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2歳児と始めるマレーシア生活奮闘記-子連れ(乳幼児)のお出かけに悩んだら

結論からいうと、マレーシア生活での乳幼児とのお出かけは「ショッピングモール頼み」です!
お気に入りのモール、探しましょう。

現場からは以上です!

すみません。

さて、ここからはなぜそうなのか、その理由をお伝えします。


暑い上にいつ雨が降るかわからない。

マレーシアは、カタカナの「ハ」を逆さにしたような形の国で、エリアごとに乾季・雨季が異なりますが、基本的に1年中、真夏です。
赤道に近いので太陽の高さも1年を通してほとんど変わらず、日中はずっと暑いまま。
外での活動は、大人でも過酷です。
(8月に日本から来た友達は「涼しい!」って言ってたな…)

クアラルンプールでは、3月から9月が乾季、10月から2月が雨季と言われています。
ただ、乾季でもスコール(急な豪雨)は日常茶飯事だし、雨季でも短時間のザーッとした雨で終わることも多く、正直その違いはあまり感じません。
年中暑いので、移住目的の下見で気にならなくても、いざ実際に住んでみると「あ、これは外は無理」となるわけです。

5分後にどしゃ降り。1時間後に快晴…。

気軽に行ける公園は、ない。

日本の住宅街にあるような児童公園は、滅多に見かけません。
まったくないわけではありません。
あるにはありますが、タバコを吸ってる大人たちがいたり、ホームレスが寝ていたり。ゴミも散乱しています。
子どもを遊ばせるのは無理な雰囲気です。

もちろん、KLCCパークやティティワンサ パーク(Titiwangsa Lake Park)といった大きな都市公園もあります。
都心の広大な公園で、イメージは日比谷公園や井の頭公園。
すごくいい場所ですが、近隣に住んでいなければ簡単には行けません。

それに、マレーシアは道路事情が最悪で、ベビーカーでの外歩きは無理。
公共施設である駅でさえも、基本的にはバリアフリーではありません。
日本での電車利用に慣れていると不便に感じますね。
車を持っている場合でも、駐車場代や、路上駐車リスクがかかります。

歩道に突然現れる階段。

バスも一応ありますが、正直言って怖い…。
日本のバスとは違い、カーブを猛スピードで駆け抜けたり、急発進・急ブレーキは当たり前。公道でレースをしています。
車体もなぜか傾いてます。
車内アナウンスはないし、乗車したくても無視されることも多く、子連れで気軽には使えません。

いっぱい走っている周遊観光バス。
左に傾いているのがおわかりいただけただろうか。
右折の際に今にも倒れそうでドキドキしました。

公園の遊具はすべて壊れている。例外はない。

マレーシアの公園にある遊具は、熱→大雨→熱→大雨…という気候の中でかなり傷みが激しく、どこも木材や鉄が腐っています。
すごくがんばって良く言うなら、「おおらか」な土地柄のため、そのまま放置です。
泰然自若。
公園の遊具はすべて壊れています。例外はありません。
大事なことなので2回言いました。

立ち入り禁止のまま放置のKLCCパーク遊具エリア。
エリアの半分ぐらいが使えません。
支えるバネがぽっきり折れている遊具。
※これは「禁止されていないエリアの遊具」です。
無人の禁止エリアでたっぷり遊んで大満足の親子…。
驚くなかれ、これは普通の光景です。

蚊がこわい。

マレーシアにはデング熱を媒介する蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ)がいるため、虫よけが必須です。
虫よけパッチの多くは不快害虫用で、蚊には効かないので、我が家ではイカリジン配合のジェルを使っています。

日本で「天使のスキンベープ」を大量に買ってきましたが、マレーシアでも同様のフマキラー製のものが買えるので安心です。中身は同じ気がする。

うちのコンドはデング熱感染者がたくさん(だいたい東欧圏)ですが、
Tシャツ・ハーフパンツ・サンダルなのにノーガードで感染らしいです。
東欧には蚊がいないのかな!

また、花王の「ビオレガード モスブロックセラム」は蚊が肌に止まりにくくなるとかで、試したことはありませんが、これも良さそうです。

マレーシアでも買えるらしいです。

生地そのものが蚊が止まるのを防ぐ「スコーロン」の服も良さそうですが、なかなかイイお値段なので、今のところは「天使のスキンベープ」で対策しています。

東マレーシアに行くなら欲しいですね。

案件ではありませんよ!


コンドミニアムのプレイグラウンドやキッズルームが使いにくい。

意外に感じるかもしれませんが、これは結構大きな理由です。

マレーシアの家族向けコンドミニアムにはだいたいプレイグラウンドやキッズルームが併設されています。
内見のときは結構気になるポイントで、しっかり見たつもりだったんですよね。

いざ実際に住み始めてみると、プレイグラウンドの遊具は小学生くらいが対象で、我が家のような幼児にはちょっと難しいなって思うようになりました。
内見ハイだったのかな…と反省。

また、キッズルームもちょっと違和感を覚えることが増えてしまい、使うのをやめました。

うちのコンドミニアムでは、ナニー(乳幼児のケアや教育のプロフェッショナル)が何人もキッズルームに集まって時間を潰しているんですが、正直気になることが多いんです。
ナニーと名乗らないでほしいと思うくらい。

スマホばかり見て子どもを見ていなかったり、飲食禁止なのにお菓子や飲み物を与えたり、床やイスを汚してそのままにしたり…。
こうしてストレスを感じるうちに行かなくなりました。

この後、棚の上を右に左に。
咎める人はいません。

そこで、ショッピングモール。

ここまでくると、もっぱら行きつく先はショッピングモールです。

モールのメリットは言わずもがなですね。
寒いくらい効いているエアコン。
清潔なトイレやベビールーム。
もちろん蚊はいません。
食事もできるし、帰りに買い物もできて至れり尽くせり。
ほんと、モールが最強かもしれません。

有料・無料の遊び場もばっちり

モール内には、無料のキッズスペースがあるところもあります。「Lot10」や「ららぽーとBBCC」、「MyTOWN」など、クアラルンプール中心エリアではいくつか見つけました。
買い物の合間に30分くらい遊ばせたいときなど、無料だとありがたいですね。

無料のキッズスペースがあっても、ちゃんとテナントで有料プレイグラウンドもあります。
逆に、AEONモールや、ツインタワーの「Suria KLCC」など、集客力のある場所には無料のキッズスペースがないことも多いので、要確認です。
(ららぽーとBBCCに集客力がないとディスってるわけではありませんよ!)

ららぽーとBBCCの無料キッズスペース。
遊具の7割は破壊済み。

ちょっとお金を払ってでも遊ばせたいときには、有料の屋内型プレイグラウンドを使っています。
おままごとグッズやトランポリン、ジャングルジムもあって、相場はどこも2時間で30リンギット(約1,000円)ほど。
また、AEONのあるモールには、「kidzooona」や「Kid’s Box」というブランドでAEON経営のプレイグラウンドが入っています。
さすがに毎日は利用しませんが、気分転換にはうってつけですね。

MyTOWNの有料・屋内型プレイグラウンド。
東京ドームシティのアソボ〜ノ!に近い雰囲気です。
広さはモールによってピンキリ。

モールは子ども…いや、大人の憩いの場です。

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