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SCORPIONS : In Trance

中学高校の頃、ハードロックにハマっていき、スコーピオンズも当然聴いていたのだけれど、なんといっても印象に残っているのはTokyo Tapes。アンコールの「荒城の月」が、めっちゃかっこ良かった。未だに、人気の高い曲ではないだろうか。Tokyo Tapesは日本でのライブ。この当時、日本でのライブ盤が流行ったというか、できのいいライブ盤が多かったようだ。最も有名なのはDeep PurpleのMade in Japan、これは日本の機材で録音されたものであまりの良さに発売が決まったという逸話がある。そして、この時、何故かBlack Nightが漏れていて、後に発売される「24カラット」という、ベスト盤みたいなのに収録されていた。LPの時間の関係かなんかと、あまりに凄い音とか、そんなこんなでライブ盤から漏れたとか、どっかで聞いたことがある。
他にもちょっと遅れてJudas PriestのIn The Eastとか日本でのライブをフィーチャーしたものがあるが、スコーピオンズのライブはなかなかにパフォーマンスがよいと思う。このころはルドルフ・シェンカーとウルリッヒ・ロートという組み合わせ。このライブ盤でも人気の高いTop Of The Bill, Dark Ladyといった曲がこのアルバムには揃っている。そして、タイトル曲In Tranceは
クラウス・マイネのボーカルが泣かせるのである。

スコーピオンズといえばVirgin Killerという少女のヌードをジャケットにしたアルバムや墓地で銃を向け合っている写真を使ったTaken By Forceなど、ジャケットデザインで物議を醸したが、どっちのアルバムもヨーロッパではデザインが換えられて発売されているのに、日本ではそのままであった。

このアルバムもちょっと、ヤバそうではあるが、世界的にはセーフだったのだろう^^

ただ、日本版は帯が秀逸である。なんか、ヤバそうなヤツらとして売ろうとしたのか、(まあ、バンド名も極悪な感じだし)一部を除いて邦題には蠍団が使われている。スコーピオンズ=蠍団wまあ、そのままだね。だからか、原題とは全然意味が違う邦題となっているのがおかしい。
1972年 恐怖の蠍団 - Lonesome Crow
1974年 電撃の蠍団 フライ・トゥ・ザ・レインボウ - Fly to the Rainbow
1975年 復讐の蠍団 イン・トランス - In Trance
1976年 狂熱の蠍団 ヴァージン・キラー - Virgin Killer
1977年 暴虐の蠍団 テイクン・バイ・フォース - Taken by Force
1978年 蠍団爆発!!スコーピオンズ・ライヴ - Tokyo Tapes
こんな感じである。
しかし、In Trance ええ写真だ。

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