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【観光の大問題】 観光地の警備員

観光地における警備員の在り方について、お話ししたいと思います。

観光地では警備員が重要な役割を果たします。主な業務は、安全の確保、観光客への案内、トラブル対応など、多岐にわたります。しかし、現状ではいくつかの問題点が浮き彫りになっています。

1. 高齢者が多い現状

観光地では高齢の警備員が多く見られます。これは、高齢者の再雇用を促進する社会的な背景や、人手不足が影響していると言われています。一方で、高齢者が多いことにより、体力面や危機対応能力に不安を感じる場面もあります。例えば、大きな混雑や緊急事態が発生した際、迅速で的確な行動が求められる状況において、十分に対応できない場合があります。

2. 外国語能力の不足 (←個人的には最も怒り心頭な話)

観光地には多くの外国人観光客が訪れますが、警備員の中には英語や中国語などの基本的な外国語が話せない方が多くいます。そのため、道案内や緊急時のコミュニケーションがスムーズに行えず、外国人観光客が困惑するケースが報告されています。観光地で働く以上、最低限の外国語能力を身につけることが望まれます。

3. 不適切な言葉遣いや態度

一部の警備員は日本語で不適切な表現を使用したり、粗野な態度を取ることがあります。観光客に対して怒鳴ったり、命令口調で指示を出すことは、観光地全体のイメージを損ないます。また、外国人観光客に対する配慮が欠けている場合もあり、日本では当たり前でも他国では失礼とされる行動を取ってしまうケースも少なくありません。例えば、方向や人を指で刺す行為や、手でお金を丸く表現する仕草は、特定の文化圏では失礼とされるため注意が必要です。

4. 文化的な理解の欠如

外国人観光客の文化を理解していないことも問題です。たとえば、宗教的な配慮(肌を見せることがタブーである文化への尊重)、個人的な空間(パーソナルスペース)の確保、食事や習慣に対する基本的な知識などが欠けている場合があります。これにより、観光客が不快な思いをすることもあります。

5. 人材教育の必要性

上記の問題を解決するためには、警備員に対する教育や研修が重要です。以下のような取り組みが考えられます:

言語教育: 英語や中国語の基本的なフレーズを学ぶための研修を実施。
文化理解: 外国人観光客の文化やマナーに関する知識を深める講座を提供。
コミュニケーションスキル: 丁寧で親切な接し方を身につける研修。
緊急対応訓練: トラブルや災害時に冷静に対応できる能力を磨く実践的な訓練。

6. 雇用基準の見直し

観光地では、単に人手を埋めるために警備員を雇用するのではなく、適切な資質を持つ人材を選定することが求められます。例えば、以下の基準を重視することが考えられます:

体力や健康状態: 高齢者であっても一定の体力が必要。
コミュニケーション能力: 言葉遣いが丁寧であること。
学習意欲: 新しい知識やスキルを学ぶ意欲があること。

7. 観光地のブランド価値向上に向けて

警備員の質が観光地のブランドイメージに大きく影響することを理解すべきです。観光地で働くスタッフの一人ひとりが「おもてなし」の精神を持ち、観光客が安心して楽しめる環境を提供することで、観光地全体の魅力が高まります。

観光地の警備員に求められる役割は、単なる安全確保にとどまらず、観光客にとっての「最初の接点」としての重要性を持ちます。そのため、質の高い警備員を配置することが、観光地の発展外国人観光客の満足度向上につながるのです。適切な教育や人材選定を行い、文化的な理解と丁寧な対応を実現することで、観光地の魅力と信頼性をさらに高めていく必要があります。

人手不足とか、高齢者雇用という理由は、論外です。

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