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親戚に対して抱く複雑な感情

私は比較的愛されて育った方だと思う。

家族仲は割といいし、何か問題があったわけでもない。

連絡だって今でも定期的にしている。


それは親戚ともそうである。
(ここでいう親戚は母方の親戚とさせていただく。父方とはめったに会わないので)

流石に頻繁に連絡を取り合うことはないし、数年に1度レベルでしか会わないが、会えば向こうも歓迎してくれるし、それなりに楽しく過ごすことができる。

他の家庭がどの程度親戚と仲が良いのかはわからないが、程々の距離感で良い関係を築いている方だと思っている。


しかしタイトルにもある通り、私個人としては親戚たちに対し複雑な感情を抱いている。

今回は悩みにも満たないそのモヤモヤについて語っていこうと思う。

それでは。
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まず前提として、親戚の構成員を紹介したい。

一言で言ったら、母親の姉(すなわち伯母)とその家族である。

その伯母の子供たち(すなわち従兄妹)は二人おり、兄の方が4つ上で妹の方が同い年である。

もちろん伯母の旦那(すなわち伯父)もいる。

大体はお盆の時などに、祖父母宅へ遊びに行った際、その伯母家族も集まってみんなで団欒を囲うといった流れだ。
(改めてメンバーを列挙すると、伯母、伯父、従兄妹二人、祖父、祖母、母と私となる)


重ねて言うが、親戚たちとの関係は決して悪いものではない。

側から見てもおかしなところは何もないだろうし、向こうからも仲良くやれていると思っていることだろう。

ただし、私の方は彼らに対し複雑な感情を持っている。

これは幼少期の頃からずっと感じており、「なぜ親戚だというのに、自分はこんな感情を抱いてしまうのだろう?」と不思議だったし、その感情を抱くことに対して罪悪感があった。

それが最近になってようやくわかったのだ。


理由は、親戚一同が皆SF型だからである。


推定だが、伯母はISFJで伯父と兄の方はESFJ、妹の方はESFPだ。
(ちなみに祖父母も母もSF型である。母方は漏れなくSF型だ)

SF型ゆえ、皆本当に優しく、私に対しても昔からたくさん世話を焼いてくれている。

F型だから、話は通じるし、こちら側も共感できることも多い。

ただ同じF型でもIとNが強いタイプの私とは違うところも多い。


一言で言うと社交性である。

親戚4人は全員生粋の陽キャであり、彼らの周りにはいつも大勢の友人がいる。

彼らはその友人たちとの外遊びを好み、今は知らないが私がインスタをやっていた頃は頻繁にストーリーにその様子を投稿していた。

気虚でインドアの私とは大違いである。

またその友人たちというのも、私のようにSNSや社会人サークルなど謎ルートで繋がってできた友人ではなく、小中高の地元や近所の友人なのだ。

「過去の人間には興味がない。自分の成熟度に合わせて付き合う人はその都度変化させていくべきだ」と考える私とは真逆である。

加えて従兄妹に関しては早い段階から恋人がおり、兄の方に至ってはもう結婚して2人の子供に恵まれている。

彼らとは居住地が違うし、たまにしか会わない程度なので普段どのような様子なのかは知る由もないが、基本的に愛想はいいし、ハキハキしているし、なんでも卒なく器用にこなしているように見える。

世間一般のレールから外れず、その価値観からズレず、安定した王道の人生を歩んでいるように見えてならないのだ。

子供の頃から学校が大嫌いで、定期的に自分の人生に絶望し、この年齢で2回も仕事を辞め社会人学生をやっているようなマイノリティ側の私とは明らかに違っている。


これがまだST型とかであれば、「自分とは住む世界の違う別次元の人種なのだろう」と比較することもなかったかもしれない。


ただ彼らはSF型だ。
話せば話が通じるし、人柄の良さがビシビシと伝わってくる。


だからなのか、彼らと話し終わった後、いつもすさまじい劣等感を感じてしまう。

似ているところもあるのに、彼らの持っているものが私には圧倒的に足りない。

自分が彼らの下位互換であるように思えてならないのである。

この嫉妬、羨望、それによる自己嫌悪、、それらが親戚たちと関わる時に抱くモヤモヤとした複雑な感情の正体だ。


ただそれはMBTIを学ぶことによって、気にする必要はないとわかった。

確かに彼らの持っているFeやSeは持っていないが、代わりに私にはNeやTi、まだまだこれから開発しがいのあるNiを持っている。

単純に花開くのが遅い機能ばかり持っているだけなのだ。私は。

今は資格の勉強をしているし、それが終われば結婚相談所に行こうと思っている。(癖の強い私が結婚できるかは知らないが)

貯金だってしているし、スローペースながら読書だってしている。
このnoteの投稿を含めた創作の趣味もある。

コミュニティを開拓し、属性の異なる人と繋がる力もあるので老年期に一人ぼっちになることもないだろう。


だから大丈夫だ。

優劣を決める必要はないし、身内と自分とを比較して何の意味があるのだと言われたらその通りだが、彼らと比べて自分が明らかに劣っているわけではない。

もちろん大丈夫だと言ったところで、この複雑な感情がすぐになくなるわけではないが、20年後、30年後くらいには、この想いも少しは弱まっているだろう。


なお父方の祖父母は強烈なNT型であり、帰省のたびに学歴の話や難しい教養の話などの穏やかでない話が始まる。

祖父に至っては、基本的にはずっと布団の中に入って俳句を考え、枕元にペンとメモ帳を置き、いいフレーズが思いついたら夜中であろうとメモをするような人間である。(母親からは父方の祖父に一番似ていると言われる)

父方の祖父母らと話すときは、母方とは別の疲れがくるのだが、NF型ながらどう考えても自分は父方寄りの人間なのだろうと思っている。
(母方のSFと父方のNTが中和されてNFになったのではないか、とも思う)



以上が親戚に対して抱く複雑な感情についてだ。

この記事が誤って親戚たち本人らに見られてしまったら大ごとであるが、たぶん彼らはnoteなど読んでないだろうし、MBTIに対して熱心に考察するような人でもないだろうから、見つからないことを祈る。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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