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前途多難の妊娠出産記(出産②_前日入院)

ついに計画無痛分娩の日程が決まりました!入院から出産までの記録です(前回の記事は以下リンクから)。


■分娩日決定

前回記載の通り、4/2~4/5の期間で分娩キャンセル待ちの状態となっていました。毎日ソワソワしながら過ごす中、4/3に38週の健診へ。その時点でもまだ分娩日が決まらず、一旦4/10までキャンセル待ちの期間を延ばすことに!(少子化とは?)
「そこまで連絡が来なかったら自然に陣痛や破水が始まるかもね~」なんて周囲と話していたところ、翌日4/4に病院から連絡が!4/8に前日入院、4/9に分娩となりました。

切迫早産から退院後の健診では先生に「いや~、4月は無理でしょ!3月に出てきちゃうだろうねえ、あはは」と言われ続けましたが(最早先生がチキンレース楽しんでるだろ)、しっかり分娩予定日まで留まってくれました。
28週からの切迫早産を経験した身としては正期産まで持ち堪えただけでも御の字なのですが、居住地が保活激戦区で区役所の職員さんからは「1歳児クラスで入るのはまず無理」と脅されたこともあり、できれば4/2以降に生まれてほしかったのです。
毎日「まだよ!まだよ!!」と東京フレン●パークの渡辺正行ばりに呼びかけてた甲斐がありました。とってもお利口さん、ママ感激。
4/1まではそろそろと動いていましたが、4/2を過ぎてからはあちこち歩き回ったりストレッチや運動をして分娩に備えました。極端だね!

■4/8 前日入院〜硬膜外麻酔

計画分娩の場合、初産婦は前日から入院となります。
麻酔時の誤嚥を避けるため13時以降は飲食禁止、分娩後24時間はシャワーを浴びれないため、腹ごしらえを済ませて身を清めてから、いざ出陣!

15時半前に病院に到着し、総合受付で入院手続き。ここで母と別れ、待合わせしていた夫に付き添ってもらいます。
分娩予備室に移動し、各種測定/検査/着替え/問診/モニター/点滴導入を済ませたら、早速硬膜外麻酔の処置をします。大体ここまでで1時間くらい。
当病院では産科医が麻酔を行ってくれます。看護師さんに「ここが1番痛いところなので、頑張りましょう!」と言われてドキドキ!と、緊張していたら先生が丁度手術に入ってしまったらしく、なんだかんだ2時間程待ちぼうけ…すっかりのんびりムードに…部屋が乾燥してて喉がカラカラなのに、水分を摂取できないのが地味に辛い。

硬膜外麻酔は体育座りのように身体を丸めて動かないことが何より重要!看護師さんに「挿入時に自然と身体が反応しちゃうかもしれないので、抑えてて貰っていいですか?」と予め頼んでおきました。
18時半過ぎにやっとこさ先生登場!「とにかく声はいくらでも出していいから、絶対動かないでね!」との注意。看護師さんが「じゃあ身体を抑えますね」とサポートに入ろうとしたところ、「あ〜、もうそんなんしなくて大丈夫よ!」と先生による制止が!おおー?マジか??

脊椎側弯のこともあるので、上手くカテーテルが入るのかしらとドキドキしましたが、結果としては全く問題なく処置されました。ほんまレジェンドやで…
麻酔針を刺す瞬間の軽い痛み、カテーテル挿入時のぐにゅぐにゅとした感触の気持ち悪さ、テストの麻酔液注入時のぐっと押される感じはあるものの、想像してたよりあっさり終わりました。正直、歯医者の歯茎への麻酔の方がよっぽど痛いくらい。
先生は「結局(分娩予定日まで)もったわね、ふふ」なんて軽いジョークを交わして颯爽と去っていきました。かっこええ…

■ミニメトロ挿入〜夕食

19時から麻酔液を10cc注入し、5分毎に身体の向きを左右に変えて麻酔を下半身に行き渡らせます。自分では効いてるのかイマイチ分かりませんが、脚全体がポカポカしてきました。
下腹や内腿を濡れたアルコール綿で拭いたり、つねったりして効果の様子をチェック。まだ地味に痛いけど、これで本当に大丈夫??
ミニメトロ(子宮口を開くための小さなバルーンのような器具)の挿入前に、カテーテルによる導尿が入ります。「麻酔が効いてなければ激痛です」と脅されましたが、しっかり効いてたようで多少の違和感があるものの、痛みなく処理を終えました。
ポンプか何かを使って排泄するかと思ったら、カテーテルを挿れると自然と出てくるんですね、人体の不思議…

20時前頃、主治医とは別の先生の手によってミニメトロが挿入されました。内診をすると子宮口の開きは3cmとのこと。滑り出しとしてはいい感じ?
「すぐ取れちゃいそうだね、挿れなくてもいいくらいかも」とか言われつつも挿入。痛みはないものの、グイグイと押される圧迫感でつい声が漏れます。でもこれ他の病院だと麻酔かけないで挿れる場合もあるらしいですね?怖…

処置が終わって一旦麻酔が切れたら食事の時間ですが、20分間ほどの間に30秒〜1分程のズモモモモという重たい痛みが2回来ました。感覚としてメトロによって子宮口が無理やり開かれてるような…でも深呼吸してじっと耐えれば痛みの波が引いていきました。
20時半過ぎ、ついにご飯が運ばれてきました!この献立を見ると「また帰ってきたな…」という気持ちになります(実際、切迫入院中に何度か見たメニューでした)。

▲2、3回見た記憶あるぞ

数時間ぶりのお水やご飯が美味しいです…また、食事中も子宮の奥あたりに軽い鈍痛がありました。

■後処理〜就寝

21時過ぎに食事を終え、暫くしたら看護師さんの補助を借りながら歩行と自力での排尿確認。
メトロのせいか腰がずーんと重たく、歩行も若干苦しいです。また内診やメトロの影響か、この辺りから出血も始まりました。排尿後はそのまま坐薬も入れて貰って排便も完了。
夫にサポートして貰いながら洗面や清拭をしますが、メトロの棒が気になって座りにくいので、立ったまま作業(そして重い腰)。

22時過ぎにモニターが付けられたので、一旦夫は帰宅。翌日はとりあえず9〜10時に来て貰うことに。
とりあえずこれで今日の行程はお終い!2時間のディレイはあったもののサクサクと進むので、「本当に明日生まれるんだよね…?」という不思議な気持ちでした。
眠剤も貰い、モニターを付けたまま一旦消灯。1時間程して問題なければ本格的に眠りにつけそうです。

■緊急事態発生?!

22時半頃まで手元灯でぽちぽちと当note記事を執筆していた時、看護師さんが入ってきました。
そしていきなり付けられる酸素マスク。「???」となってる中、「ちょっと赤ちゃんが苦しいサイン(胎児の心拍が下がってる)を出しているので、先生呼んできますね!」とのこと。え、でも全然お腹張ってないぞ…?と思いつつも、メトロを挿れてくれた先生登場。
「このまま心拍が上がらなければ、緊急帝王切開になります!」う、嘘でしょ?!突然の衝撃展開に動揺するも、精一杯深呼吸を頑張る。
内診すると子宮口が5cmまで開いていたので、そのままメトロを抜去。どうやらメトロによる圧迫で心拍が下がっていた模様。暫く様子見したところ心拍も落ち着きましたが、念のため朝までモニターを付け続けることに。

とは言え、こんなハプニングがあったら早々眠れる訳もなく、複雑な気持ちを抱えたまま無理やり眠りにつくのでした…

次回、いよいよ分娩です!





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