
とはいえ、服にも寿命はあるし、日に日にボロくなってくるものなので、買ったその瞬間から資産価値が下がっていくという意味では本には一段落ちるかもしれない。

ちなみに、高すぎる服には惹かれない。
例えば、3万円の革靴と7万円の革靴があったとして、もちろん7万円の革靴の方がつくりは立派だし、かっこいいだろうが、耐久性はそこまで変わらないだろうし、何より他人から見た時、3万円の革靴も7万円の革靴もほとんどの人は見分けがつかないと思われる。

これが1000円2000円の差なら自分の気に入った方を選ぶが流石に万単位で変わってくるとなると、そこら辺は意識せざるを得ない。

自分の満足度が第一優先だが、客観性も考慮した上で最大限コスパの良いものを選びたい。

まぁわかりきっていることだが、自分は体験に対してお金を使うことに対してそこまで価値を感じていないタイプなので、どちらかというとお金を払うなら手元に残るモノに使いたい、と言える。


だからライブ参戦にお金を使うことに対してはちょっぴり違和感があったのかもしれない。

ライブ参戦は、楽しいのはその瞬間であり、後は思い出として残るものの、将来的に複利のように利益を生み出すものではないからだ。

(そう考えると去年は結構無理してライブに行っていたのだなと反省)

世の中には、思い出の積み重ねこそが良い人生となる、と唱える人もいる。

今しかできない体験にお金を払わないのは機会損失であり、死ぬ間際に後悔するから、思い出にはお金を使おうという理論だ。
ある意味正解だし、その気持ちはわからなくもない。

しかし、私は未来志向型人間なので、過去の思い出には大して興味がない。
それどころか過去に縋っていて少々ダサいようにも感じてしまう。

(撮った写真とかも割とすぐに消してしまう)

生きていて一番嬉しい瞬間は、過去の思い出を眺めている時ではなく、今の状況がよくなるかもしれない、といった一筋の光が見えた時である。

例えば、今の資格の学校に通おうと決めた瞬間は、一気に道が開けたようで、過去最高レベルに脳汁がドバドバと出た。
タリーズコーヒーの店内で「よし、これなら行けるぞ」と思ったあの日は一生忘れないだろう。


大切なのは将来であり、将来を彩るための出費なら痛くはないが、その場限りの快楽と思い出の蓄積に対しての出費には慎重にならざるを得ない。

とはいえ、最近は牛丼屋へ行った時にはあえて、トッピングされた牛丼を頼むなど、日々の食事レベルならちょっと贅沢している。

毎日のこととはいえ、食事レベルなら少々お金をかけても大した金額にはならないし、それで自分の気分が上がるならそちらの方がコスパがいいからである。

コスパ、コスパとうるせぇ奴だと思われる方もいるかもしれないが、この金銭感覚だけは譲れない。


家計簿を死ぬ気でつけていた時期もあったがやめた。
確かに節約にはなるのだが、先月よりも出費が多いと気分がダダ下がりするし、おにぎり1つ買うだけでもムカムカとした気分になってしまうのだ。

その結果、食事を抜いたり、必要なものなのに渋ったりと日常生活に影響が出てしまい、なおかつストレスのかかり方が半端ではなかった。

元の性格的に、無駄遣いをする人ではないし、大金のかかる趣味を持っているわけでもないので、おおらかに使おうという気になった。(家賃や通信費、サブスク代など固定費は極限まで削ってあるから、変動費くらいはいいだろうという考え)

この無駄遣いともとれる贅沢も全て自分の確固たる基準の範囲内で行っており、その範囲は基本超えないようにしているし、なおかつその範囲はそもそも正しいものなのかは定期的に考え見直している。



結論、私の金銭感覚をまとめると以下のようになる。

①長期的にメリットが得られるもの、自己成長に繋がるものへの出費には割と抵抗がない

②日々の食事やカフェ、銭湯など低額なもの(1000円以内)であれば、その場限りの消費でも使いたければ使う

③今までお金を払ってきたものに対して間違いはなかったか?きちんと元をとれているのか?そもそも上記2つの金銭感覚そのものの価値観をアップデートする必要があるのかどうかを定期的に振り返り見直す


こんなことをダラダラと考えているINFPは少なそうなので、この辺はNJ型っぽい。

普段は結構良い加減な性格だが、お金関係のことになると、ケチさと向上心が合わさって中々クセの強い世界観となってしまうようだ。


多少であればもちろん譲歩できるが、将来的にはこの辺りの金銭感覚が一致する人と結婚したい。

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