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【高速道路】 九州の高速道路問題
九州の高速道路計画
1. 九州の高速道路計画の線形の問題
九州の高速道路計画は、北海道や四国と同様に不自然な線形が目立ちます。都市間の交通需要に即していないルートが多く、合理的とは言えません。
2. 政治的影響を疑わせる不自然なルート設定
特定の政治家の影響を受けたとしか思えない不自然なルートが多く、真に必要な地域ではなく、政治的な力関係で整備が進められているように見えます。
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3. 鹿児島と宮崎の間に3本の高規格道路は必要なのか
鹿児島と宮崎を結ぶ高規格道路として、以下の3本が整備されています。
東九州自動車道
志布志都城道路
宮崎自動車道
これほど多くのルートを作る必要があったのか疑問です。まずは1本をしっかり整備し、その後の需要に応じて追加すべきだったのではないでしょうか。
4. 東九州道と志布志都城道路の重複問題
東九州道と志布志都城道路は、ほぼ並行して走っているにもかかわらず、莫大な予算を投じて整備されています。このような近接したルートに多額の投資を行うより、他の地域への整備が優先されるべきです。そもそも国分から宮崎へ行くのに、将来的に鹿屋まわりで行きたい人はいるのでしょうか。きっと都城まで国道で行き、宮崎道を通るのでは?
都城からジャンクションで志布志へ向かうルートはあってもよかったでしょうが、国分から末吉財部や野方を通る必要があったのでしょうか。国分から末吉方面は国道バイパスを拡張整備ところで、道路拡幅の土地買収はそんなに高額にならないはずです。
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5. 中九州道路と九州中央道の重複問題
中九州道路と九州中央道も、ほぼ同じエリアに整備されているため、2本も作る必要があったのか疑問です。
まず1本しっかり整備すべきだったのではないか。
九州中央道を優先して、必要に応じて追加整備すれば良かった。
鹿児島方面から宮崎や延岡に行く場合は宮崎経由で行くことが多いでしょう。おそらく長崎や福岡から延岡方面へアクセスするなら、今の中九州道路の計画である北熊本JCTから分岐して、大分ではなく高森経由で高千穂に抜けるのが自然な考えではないのでしょうか。そうすれば湧水の問題もかなり抑えられるでしょう。
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6. 九州中央道の合理的なルート案
現在の九州中央道のルートではなく、以下のようなルートの方が効率的ではないでしょうか。
嘉島JCTではなく、熊本市付近で分岐。
高森または大津を経由し、高千穂から延岡に抜ける。
阿蘇付近から豊後大野を経由し、大分へ抜ける。
このようなルートであれば、より多くの地域の利便性が向上し、観光や物流の面でも効果的です。
7. 将来的な人口減少と高速道路計画
九州全体で将来的に人口が減少すると予測されている中、これほど多くの高速道路を作る必要があるのか再考するべきです。
過剰な道路整備は、維持管理コストの増加を招く。
交通需要が減る可能性が高いため、投資の優先順位を見直すべき。
既存の道路網を最大限活用することで、無駄な新規整備を抑えられる。
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最後に勝手に結論として
九州の高速道路計画には、多くの問題点が見られます。特に以下の点が改善されるべきです。
ルート設定をより合理的にすべきだった。
近接した高規格道路の重複を避け、1本を優先整備する。
九州中央道をより効率的なルートで整備する。
人口減少を考慮した計画をつくるべきだった。
これらの点を改善すれば、限られた予算をより効果的に活用し、地域の発展に貢献できたかもしれませんね。もう遅いんですけど。